Origin Regression

Single battle

【S4最終3位.5位】鉄魂キョジドクガ

こんにちは!シーズンお疲れ様でした。

今回はS4で使用した構築を紹介します!

並びは↓です!



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それでは構築を紹介します!

 

 

 

 

ンセプト

・一般的にキョジオーン対策とされている「隠密マントor身代わり+積み」に強い要素を多く入れたキョジオーン軸

・巻き返し性能(盤面を動かす性能)の高いポケモンを採用する

・テラバーストを採用せずとも強いポケモンで固め、テラスタルを柔軟に切る

構築経緯

現環境では「火力」「耐久」「素早さ」の全てを兼ね備えるポケモンであるセグレイブとカイリューに対応することが一番重要だと考えた。対応するということは後投げから展開を取るということなので、後投げがある程度効くポケモンを探すところから考えていった。最終的に

 

➀セグレイブ(鉢巻、積み、チョッキ)、カイリュー(鉢巻、竜舞、ドラゴンテール、渦アンコ)の多くの型に対応しやすい

②状態異常をケアすることが出来る(ミトム、バレル、ニンフ、ブラッキー等環境メタ的な位置にいるマイナー寄りのポケモンに強い)

③火力アップアイテムを持たない特殊アタッカー(特にカミ、ツツミ)をある程度見ることが出来る

 

という3つの理由からフェアリーテラスキョジオーンを軸に組むことにした。

次に、「セグカミラッシャドクガカイリュー+格闘タイプ」のシリーズ2におけるスタンパ(だと思っている)に対する選出として「地割れ無効かつ渦カイリューに強い」「隠密マントサーフゴー,眼鏡ハバタクカミに強い」とそれぞれ対応出来るドラゴンテールカイリュー+眼鏡テツノドクガを採用し基本選出とした。

ここまでで「ビルドアップ+身代わり」の「イルカマン」や「イダイナキバ」がきついと感じたので、軸のキョジオーン,カイリューの型との相性も良いエナジーテツノツツミを採用。

次に、「ポイヒガッサに強い」「クエスパトラに強い」「隠密マント,身代わりを腐らせる選択肢として優秀な毒びしを撒ける」という構築に欲しい条件を汎用性を落とすことなく満たせる襷マスカーニャを採用。

最後に、ここまでで選出画面で自由にさせている「サーフゴー」「テツノツツミ+地面(ドオー等)」「ジバコイル」に強く、雑な崩しが出来るチョッキイダイナキバを採用。

 

構築が完成した。

 

個体紹介 

※採用順

キョジオーン@食べ残し 清めの塩 

テラスタイプ:フェアリー

腕白207(252)-120-187(156)-*-123(100)-55

 

塩漬け 守る ステルスロック 自己再生

 

HB-残飯2回込み、特化セグレイブのテラス地震×3が瀕死率0.2%(=初手セグレイブの地震に対して、2連しおづけが安定で押せる)

HD-カミ、ツツミ意識余り

 

神。

セグレイブに強いポケモンはほぼ全て特殊アタッカーに大きな隙を見せるが、その理を外れる物理クッションである。

フェアリーテラスにより「鉢巻逆鱗、鉢巻巨剣突撃、ドラゴンテールに強くなれる。物理受けとしてのキョジオーンはフェアリーテラス以外ありえないと思えるくらい強かった。

ステルスロック「隠密マントで無効化されない、相手を確実に削る技」であり、「隠密マント+積み」をドラゴンテールや吹き飛ばしで流すことでサイクルを有利に進めることが出来る。役割対象である「セグレイブ」「カイリュー」の両方に通るのでフェアリーテラスキョジオーンの性能とよく噛み合っていた

塩漬け、ステルスロックの定数はテラスタイプに依存しないので、ゲームプランを立てやすいのが良かった。

 

 

カイリューゴツゴツメット マルチスケイル 

テラスタイプ:ノーマル

意地195(228)-204(252)-116(4)-*-121(4)-103(20)

 

神速 地震 ドラゴンテール 羽休め

 

A-特化

S-準速ドドゲザン抜き

HBD-残り全部

 

現環境最強ポケモン。今期序盤から使っていた新しい型だったが、めちゃくちゃ強かった。

まず、従来のドラゴンテールカイリューと同じくテツノドクガの炎技、テツノツツミのハイドロポンプの一貫を切りながら、「マルスケ+ドラゴンテール」により多くの「隠密マントor身代わり+積み」への耐性を付けることが出来る。

さらに、ドラゴンテールカイリューでは珍しい、A特化+神速にすることで殴り合いの汎用性を保ちつつ、ドラゴンテールで自分自身の一貫を作る」「火力のあるドラゴンテールで中耐久等倍の身代わりを割る(クエスパトラ等)」ことが可能となった。

ゴツゴツメットは、キョジオーンが隙を見せるドドゲザンやハッサムに活きる他、竜舞羽神速カイリューを塩漬けと合わせて見ることが出来るようになり最強のアイテムだった。神速+ゴツゴツメットカイリューとしての単体性能を損なうことなく構築にマッチさせれたのが大きかったと思う。

ドラゴンテールが後攻技,神速が先制技である関係上、地震を打ちたいドドゲザンの上を取っていれば十分だと考え、Sは本当に最低限のラインにしてHAを高めた。

 

 

 

テツノドクガ@拘り眼鏡 クォークチャージ 

テラスタイプ:炎

臆病157(12)-*-86(44)-192(252)-131(4)-170(196)

 

オーバーヒート 炎の舞 ヘドロウェーブ 吹き飛ばし

 

HBD-5点振り奇数の総合耐久指数最大ライン

C-ぶっぱ

S-最速ガブリアス抜き

 

 

個人的パラドックス最強ポケモン

眼鏡カミの一貫をキョジオーンと合わせて切れて、選出画面で毒菱を回収出来る炎毒複合タイプが非常に強力である。また、圧倒的な火力の高さから強引な崩しが出来るのも優秀。

ステルスロックと合わせることで「カイリュー+サーフゴー」の並びを崩すことが出来るので、キョジオーンと合わせて高い勝率を出すことが出来た。

眼鏡ドクガでの採用が珍しい「吹き飛ばし」はこの構築においては最強の技だった。

まず、カイリュードラゴンテールに耐性を付けて無理矢理瞑想or蝶の舞を積んでくる「フェアリーテラスウルガモス」に後出しから吹き飛ばしで流して有利サイクルを形成することが出来る。また、剣舞したドドゲザンに不意打ちを押させる性質から、吹き飛ばしで流すことが出来る。

この2つの強みのおかげで何試合も拾うことが出来た。

さらに、隠密マント渦アンコカイリューに対して

①渦+流星群ならテツノドクガがかなり動ける

ドラゴンテール無効のフェアリーテラスには毒技が一致抜群で通る

とこちらのカイリューと合わせて滅法強く出ることが出来る。

 

 

 

テツノツツミ@ブーストエナジー クォークチャージ 

テラスタイプ:水

臆病157(204)-*-136(12)-176(252)-81(4)-177(36)

ハイドロポンプ フリーズドライ 身代わり アンコール

 

HB-無振りヘイラッシャ(キョジオーン)の地震を身代わりが13/16で耐える

HD-198カミのムンフォ確定耐え,臆病サーフゴーのテラスシャドーボール12/16耐え

C-ぶっぱ

S-Cより高く

 

不安定要素を補う強さがあるパラドックスポケモン

縛りの面でステルスロック、毒菱と相性が良いのはもちろん、「そこそこのB方面の耐久+高いCS+身代わりアンコール」により物理の積みを切り返せるのが非常に強力である。

不毛な最速ミラー及び、不明なブーストハバタクカミのSラインを意識するよりも耐久に振る方が強いと感じたので本当に最低限のSに抑えて耐久を最大化した。ギリギリで耐えたり身代わりが耐える範囲が広がったり、このおかげで何回も試合を拾うことが出来た。努力値を如何に無駄にしないかが細かい部分で勝ちに繋がるので、改めて努力値を試合で使う」ことが重要だと再認識した。

この構築のテツノツツミは軸ではなく補完としての採用だったので、ハイドロポンプの命中不安は「軸が勝てない並び、本来勝てない試合展開に命中不安技のパワーを使ってでも勝つ」と考え、割り切っている。サーフゴーでドドゲザンに気合玉を打つのと同じ感覚だった。

 

 

マスカーニャ@気合の襷 新緑 

テラスタイプ:悪

意地155-178(252)-91(4)-*-90-175(252)

 

トリックフラワー はたき落とす 不意打ち 毒菱 

 

A-特化

S-ぶっぱ

 

パラドックス環境最強御三家。

多くの型のハバタクカミ、テツノツツミ、テツノドクガに対面勝てる性能の高い襷枠でありながら、一致技である「はたき落とす」で隠密マントを無くす、「毒菱」で隠密マントや身代わりを腐らせる等、キョジオーンメタに強いポケモンである。

「草タイプの水半減のおかげでSで上を取っているイルカマンにしっかり有利を取ることが出来る」「悪タイプのエスパー無効により、ルミナコリジョンの一貫を切ることが出来る」といったように、素早さとタイプが非常に噛み合っていて強い

対面構築以外の襷枠は火力を伸ばすテラスタルが強いと思っているので、有象無象への打ち合いが一番強くなりそうな悪で採用した(不意打ちのリーチが伸びるのがかなり大きい)。

 

イダイナキバ@突撃チョッキ 古代活性 

テラスタイプ:氷

意地197(52)-187(148)-152(4)-*-94(164)-125(140)

 

地震 インファイト アイススピナー はたき落とす

 

A-11n

S-遅いサーフゴーを抜きたいので準速キノガッサ+3

HBD-H奇数で総合耐久指数最大のライン

 

偉大すぎるラストピース。

地面でボルトチェンジを、格闘で不意打ち(ドドゲザン)の一貫を切れるのが強く、高火力広範囲で受けにくいので選出画面で偉大な圧力をかけることが出来る。役割を絞っているので実際の選出率は高くないが、多くの勝利に貢献してくれたと思う。

地面枠はテツノカイナやジバコイルに出したいが、「叩き落とす+高火力一致抜群」により、これらと組まれがちなキョジオーンにもある程度の崩し出来るのが他の地面枠に無い強みである。

テラスタイプを氷にすることで、実質地面テラスセグレイブのような範囲で崩すことが出来る。(氷タイプの地面テラスと地面タイプの氷テラスは攻撃方面の強さは近いものがあるということ)

チョッキ枠はかなり悩んでいて、ハッサム→ドドゲザン→テツノカイナ→スナノケガワ→イダイナキバとシーズンを通して変わっていたが、最後に納得の出来るポケモンを組み込めて良かった。

 

要点

塩漬けメタのケア+ ,,

隠密マント、身代わりにも有効な積みの対策(吹き飛ばし、火力のあるドラゴンテール、アンコール、毒菱)を多く絡めることで不意の崩しにも対応し、キョジオーンの性能を最大限発揮しやすいようにしている。

巻き返し性能の高いポケモンを採用する

現環境はテラバーストや一撃必殺、状態異常等で急な不利展開を取ってしまうことが少なくないが、「ドラゴンテール」「吹き飛ばし」「アンコール」等の盤面を動かす性能の高い要素を多く入れることで巻き返しやすくしている。

タイプによらない削り 

ステルスロック、塩漬け、ドラゴンテール、毒菱」と一部の要素以外に通る技で展開していくことで、自分視点の試合展開をわかりやすくしている。

 

 

選出

セグカミラッシャドクガカイリュー@1

 

基本選出であり組み始め。実際に、9割程度勝つことが出来たと思う。

 

 

その他は相手の構築にその場その場で考えて選出していた。具体的に、

 

イルカマン、イダイナキバ→

ジバコイル、テツノカイナ→

エスパトラ→

 

というように、キョジオーン軸を破壊しがちなポケモンに優先的に選出を合わせていた。

 

 

重いポケモン

隠密マントギロチンドドゲザン 

ドドゲザンのギロチンは後出しからの対策が運以外不可能なので、キョジオーンの塩漬けに必ず裏目を付けられてかなりきつかった。

 

 

結果

TNたましい 最終2227-3位 154-55

TNスカーレット 最終2216-5位 356-213


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最後に

S3で一撃必殺が一番強いと最終的に仮定してしまったことを振り返り、今期は運が絡みにくい強い構築を組もうと序盤から終盤まで走り切りました。結果、月初に組んだ構築を徐々に煮詰めて最後に勝つことが出来て本当に良かったです。

構築に自信があったので欲を言えばもちろん最終1位を取りたかったですが、最終戦のマッチング的に勝っても2位だったのと、最終戦プレミ負けではないので、気持ち切り替えてまた頑張ろうと思います。

9世代でようやく自分で納得のいく構築を作れたことが何より嬉しいです。

ここまで閲覧ありがとうございました!

 

最終日対戦集

上位勢とも多く当たっています!是非見てください!

youtu.be

 

 

 

【S35最終1位】破壊ザシオーガシャドー

こんにちは!シーズンお疲れ様でした。

今回はS35で使用した構築を紹介します!

並びは↓です!

それでは構築を紹介します!

 

 

 

 

ンセプト

ステルスロック,珠アタッカーに安定する対面構築

・行動保障を潰してくるサイクルを誘殺する

構築経緯

A特化インファソラブレザシアン+特化インファマーシャドーディアルガ,グラードンの起点作成型,珠アタッカー型の両対応になる上に有象無象への殴り合いで噛み合わせを無くしやすいと感じたので軸として組み始めた。

HAザシアン+マーシャドーは対面からはルギアに完封されてしまう+相手のザシアンが早いパターンやマシャザシミラーでS勝負になってしまうので、ザシアンに一度後投げが効きルギアを打開出来るポケモンとして、ヨプナットレイを採用した。

次に、ソーラーブレードをケアする行動であるグラードンの「ダイアース」に対して強く、特殊アタッカーで一番殴り合い性能が高いと考えているスカーフカイオーガを採用した。

ここまでの4体が対面の軸であり、きついのが

①ジガルデ(ランド)+ナットのサイクル

②ネクロ絡みのサイクル構築

だったので、それらに対して対面駒だけを投げられても腐りにくいイベルタル+メトロノームムゲンダイナを採用。

 

構築が完成した。

 

 

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(レンタルは無し)

 

 

個体紹介

※採用順

ザシアン@朽ちた剣 不撓の剣

181(108)-244(252)-136(4)-*-136(4)-186(140)

 

巨獣斬 インファイト ソーラーブレード 電光石火

 

A-神のガチ特化

B4グラードンに対してソーラーブレードが214~

B4ディアルガに対してインファイトが236~

HB特化ルギアに対して巨獣斬が94.19%の乱数二発(ステロを撒いていれば対面から押し切れる)

ステルスロック+巨獣斬+電光石火で191(188)-136(4)ザシアンを78.5%(急所非考慮)で落とす

鉄のトゲ+巨獣斬+電光石火で199(252)-136(4)ザシアンを250/256で落とす

鉄のトゲ×2+巨獣斬で199(252)-136(4)ザシアンを確定

HB-ガチ特化ザシアンの巨獣斬確定耐え

S-意地HDザシアン(スカーフカイオーガのしおふき最高乱数切り耐え)が端数降りしたときの最大値185を抜く186

 

スーパーガチ特化ザシアン。

ヨプ等の起点ディアルガに対してインファイト→ステロのタイミングでマーシャドー引きで襷を残す」、珠ディアルガインファイト+マーシャドーインファイトで縛る」。起点グラードン「ソーラーブレードでワンパン」ダイマグラードン「ソーラーブレード+雨しおふきで縛る」

上記のように打つ技を予め固定しておく(ディアルガにはインファイト,グラードンにはソーラーブレード)ことで起点型,アタッカー型の両対応をしつつ、起点型だったとしても78.5%(電磁波当てられてかつ一発痺れを引かない)を引く事さえ出来れば有利展開を作ることが出来るのがとても良かった。

カイオーガの圧力により初手に来るザシアンのほとんどがHAorHDベースなので、命を削ってSを大きく伸ばすことにより初手のミラーの打ち合いで極力有利になるようにしている。実際にS降りはかなり活きたので、HAザシアン等の耐久が重要なポケモンでも素早さ調整をしっかり吟味することが重要だと改めて感じた。

 

ガチ特化に関して。

A242と244ではB4ザシアンに対して巨獣斬と電光石火ともに乱数がずれるので、そのずれが活きる構築なら244にしたいという考え方が自分の中での結論。今回はソーラーブレードもあるので尚更であった。

 

 

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マーシャドー@気合いの襷 テクニシャン

意地165-194(252)-101(4)-*-110-177(252)

 

シャドースチール 影打ち インファイト 岩石封じ

 

A-特化

B4ディアルガに対してインファイトが186~

影打ち+巨獣斬がB4ザシアンに202~

電光石火×2+影打ちでB4カイオーガ瀕死率65.4%

191(188)-136(4)ザシアンを+1シャドースチール+影打ちで急所込み瀕死率83.5%

S-ぶっぱ(HAザシアン意識)

 

このルールの主役枠(と思っている)。

襷黒バドと比べると「強力な先制技」「ディアルガに対しての打点が大きい」「積み(特にダイジェッター)のストッパーになる」「無効の無い火力のあるS操作技を持つ」等の要素が偉く、個人的に襷枠としてずば抜けていると思っていた。本当に強すぎる。

また、「ホウオウ+ナットレイ」「キュレム+ヌオー」等ザシオーガの苦手に強く攻めの補完もとても良かった

見た目が可愛くてめちゃ頑張ってくれて好きなポケモンになった。

意地ASにすると、「遅いHAザシアンはシャドースチール2発で縛れる」「早いHAザシアンは耐久が落ちてシャドースチール+影打ちで縛れる」と、HAザシアンに滅法強くなる。

余談だが、別の主役候補であるメルメタルも実際に最終日2日前に試してたところ、30位→1900位まで溶けてしまい「早さが正義である」という現実を思い知らされて泣いた。。

 

 

ナットレイ@ヨプのみ 鉄のトゲ

181(252)-160(252)-152(4)-*-136-22(個体値0)

 

ジャイロボール 叩き落とす 宿り木の種 ステルスロック

 

HB-陽気ザシアンのじゃれつく+インファイト確定耐え,巨獣斬+インファイト199/256(=77.73%)で耐える

HD-ステロ×2+C+2ゼルネアスの気合玉確定耐え

A-特化

199-135ザシアンにジャイロボールが151〜 →鉄のトゲ2回と合わせて199〜で確定

無降りゼルネアスをジャイロボールで確定で落とす(212~252ダメージ)

HBルギアの身代わりをジャイロボール及び持ち物有りはたきおとすで確定で割る

 

唯一の一般枠。

鉄のトゲ+ステルスロックという要素が対面での殴り合いで差をつけることが出来た。

具体的に、鉄のトゲはマーシャドーの襷を削る」「ザシアンの調整をずらす(対面,カイオーガザシアン圏内にする)」ステルスロック「ルギアのマルチスケイルを潰す」「マーシャドーや黒バドの襷を削る」「相手のザシアンを巨獣斬+電光石火圏内に入れる」というように使えるポケモンが限られたこの環境において使用率の高いポケモンに無類の強さを誇る

上記のダメージ計算のようにザシアンの巨獣斬やじゃれつくに対してある程度後出しが効くことが多くの試合で選出の理由付けになっていた。

はたきおとすは相手のスカーフを落としてSを逆転したり、ルギアの身代わりを割れるのでそこの崩しとして重宝した。

 

ラスト2時間までは吞気H252A188B68の調整で特化ザシアンにも後出しが安定するようにしていたが、補正有A252が欲しい場面の方が多かったので変更したところ、最終戦でもろに活きて本当に良かった。

 

 

 

 

カイオーガ@拘りスカーフ あめふらし

臆病175-94(個体値0)-111(4)-202(252)-160-156(252)

 

しおふき 雷 れいとうビーム 電磁波

 

HB-珠イベルタルイカサマが28.52%の乱数二発

C-ぶっぱ

鉄のトゲ+雨しおふきで199(252)-154(148)ザシアン(カイオーガのしおふき確定耐え)を13/16で落とす

S-最速(ザシアン黒バドをスカーフ込みで抜く)

 

シンプルに最強スカーフカイオーガ

トリトドンガマゲロゲ等の水無効がパワーについていけなくてほとんど採用されないので本来のパワーを取り戻している

今のルールは「ザシアンの巨獣斬での縛り」「マーシャドーシャドースチールによる切り返し」「ルギアの受け性能」の存在でダイマックスの切り方が難しいが、スカーフカイオーガはそれらに対して「巨獣斬半減」「能力を上げないためパクられない」「HBルギアをストリーム×2で吹っ飛ばせる」といったように不自由なく動かすことが出来るためダイマックスがめちゃめちゃ強い。

スカーフカイオーガでの採用が珍しい電磁波は、ダイウォールになることでダイマ性能の引き上げたり、電磁波+巨獣斬でスカーフ黒バドを縛る等、動きの幅を増やすことが出来て革命技だった(禁止伝説2体ルールのスカーフ黒バドと同じイメージ)。さらに、ムゲンダイナへの崩しとしても強く機能する。

また、雨を降らすことで味方の強化(ザシアンをイベルに後投げ可能になる等)をしたり、ザシアンが抜群を取られる炎を半減で受けれる、といったようにザシアンとの相性が非常に良く、ケアしづらい1サイクルを合法的に行える。

 

イベルタル@命の珠 ダークオーラ

控えめ201-*-124(68)-201(252)-118-143(188)

 

悪の波動 暴風→デスウイング 熱風 追い風

 

C-特化

S-準速90族抜き

HB-ダイマ時、特化ザシアンの+1巨獣斬+珠ダメ13/16耐え

 

破壊の神。

マーシャドー+カイオーガと相性が良く、それぞれの受けポケモンである「ジガルデorランドロス」+「ナットレイ,キュレム」を安定して破壊することが出来る。

多くの破壊ポケモンはアグロ選出をされたときに腐ってしまうことがあるが、耐久振り+準速90族(眼鏡カイオーガや珠ディアルガ)抜きの両立をすることで対応することが出来た。

最終日の途中で暴風の代わりに採用したデスウイングは、回復量がバグっていてHBジガルデやマーシャドー,黒バドに対して短いサイクルを回すことが出来る。

性質上カバザシ系統に強く、追い風のS操作が対面リレー、切り返しで役に立つ。

 

 

ムゲンダイナ@メトロノーム プレッシャー

臆病215-94-116(4)-197(252)-115-200(252)

 

ダイマックス砲 火炎放射 毒々 身代わり

 

C-ぶっぱ

S-最速(ミラー,意地ザシアン意識)

 

革命型色ムゲンダイナ。

技構成自体は崩しのムゲンダイナとしてよくあるものだが、メトロノームを持つことで「身代わりを残した状態からなら耐久型ネクロズマを突破出来る」という相手視点ありえないことを起こすことが出来る。これにより軸が呼ぶ「ムゲンダイナ+ネクロズマ」を誘い殺すのが非常に刺さった。

AがVであることよりも見た目でモチベーションを圧倒的に上げるために色違い配信産を使用している。このおかげからか、最終盤はありえないレベルの下振れがいつものシーズンより少なかった気がした。

 

 

 

 

 

要点

電磁波ステロポケモンに強い対面構築 f:id:shar965:20210305031409p:plainf:id:mega-salamance:20211213074604p:plain

電磁波+ステルスロックは殴り合いにおいて一歩先に出れる要素であるが、アタッカーをケアしつつのさらに一段階上のメタが最強であった。

1サイクル回して殴り勝つ f:id:shar965:20210305031409p:plainf:id:mega-salamance:20211213083053p:plainf:id:mega-salamance:20211213074604p:plain

対面構築は不利対面引けないから不利展開になる、という問題が起こりやすいが、タイプ補完や持ち物,技を工夫して最低限の短いサイクルを回すことである程度解消することが出来る。

サイクルの誘殺 f:id:mega-salamance:20211204013836p:plainf:id:mega-salamance:20211213083053p:plain

分かりやすい対面構築の並びはタイプ,高耐久による受けの崩しが厳しいが、そこを逆手にとって見えにくい所から誘い殺しをすることで、選出択も緩和し安定させることが出来た。

 

 

選出

対グラ(ディア)ルギアザシアン系統

→ f:id:shar965:20210305031409p:plainf:id:mega-salamance:20211213074604p:plainから3体

 

圧倒的有利。最終日はプレイングも冴えており全て勝つことが出来た。

対ダイナネクロイベル系統 

f:id:mega-salamance:20211204013836p:plain@2

上記のようにメトロノームムゲンダイナを軸に崩していく。

対バドゼルネ系統

→ f:id:shar965:20210305031409p:plain@1

初手の襷黒バドやゼルネアスに強いスカーフカイオーガと、積みを否定するマーシャドーで有利を取ることが出来る。

対有象無象 f:id:shar965:20210305031409p:plain

殴り合いで一番パワーが高い選出。マーシャドーが選出に絡んでいるので積みもケア出来る。

 

 

 

重いポケモン

コスパムゲンダイナ f:id:mega-salamance:20211204013836p:plain

突破手段が少ないため、すきを見せて積まれてしまうと急所やれいび,麻痺等の追加効果でしか突破が出来なくなってしまう

 

 

結果

TN Cypher 最終2087-1位 212-81

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TN はかい 最終2051-6位 220-127

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TN Res 最終2014-25位 94-44

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最後に

初めての最終1位めちゃくちゃ嬉しいです!

8:55時点で1位の所から自分の構築とプレイング,運を信じて魂を込めて潜って勝てて本当に最高でした。最後に試合で勝った瞬間,最終1位の画面を見た瞬間の両方とも桁違いに嬉しかったです。

序盤から終盤まで、普段から出来ることを全力でやり切ることが最上位を目指す土俵に立つために絶対に必要なのだと強く感じるシーズンでした。

8世代は最高のゲームです。

 

最終日対戦動画

逆境を乗り越えろ。 S35最終日対戦Part1 - YouTube

プレイングに魂を込めろ。 S35最終日対戦Part2 - YouTube 

【最終1位】最強対面構築「ザシオーガシャドー」と共に頂へ! S35最終日対戦Part3 - YouTube

【最終1位,6位,25位】S35最終日対戦集 ザシオーガシャドー - YouTube

 

【S34最終27位】霹靂ディアルギア

こんにちは!シーズンお疲れ様でした。

今回はS34で使用した構築を紹介します!

並びは↓です!

それでは構築を紹介します!

 

 

 

 

ンセプト

・イベザシオーガ黒バドの破壊力のある対面選出

・対面が不利取るサイクルにはディアルギアで安定してテンポを取る

構築経緯

対面キラーであるダイナネクロやルギア絡みのサイクル構築に対してヨプディアルガ+ノーウェポンルギア+珠イベルタルが相手にイベザシオーガ黒バド等のアタッカーが含まれていたとしても選出に困らずに破壊出来ると考えて軸。

軸が動かしづらいホウオウ絡みのサイクル構築に有利が取れる組み合わせとしてワイボザシアン+チョッキカイオーガを殴り合いの駒として採用。

最後に、ディアルガ展開を強く使えるスカーフ黒バドを採用していたが、単体で選出し辛かったので非ダイマでの対面性能が高くイベルオーガとの特殊への役割集中で通しやすい襷黒バドを採用。

構築が完成した。

レンタル


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個体紹介

※採用順

ディアルガ@ヨプのみ

特性:プレッシャー
性格:ずぶとい
実数値:207(252)-112-158(28+)-171(4)-145(196)-114(28)
れいとうビーム だいちのちから でんじは ステルスロック

 

HB-陽気グラードンの断崖の剣確定耐え

陽気ランドロスの珠地震12/16耐え

HD-特化イベルタルの珠ダイアーク最高乱数切り耐え

S-麻痺準速イベル抜き

 

展開役禁止伝説。

圧力をかけつつ、環境トップのほとんどに行動保障を持てる型。特に、耐久ポケモンであるルギアやネクロズマ、ムゲンダイナに対して「電磁波+打点」を持つことで裏のポケモンを無償で展開出来るのが強みである。さらにステルスロックを覚えるので裏のポケモンの一貫を取る選択肢を持てる。

しかし、ダイマックスの圧力により「身代わり」を誘うのが電磁波を打つ上でかなり困ったのでそこをもっと改善するべきであった。

 

 

ルギア@たべのこし

特性:マルチスケイル
性格:ずぶとい
実数値:213(252)-85-199(244+)-110-174-132(12)
じこさいせい みがわり  でんじは ふきとばし 

 

HB-特化ザシアンのワイボの乱数がずれる最大

S-余り

 

ノーウェポン。

身代わりで状態異常を、マルチスケイルで急所の拒否が出来ているため、詰ませや運負けを拒否しつつ展開出来るのが強み。ディアルガの「死なないで、ステルスロックを撒ける」という性能が吹き飛ばしと非常に相性が良く、ルギアを突破出来ない選出にはTOD勝ちを狙える。また、ギミック構築に滅法強いのも対面構築と相性が良かった。

しかし、ステルスロック+特殊禁止伝説(黒バドイベル)に選出を躊躇させられるのが弱いと感じた。

イベルタル@いのちのたま

特性:ダークオーラ
性格:いじっぱり
実数値:201-201(252+)-116(4)-135-118-151(252)
イカサマ ふいうち ゴッドバード はがねのつばさ 

 

A-特化

無降りダイマイベルタルをダイジェット+珠ダメ×2で98.83%の乱数二発

ダイジェット+ダイアークが無降りザシアンに171~200(ステロ込みでH降りザシアンレベルでもまあまあ落ちる)

S-ぶっぱ

 

破壊の神。

黒バドに強く全てを破壊出来るのが強み。ディアルギアと合わせる駒としては文句無しの強さである。また、特化+ゴッドバードで採用することでミラーに強くなる上にステルスロックと合わせてザシアンを縛りやすくなる。

ただ、対面駒としてはザシアンに不利を取ってしまうのに引き先を用意しにくいのが難しいと感じた。

 

ザシアン(けんのおう)@くちたけん

特性:ふとうのけん
性格:いじっぱり
実数値:197(236)-244(252+)-136(4)-90-136(4)-170(12)
きょじゅうざん じゃれつく ワイルドボルト でんこうせっか 

 

調整は

【S31最終2036-20位】暴雨ザシオーガ - Origin Regression

と同じものを使用。

 

A-特化

S-最速ガブリアス抜き

HBD-余りでできるだけ高く

 

神。

この構築で一番強かった。A特化かつワイボで受けサイクルにも刺さり、電光石火で対面駒としても申し分ない性能を持っている。ザシアンミラーは最速でSに勝つよりもHAに振り切ってステルスロック+巨獣斬+電光石火で落とす方が基本的に勝率が高いので、Aを妥協せずに毎回特化にしている。242ザシアンを使ったり最速以外でミラーに勝とうとするのは甘えだ。

この技構成のおかげで削れた封印ザシアンをワイルドボルト+電光石火で縛る試合があった。

 

カイオーガ@とつげきチョッキ

特性:あめふらし
性格:ひかえめ
実数値:201(204)-94-111(4)-220(236+)-161(4)-118(60)
しおふき こんげんのはどう かみなり れいとうビーム 

 

HBD-黒バド意識で出来るだけ高く

C-こんげんのはどうで無降り黒バドを14/16で落とす

こんげんのはどうで213-191ホウオウを確定

ザシアンコピーメタモンを電光石火+こんげんのはどうで確定

S-麻痺スカーフカイオーガ抜き

 

HCの鬼。

HC+チョッキで採用することで特殊禁止伝説+ザシアンの並びに滅法強く出ることが出来る。ステロ+スカーフ黒バド+ザシアンの黒バドを止めるのに非常に重宝するので、そこを意識するならばチョッキカイオーガはHを可能な限り伸ばすのが良い。今回は命中不安に目をつぶって根源の波動を採用しており、これにより禁止伝説への打ち合いにかなり強くなった。

 

バドレックス@きあいのタスキ

特性:じんばいったい
性格:おくびょう
実数値:175-81-101(4)-217(252)-120-222(252+)
アストラルビット サイコショック マッドショット わるだくみ 

CSぶっぱ

バドレックス@こだわりスカーフ

特性:じんばいったい
性格:ひかえめ
実数値:182(52)-81-131(244)-232(204+)-121(4)-171(4)
アストラルビット サイコショック ドレインキッス トリック 

 

【S30最終2097,2089-4位,5位】バドホウオウ結 - Origin Regression

の調整のSをCに一つ回したもの

 

ザシアンに強い対面駒。

選出に「ザシアンより早いポケモン」は出来るだけ入れたいので採用した。イベルタルイベルタルを見てる構築に対しては、物理イベルタルの圧倒的破壊力で役割集中をかけて通すことが出来た。しかし、イベルタルに弱いのが選出順番を考えるときに厄介であったので、黒バドは以前のルールよりかなり弱体化していると思った。

ステルスロック+ザシアン+スカーフ黒バドは制圧力が高いが、スカーフ黒バドはダイマしないと強く無いので構築に完全に嵌らなかったのが無念であった。

 

 

要点

ディアルガ+ルギアの安定した場作り

上述した通り電磁波や毒々をケアしつつアタッカーの一貫を作っていける。

破壊力の高い対面選出 f:id:shar965:20210928050052p:plainf:id:mega-salamance:20211213083053p:plainf:id:shar965:20210305031409p:plain

破壊力の高い対面駒を用意することで有利展開を取ったときにアドバンテージをそのまま勝ちに繋げやすくしている。

 

選出

ダイナネクロ、ルギア絡み @1

対面選出 f:id:shar965:20210928050052p:plainf:id:mega-salamance:20211213083053p:plainf:id:shar965:20210305031409p:plain

ステロ展開 @2(前期の序盤に上げた構築記事の応用)

重いポケモン

グラードン

ディアルガが出落ちしてしまう可能性がある上に他のポケモンでも展開を取りにくいため。

 

 

結果

TN Aero 最終2020-27位 141-80 

画像

 

最後に

今期は最終日前日までは20位以内×3に位置していて調子が良かったが、今振り返ってみるとほとんどの勝ちは構築によるものではなく、自分自身の嚙み合わせ力に大きく依存していた。あくまでもこのゲームの本質はプレイングではなく構築であるにも関わらず、一時的な勝利を判断基準にしてしまい、最終的に勝ち切ることが出来なかった。

これを糧にして今後は自分の構築の強さを客観視するとともに、強い構築を安定して作れるよう練習しようと思う。無限の努力を強さに変えていきたい。

 

最終日対戦動画

【最終27位】S34最終日対戦集 Part1-レート2000まで 【ポケモン剣盾】 - YouTube

 

【最終27位】S34最終日対戦集 Part2-最後まで 【ポケモン剣盾】 - YouTube

【S33最終5位】無敵ダイナホウオウ

こんにちは!シーズンお疲れ様でした。

今回はS33で使用した構築を紹介します!

並びは↓です!

それでは構築を紹介します!

 

 

 

 

ンセプト

・相手の崩しを潰す純正受けループ

・3体の選出と6体の圧力でメジャーな並びに選出択をしない

構築経緯

環境に多いウオノラゴンとウーラオスにサイクルを回すのは難しいが、HBムゲンダイナがそれらのポケモンをケア出来るのがサイクルを回す上でかなり重要だと考え、始点として構築を組み始めた。

次に、「ウーラオスやウオノラゴンに役割破壊されにくい」というムゲンダイナの強みを活かすため、選出択になりにくくかつ役割対象に安定するポケモンを採用していった。

具体的に、環境に多いザシアンに一番安定するサイクル駒として必須と考えているゴツメヌオーカイオーガ+サンダー,ゼルネアスを受けれる瞑想ラッキーランドロスネクロズマに有利択でサイクルを回せるHBテッカグヤ、黒バド+サンダーに強いバンギラスを採用した。

最後に、イベルタルやホウオウ等の受からないポケモンダイマックス+再生力で無理矢理誤魔化せるHBホウオウを採用。

構築が完成した。

 

レンタル

 

 

 

個体紹介

ムゲンダイナ@黒いヘドロ プレッシャー

臆病247(252)-*-140(196)-166(4)-116(4)-172(52)

 

ダイマックス砲 身代わり どくびし 自己再生

 

H-総合耐久意識ぶっぱ

HB-物理に動きやすいよう出来るだけ高く

(陽気ウオノラゴンの鉢巻逆鱗確定耐え)

S-準速エースバーン抜き

C,D-端数

 

最強宇宙生物

ウオノラゴンとウーラオスへの役割技となる上に、純正受けループはゼクロムゴチルゼルがきついのでダイマックス砲を採用。この技のおかげで中途半端な崩しの認識をかなり咎めことが出来た。

毒びし+身代わりは主にラッキーとジガルデ意識で、この技のおかげで歌うラッキーにムゲンダイナから崩される確率,展開をかなり減らすことが出来た。また、高耐久で早い身代わりは様子見や詰め、急所ケア、ダイマケア等様々な用途で使えてシンプルに最強。

プレッシャー+HB身代わりはザシアン+サンダー@1の釣り交換を咎めやすいのも良い点である。

 

 

 

ホウオウ@厚底ブーツ 再生力

慎重213(252)-150-141(244)-*-191-112(12)

 

聖なる炎 ブレイブバード 身代わり 自己再生

 

HB-特化ザシアンの+1ワイボ確定耐え

特化珠イベルタルのダイアーク(130)最高乱数切り耐え

特化悪ウーラオスの暗黒強打の2ターン生存率67.19%

HD-特化黒バドのアスビ+ダイサイコ確定耐え,アスビ+ダイホロウもほぼ耐える

臆病黒バドの+2ダイホロウ確定耐え

特化珠イベルタルのダイアーク(130)を打たれても15/16で身代わりが張れる

S-+1で最速サンダー抜き

 

珍しい慎重HBホウオウ。

対物理性能をそこまで損なうことなく、黒バドや特殊イベルに圧倒的に安定する

①対イベルの変化

従来のホウオウは対特殊イベルで再生から入ることを強要されるため、裏の物理やカバラグへの引きに1ターンスキを見せることがあったが、「ダイアークを打たれても身代わりが張れる」ので、イベル軸にかなり有利に試合を進めることか出来た。

②対黒バドの変化

従来のホウオウは火力のある黒バドのアスビ+ダイサイコ(ホロウ)で倒れてしまうため黒バドのアスビに受け出した後に、引きかダイマが強要されることが多かったが、「アスビを打たれた後のダイマ技まで耐える」ので、黒バド入りにダイマを強く使いやすくなる上にこちらのケアを利用した釣り交換を咎めことが出来た。

 

このように、慎重ホウオウは黒バドと特殊イベルへの安定度が段違いで、とても強かった。

身代わりは歌うラッキーにテンポを取られないように採用した。厚底ブーツホウオウを使うなら必須だと思う。今回の構築ではムゲンダイナのどくびしとの相性も良かった。

 

 

 

ラッキー@進化の輝石 自然回復

穏やか326(4)-*-57(252)-*-172(252)-70

 

卵産み 地球投げ 瞑想 ステロ

 

HB-低中火力物理アタッカーに崩されないよう出来るだけ高く

HD-特化ゼルネアスの+2ダイフェアリー×2が瞑想→産みで確定で受かる

特化珠カイオーガのしおふきが10.94%の乱数二発

 

歌う非採用型ラッキー。

圧倒的な特殊耐久に加えて瞑想を採用することで

①珠オーガやジオコンゼルネアスに受けが成立する

②特殊禁伝+サンダーの並びに選出択を無くすことが出来る

という固有かつ重要な性能を付与することが出来た。

ステロは、歌うラッキーにテンポを取られないようにするのと、特殊+物理の釣り交換を咎め技として採用している。

地球投げがあるおかげで、瞑想オーガやジオコンゼルネに勝率をかなり上げることか出来る上、ゴチルゼルで嵌らなくなった

 

 

 

ヌオー@ゴツゴツメット 天然

吞気202(252)-105-150(252)-*-86(4)-49

 

地震 渦潮→アンコール 毒々 自己再生

 

HB-ザシアン等の物理意識で特化

S-最遅ラッキーと同速(個体を用意する時間が無かったが、48のが良い)

 

最強ザシアン受け。

毒毒は特殊に当てると、交換するたびに削れるので釣り交換を咎めことが出来る。

アンコールはゴチルゼル対策かつステロ+身代わり吠えるスイクン等に抗える技。

ゴチルゼル眠ったタイミングでアンコールを押すと眠るかダイマしか押せなくなりスイクンは身代わりを押すタイミングにアンコールを合わせると、地震2回で割ってから毒毒を入れることが出来る。この枠は渦潮で採用していたときに身代わり吠えるスイクンに負けてから変更したが、その後当たることは無かった。

ダイアースを複数回積み、特殊と物理の両詰ませをすることも覚えておくと便利である。

 

 

テッカグヤ@食べ残し ビーストブースト

図太い204(252)-95(個体値0)-169(244)-128(4)-122(4)-82(4)

 

ラスカ 宿り木 身代わり 守る

 

HB-ランドロスの+2珠ダイロックの乱数がずれる最大

CDS-端数

 

最強ポケモン。MVP。

ムゲンダイナのどくびしやラッキー,バンギのステロからテッカグヤ宿り木で嵌める動きがめちゃめちゃ強かった

ネクロとランドを同じく役割対象とするムドーやアマガと違い、回復に宿り木の種と残飯を使うので引きとステロに強く、守るでランドロスとのダイマ択が有利なので、ランドロス性能は実質的に一番高いと考えている。

ラスターカノンはダイスチル媒体であり、特殊技なおかげで身代わりビルドランドをケアすることが出来るため最適解であった。

 

 

 

バンギラス@カゴのみ 砂起こし

慎重207(252)-154-131(4)-*-167(252)-81

ロクブラ イカサマ ステロ 眠る

 

HD-イベル黒バド意識で最大

 

黒バドイベル対策の鬼。

ステロの採用により、歌うラッキーにテンポを取られないようにしている。また、黒バドホウオウを使ってたときと同じ構成にすることで練度によるプレイングのゴリ押しで勝てる試合もあった。

ダイアーク媒体のイカサマは、この構築では詰めの段階でダイナックル以外の物理に起点にされないのが特に強い。

ロックブラストは身代わりホウオウに強く、一定数いた黒バド+ホウオウには立ち回り込みで全て勝つことが出来た。

 

 

要点

役割破壊されにくいポケモンで固めたサイクル 

後投げでの役割破壊がされにくいポケモンを採用することで、不慮の事故で対戦に負ける回数をかなり減らしている。

 

釣り交換のケアf:id:mega-salamance:20211204013836p:plain

どくびしorステロを多くのポケモンに採用することで多くの対戦で「相手が交換でダメージを受ける」状態を作り、釣り交換で崩されにくくしている。

ダイマ択の延長 

ダイマを使うポケモンが役割対象にある駒に細かい調整を施したり身代わりや守る、眠るの採用によりダイマ択を極限まで減らし、役割対象のダイマにちゃんとダイマを合わせるプレイングを現実的に可能なものにした。

ゴチルゼルに勝つ 

圧力の無いポケモンにはゴチルゼルに全く嵌まらないよう工夫を施すことで、サイクルの天敵であるゴチルゼルにほぼ勝てるようにしている。

 

サイクル不可能な並びを無理矢理対処する、アタッカーの可能性があるポケモンを採用する f:id:mega-salamance:20211204013836p:plain

誤魔化し性能の高い身代わりホウオウで受けが不可能な並びを無理矢理潰すことが出来る。また、圧力の高いポケモンを多く採用することで相手の選出が読みやすくなる上、アタッカーのケア(眼鏡ムゲンダイナ,珠ホウオウ)を利用して厳しい対戦を拾っていた。

 

 

 

選出

基本的に相手の並びの6体にサイクルを回せるように選出し、選出択になる場合は相手の視点になって出したいポケモンを考えてそれに合わせて選出する。

ゼクロムやジガルデ等一見受からない竜禁止伝説はアタッカームゲンダイナの圧力を利用して先にテンポを取ることが重要。

相手の型が分かっている場合は、それに対しての最適選出をする。

 

 

対ザシオーガサンダーウーララキヌオー

・・・f:id:mega-salamance:20211204013836p:plain(安定)

対バドザシサンダーランドラキヌオー

・・・(安定)

 

対カバイベザシヒトムノラゴンサンダー

・・・f:id:mega-salamance:20211204013836p:plain(割と安定)

 

対バドザシカバサンダーノラゴンガオガエン

・・・f:id:mega-salamance:20211204013836p:plain+or(ホウオウのダイマで誤魔化すことを基本的に考え、ザシアンと黒バドのどちらを重く見るかで選出を変える)

 

 

 

 

重いポケモン

単体で重いポケモンはほとんどいないが、攻めに寄りすぎた構築に選出択や型読みを失敗すると厳しい対戦になる。

 

気合玉+ダイロック特殊イベルタルf:id:mega-salamance:20211213083053p:plain

誰も受かるポケモンがいないのでシンプルに一番きつかった。

 

 

 

 

結果

TNソード 最終2089-5位 116-55

TN Lancer 最終2017-41位 75-27

TN シールド 最終2005-67位 47-13

 

最後に

今回は初めて純正受けループを最終日に使用し、最終一桁を取れて嬉しいです。最終日の朝8時代に4位から潜って無理な構築を引いてしまう等今回は流れがついてこなかったので、最終1位は目指せるときにまた目指そうと思います!

ここまで閲覧ありがとうございました!

 

最終日対戦動画

良かったら見てください!

youtu.be

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【革命】破壊光線チョッキカイオーガ

こんにちは。今回は前期使っていてはちゃめちゃに強かったチョッキで破壊光線を持ったカイオーガについて、あまり記事が無かったので紹介しようと思います!

 

カイオーガ@突撃チョッキ あめふらし

控えめ197(172)-*-111(4)-220(236)-161(4)-122(92)

ダイマ394(172)-*-111(4)-220(236)-161(4)-122(92)

 

しおふき 雷 れいび 破壊光線

 

 

調整

HB-陽気ランドロスの珠ダイジェット最高乱数切り耐え

ダイマ時、220ザシアンの巨獣斬(~198)+特化水ウーラオスインファイト(~145)+雨アクジェ(~36)=~379で確定耐え ザシアンが特化でも最大411で高乱数で耐える

HD-特化サンダーの珠ダイサンダー最高乱数切り耐え

臆病カイオーガの雷+ダイサンダー確定耐え

HBD-特化サンダーの珠ダイサンダー(~198)+220ザシアンの巨獣斬(~198)=~396でほぼ耐え

C-11n最大

199(252)-154(148)ザシアンを雨下ダイストリームで50%の乱数一発

ステロ(身代わり)ダメージが入ったダイマサンダーを雨下ダイストリームで確定

S-無降りサンダー+2

 

概要

ザシオーガサンダーランドウーラとバドザシサンダーランドウーラの環境トップの並びに初手置きして強いポケモン

チョッキカイオーガの弱点である「上からの集中攻撃」

「上からの様子見(身代わりサンダー)」に耐性をつけるため破壊光線を採用した。破壊光線はノーマル技なのでダイアタックになり、それらを解決することが出来る。

実際に、襷水ウーラオス+ザシアンの「上からの集中攻撃」に対して

ダイアタック→ダイストリーム→ダイストリームと動くことで2体以上壊滅させる。

「上からの様子見(身代わりサンダー)」に対して

ダイアタック→ダイストリームと動くことでダイマを無視して後続まで破壊することが出来る。

この動きの再現性を高めるために、HCにかなり割いている。HBサンダーが重くない構築なら、Sを下げてHに回すとさらに安定破壊力が増す。

 

このような感じで、簡単に言えばダイアタックを持たせることで、「水ウーラザシアンサンダーランド」あたりの環境トップをかなり安定して二体以上倒すことが出来るようになる。実際に前期使っていたが、チョッキカイオーガを使うなら破壊光線を採用しないのは有り得ないと思えるレベルで強かった。チョッキカイオーガを使うなら超勧めたい技である。

 

技構成

しおふき

カイオーガ。これがないカイオーガは本当の意味でのカイオーガではないと考えている。

ダイマで雨により必中になり、高火力かつ水技が通らない水に通るので確定。必中なのに3割の上振れがあるバグ技である。

れいび

しおふきと雷が通らない草やドラゴンに通るダイアイスの中でも非ダイマでの性能がずば抜けて高く、ムゲンダイナやドラパルト等への安定行動になりながら上振れがある最強技。

破壊光線

今回のコンセプト技。一般的にこの枠が基本的に選択だが、圧倒的にダイマ時の性能が上がるのが強い。また、襷ポケモン+貯水勢、サンダー+貯水勢などの他の技で一貫しない範囲への強い安定行動になるのもポイント。

 

持ち物

突撃チョッキとつげきチョッキで確定

サンダー耐性を付けないとダイマしてスタン構築に有利が取れないから。チョッキかつダイアタックを持つことでダイマ時の破壊力が飛躍的に向上する。

 

相性の良いポケモン

ダイマでの詰め駒 f:id:shar965:20210928050052p:plainルギアなど

チョッキカイオーガダイマした方が強いので、ダイマしないで性能を確保出来るポケモンと相性が良い。

ランドロス f:id:shar965:20180710192240p:plain

威嚇持ちで物理のケアが出来、行動保障が無いゼクロムの一貫を切れて相性が良い。

 

僕は非ダイマでの捲り性能を評価して受けにダイマが腐っても勝ちやすいルギアと合わせて構築を組みましたが、僕と僕以外の使用者とで合わせた6ロム中6ロム1950(結構時期も早かった),3ロム2000を達成出来ました。もちろん一番強いのはオーガでした。

 

 

ここまで閲覧ありがとうございました!良かったら使ってみてください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【S32最終6位.10位】超越バドホウオウ

こんにちは!シーズンお疲れ様でした。

今回はS32で使用した構築を紹介します!

並びは↓です!

それでは構築を紹介します!

 

 

 

 

ンセプト

•両ウーラオスを切らない

•壁ステロ展開からの黒バドホウオウでの制圧

•展開が上手く出来ない並びには盤面を動かせる受け駒を用意し、サイクルの中でアタッカーを通す

構築経緯

ポケリーグオフでも使用した壁オーロンゲ+珠ホウオウ+スカーフ黒バドが再生力を駆使した一方的な負荷をかけられる上ステロの拒否が出来て強いと思っていたので改めて考えることから構築を組み始めた。

まず、この3体では水ウーラオス,ガオガエン絡みに展開を取りにくいので、それらが入っている並びに展開出来る襷ステロガブリアスを採用。

残りの2体は展開が上手く機能しない攻め構築に安定させるためアタッカーに繋ぐ動きが出来る受け駒を採用した。

次に、ランドやジガルデ等軸が動かしにくいアタッカーに強くS操作で起点を作れるスピスワHBポリ2を採用。

最後に、カイオーガ受けとしてザシアンを黒バドと合わせて縛れる(=ザシアン受けを採用しなくて良い(鉄のトゲで黒バドと合わせて縛れる)HDナットレイを採用。

構築が完成した。

 

レンタル

個体紹介

※採用順

ホウオウ@命の珠 再生力

意地197(124)-200(252)-115(36)-*-175(4)-122(92)

 

聖なる炎 ブレイブバード 身代わり 自己再生

 

A-特化

HB-壁下で珠ダメ1回+特化ザシアンの巨獣斬+ワイボを246/256耐え

HD-壁下で特化ゼルネアスの+2ムンフォ+ダイサンダー(140)確定耐え

壁下で特化珠イベルのダイジェット+ダイアーク確定耐え

S-無振りサンダー+2

 

破壊の神。

火力がすごすぎて本当に受かるポケモンがいない。「黒バドホウオウのホウオウは厚底ブーツだろう」と一点読みをされる事も相まって簡単にサイクルを破壊することが出来た。

珠ホウオウの弱点は「ステロに弱い」「対面性能をダイマに依存している」「物理との打ち合いに弱い」「岩技に弱い」だが、挑発両壁オーロンゲ、スカーフ黒バドと合わせることで解決している

当たり前と言えば当たり前だが、壁下のホウオウは耐久振りでなくともかなり硬く、雷ゼルネアスのジオコンや特化ワイボザシアンの巨獣、イベルタルのダイジェットからテンポを取れる上、こちらは裏に大きな負荷をかけつつ交代するだけで回復してしまう

珠ホウオウの身代わりは少し珍しいが、搦手(特にラッキーやポリ2、トドン)の状態異常や甘えるをシャットダウンして有利を取るために採用した。

 

黒バドレックス@拘りスカーフ 人馬一体

控えめ185(76)-90(個体値0)-126(204)-231(196)-121(4)-174(28)

 

アスビ ショック ドレキス トリック

 

HB-特化ザシアンの巨獣斬12/16耐え

ダイマしたときに、火力が高くないポケモン(バンギガエン等)の悪技や不一致ダイアーク(ホロウ)を耐えれるくらい

HD-特化珠サンダーのダイジェット10/16耐え

ダイマ時、特化珠カイオーガの雨ダイストリーム確定耐え

C-ガブのステロ展開、ナットと合わせてザシアンを縛ることを意識して出来るだけ高く

S-遅いゼルネアス意識

 

最強特殊禁伝(主観)。

スカーフ黒バドは襷ステロポケモンに対して「ステロを撒くか、無償で黒バドが残るか」の2択を迫ることが出来る上、ホウオウを使う上で厄介なヒヒダルマサンダーランドに単体で強いのがとても噛み合っている。これらの理由からオーロンゲを出さなくとも、ステロ入りにも黒バド+ホウオウと自信を持って選出出来た。

ドレインキッスはイベルとウーラ打点、ダイフェアリーによる状態異常拒否のため採用したが、打点として活きることは多かった。ダイフェアリーとして打つことは、オーロンゲが展開構築に強いためあまり無かった。

 

f:id:sharopoke:20220401103135g:plain

オーロンゲ@光の粘土 いたずらごころ

慎重202(252)-140-110(196)-*-113(60)-80

 

ウルクラッシュ リフレク 光の壁 挑発

 

HB-陽気ザシアンの巨獣斬を壁込みで15/16耐え

特化珠イベルタルのダブルウイングを14/16耐え

HD-特化珠カイオーガの雨しおふきを壁込みで確定耐え

特化珠イベルタルのダイジェット(130)を確定耐え

 

【S31使用構築】迷走ホウオウネクロ(最終1位/2137) - ポケモン日記

の調整を参考にさせてもらいました

 

 

いわゆる壁役。

オーロンゲは壁役の中でも耐性が優秀で毒ダイナや悪ウーラに強く出れるのと、挑発でステロを撒かせずに珠ホウオウを展開出来るのが噛み合っている。

従来のバドホウオウはゼルネアスの雷+気合玉等タイプ受け出来ないポケモンを切りがちだったが、オーロンゲの壁と合わせることでプレイング勝負に持ち込むことが出来た。

壁を貼った後にオーロンゲを切らずにダイマしないホウオウで崩し、壁の再展開+ホウオウのダイマで制圧する動きがめちゃくちゃ強い。

 

ガブリアス@気合の襷 鮫肌

陽気183-182(252)-135-*-116(4)-169(252)

 

地震 スケショ ステロ 剣舞

 

A-ぶっぱ

S-最速

 

再誕の神主人公。

ランドと違いウーラオス(特に水)より早く鮫肌を持ちながら2回以上行動出来るのが一番の強み。また、ザシアンに打ち分けながら対面最低で相打ちを取れるのも素晴らしい。鉢巻や珠を持たないガブリアスは数値受け(ラッキーやポリゴン2)で止まってしまうが、珠ホウオウには数値受けを破壊する力があるので、とても相性が良かった。

S28で使用したときはステロの枠が岩石封じだったが、別の構築(バドザシ)やバンギ黒バドを使っていたときに「ステロ+スカーフ黒バド」の強みに気づいたので変更。カバルドンが少なく、搦手が多いこの環境のガブリアスはとても強いと思う。スケショがこの構築の一番の命中不安技だったが、かなり当ててくれたので感謝。

剣舞は、ゴチルゼル咎めるために採用した。

 

ポリゴン2@進化の輝石 トレース

呑気191(244)-100-156(252)-125-117(12)-58(個体値0)

 

自己再生 れいび トライアタック→イカサマ スピードスワップ

 

H-16*12-1

HB-出来るだけ高く

S-スピードスワップ意識最遅

 

物理受けの鬼。

珠ホウオウや珠ジガルデ、珠ランド等受けにくい物理に対してスピードスワップ+HB特化で採用することによりかなり強く出れる。また、ザシアン対面で必ずスピスワを押せるのも大きな強みであった。

トレースにすることでジガルデ+ゴチルゼルに対して「ジガルデにポリゴン2を後投げする」ことを徹底すれば嵌められることが無い。さらに、相手のホウオウの再生力やランドの威嚇をコピーすると技選択次第で珠+ダイマに対しても数的不利を取らないで往なすことも出来なくはなくなる。

電磁波ポリゴン2は命中不安な上無効が多すぎるし、2回動いて確実に襷や調整を削れるスピードスワップの方が圧倒的に強いと考えている。自己再生れいびスピスワは確定として、ガエンウーラ等の削りやダイアタックを考えてトラアタで使うか、身代わり剣舞ザシアンや積み禁伝(ネクロ等)を意識してイカサマで採用するかの選択。

 

ナットレイ@食べ残し 鉄の棘

生意気181(252)-114-152(4)-*-184(252)-22(個体値0)

 

ジャイロ タネガン 宿り木 守る

 

HD-カイオーガ意識特化

HB-スカーフウオノラゴンのエラがみに受け出せる程度

S-ジャイロボール意識最遅

 

宿り木マン。

オーガゲロゲを受けつつザシアンウーラに弱くないという要素が非常に強かった。今期は壁+ホウオウでゼルネアスを対策していたので、ナットレイをより安定して使えたと思う。宿り木のタネが雑に強く、削りや身代わりと合わせた崩し、無理矢理の対面操作等かなり応用が効いた。

トリトドンは草技持ちに行動保証が無いので、行動保証が無い物理(ザシアンウーラオス等)を鉄の棘で削れるナットレイの方が強いと思っている。カイオーガ+ネクロ(ゼクロム)等受けにくい並びに黒バドと合わせた対面選出を作れるのが実はかなり強いポイント。

S30の身代わりをジャイロボールに変更したのは、オーロンゲが搦手に十分強く身代わりは過剰であり、ザシアンの身代わりを割ったりダイスチルを持つ方が重要だと考えたから。

 

 

要点

壁+再生力破壊ポケモン オーロンゲ

前壁下で珠ホウオウを動かして対面選出も受け選出も潰すのがとても強い。普通の破壊ポケモンと違い、回復技や再生力を活かして2回目以降の壁展開が出来るのが素晴らしいポイント。

ステロガブ+黒バドホウオウ 

水ウーラオスガオガエン等バドホウオウで面倒なポケモンに有利を取れるガブリアスのステロ展開からスカーフ黒バド、珠ホウオウを通すのが強い。

ステロを拒否して厚底ブーツ以外のホウオウを使う orオーロンゲ+

厚底ブーツ以外のホウオウはステロ入りをどうするかが求められるが、そこをオーロンゲと黒バドで解消することで珠ホウオウをフルパワーで使うことが出来る。

展開込みで打ち負けるポケモンにはサイクルを回す 

展開ポケモンが機能しない並びには無理に通すのではなく、サイクルを回していく。

 

選出

対ザシオーガ +or

黒バドナットでザシオーガを縛りつつ黒バドかホウオウを通すことを目指す。

 

対バドザシオーロンゲ

から相手の並びに合わせて3体選出する。

 

対イベル(ザシアン、ダイナ) オーロンゲ@1

ロンゲホウオウ@1(ザシアンに勝てる上にイベル以外のストッパーになる黒バドを投げることが多かった)

 

対展開構築(ゼクロムオーガネクロ+ガエンゴチル等) @2

ガブリアスがステロで展開を取れる上、剣舞ゴチルゼルの起点にもならないのでそこから考えていく。

 

対ルギアラッキー オーロンゲ@1

オーロンゲでステロを撒かせずアタッカーには壁を使い、珠ホウオウで破壊する。

 

重いポケモン

剣舞サイコファングザシアン+イベルタル

オーロンゲの壁でイベルを対策しているのでザシアンに壁を割られてしまうとイベルタルが止まらなくなってしまう。

結果

TN くろさわ 最終2078-6位 96-40f:id:mega-salamance:20220801173132j:image

TN ゆうき 最終2059-10位 258-153f:id:mega-salamance:20220801173137j:image

最後に

1位を目指していましたが、流れが来るのが遅かったのもあり時間が全然足りずギリギリの最終一桁となりました。最後の方はかなり勝てて、最後勝って一桁に行けたこと自体はとても嬉しいし一旦素直に喜ぼうと思います!また頑張るぞ!

最終日対戦動画

youtu.be

上位勢と多く当たっていて面白いと思います。良かったら見てください!

【S31最終6位】完封イベルダイナ

こんにちは!

今回は前期考えていたイベルダイナ構築の紹介をしていきます!並びは↓です!
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それでは紹介します!

 

 

 

構築経緯

リフレク下では剣舞ザシアンにもスカーフメタモンが後投げから動かせる(リフレク下でA222以下の+3巨獣石火を確定で耐える)ことに気づいたので、ザシアンの周りにもテンポを取りやすいHBマジフレリフレクムゲンダイナ+スカーフメタモンから構築を組み始めた。

この2体では、ザシアンと組み合わされがちなディアルガキュレム•レシラム•パルキア等の「特殊禁伝」に為すすべもなく破壊されてしまうので、それらを流せてサイクル有利を作れるステロラッキーを採用した。

ムゲンダイナ+メタモン+ラッキーの軸は大抵の禁伝及び一般枠を処理出来るが、黒バドと日ネクが致命的にきつい。また、サイクルミラーでHP総量勝負になってしまうのも不毛なので、それらを解消出来るように、黒バドと日ネクから全てを破壊する珠気合玉イベルタルを2体目の禁伝として採用した。

最後に、ダイナメタモンラッキーイベルで勝てない(重い)並び•ポケモンを考えたところ「剣舞ザシアン+ヌオー」「カバルドン,ラッキー」「珠カイオーガ」「ゼルネアス」「白バド,ヒヒダルマ」「レジエレキ」が挙げられたので、軸のポケモンを自由に投げれるようそれらを後出しから完封出来る厚底ブーツヌケニン+風船挑発ゴチルゼルを採用し、構築が完成した。

 

個体紹介

※採用順

ムゲンダイナ@黒いヘドロ プレッシャー

臆病247(252)-*-140(196)-166(4)-116(4)-172(52)

 

マジカルフレイム リフレクター 毒毒 自己再生

 

HB-A特化ザシアン+1巨獣斬→壁下+1巨獣斬をヘドロの回復込みで255/256で耐える

HD-特化サンダーの-1珠ダイジェットが12.11%の乱数2発(ヘドロ込み)

S-準速エースバーン抜き

 

超サイクル禁伝。

サンダーザシアンに対して有利に盤面を動かしやすく、裏の禁伝にまで仕事が出来るのが最大の強みである。また、ラッキーやヌケニンゴチルゼルと合わせる上で「ウーラオスに滅法強い」という性能が重要であった。

従来のリフレクダイナ構築は剣舞ザシアンのケアが出来ていないことが多かったが、メタモンと合わせることでほぼ全てのザシアン(サイコファング以外)に有利を取ることが出来る。リフレクターを貼ってから剣舞巨獣にスカーフメタモンバックし、ダイナへの役割集中を防ぐ選択肢を持てる。

マジカルフレイムはサンダーやカイオーガ等の、眼鏡読みの引きや眼鏡じゃない願望の突っ張りの両方に強い一手になる。毒毒は、壁枯らしの行動に一番刺さる技として採用したが、「咎め技」として無難に強かった印象であった。

明確な弱みは、相手のラッキーとゴチルゼルか面倒なことだが、ある程度構築単位で耐性を持っていたので、幅広く戦うことが出来た。

 

 

メタモン@拘りスカーフ 変わり者

冷静155(252)-*-68-110(252)-69(4)-47(個体値0)

 

変身

 

H-ぶっぱ

B<D

C-未来予知意識で出来るだけ高く

S-ミラー意識

 

対面殺しの鬼。

このポケモンイベルタルの合わせた圧力で相手視点は「アタッカーのコピーケア」「物理特殊のイベルのケア」をしなければならなくなり、ムゲンダイナやラッキーを動かしやすいゲームになることが多い。

この構築ではムゲンダイナのリフレクや毒々、ラッキーの歌うと合わせると立ち回りの幅が一気に広がり、「アタッカーをコピー出来なくて腐ってしまう」というメタモンの弱みをかなり消すことが出来た。

リフレクダイナを強く扱える要因であり、必須級の活躍だった。

 

ラッキー@進化の輝石 自然回復

呑気326(4)-*-62(252)-*-157(252)-49(個体値0)

 

タマゴうみ 甘える 歌う ステロ

 

HB-出来るだけ高く

HD-控えめイベルの珠ダイアーク×2を確定耐え(〜325)

S-歌うを後攻で打つために最遅

 

特殊耐久の鬼。

このポケモンはテンポを遅くしてサイクルを回せるのが強く、具体的に「特殊禁伝+ホウオウネクロ(ザシアン以外の物理)」の並びに対して「甘える+超特殊耐久」から「歌う+ステロ」で有利に持っていける。しかし、最近は多くのアタッカーがラッキーを崩す手段を持つようになっており、限界を感じている。

リフレクターと合わせることによりキュレムやレシラム等の物理特殊を両方ケアする立ち回りがあることも強み。

イベルタル入りには、ムゲンダイナでリフレクターを貼ってからラッキーを投げ、イベルのダイマをいなしつつステロを巻いて、イベルの後発ダイマで全てを破壊するルートを取っていた。(イベル欄で後述)

 

イベルタル@命の珠 ダークオーラ

控えめ201-*-116(4)-201(252)-118-151(252)

 

悪の波動 デスウイング←→暴風 熱風 気合玉

 

C-特化

珠ダメが入った無振りイベルをダイジェット(140)で13/16で落とす

S-ぶっぱ(ミラーと最速ザシアン,黒バド意識)

 

破壊の王。

本当に受かるポケモンがいない。特殊一点読みされたとしても気合玉でバンギを、アークの追加効果でラッキーハピナスを破壊出来る。

「黒バド+物理アタッカー(ザシアンウーラ)」に圧倒的に強く、後発ダイマでのスイープ力が極めて高いことが構築と噛み合っていた。

イベルダイナのイベルはほとんど物理だが、今回は後発ダイマを切る際にはザシアンをステロ込みでワンパンすることがかなり大切だと考えて、特殊かつ控えめ珠で採用している。具体的に、イベルのダイマを往なした後の3ターンのダイマ

①イベルをジェット(暴風媒体)でワンパン

➁ザシアンをワンパンorザシアン以外をワンパンor耐久ポケモンを晴らしながら2ターンでワンパン

③3体目をワンパン

の流れで破壊する。メタモンゴチルゼルの圧力で襷やスカーフでの行動保証があるポケモンが選出されやすい(=ステロやダイジェットで潰せている)ため、3ターンで足りることの方が多かった。

 

ヌケニン@厚底ブーツ 不思議な守り

寂しがり1-156(252)-45(個体値0)-*-50-92(252)

 

ポルターガイスト 影打ち 鬼火 堪える

 

A-特化

S-ぶっぱ

B<D

 

完封ポケモン

厚底ブーツを履くことでステロが効かない(どうやって履いてるのか分からないけど)。一部の禁伝に滅法強く、弱みである「カバルドン」をゴチルゼルでケアしてるので安定選出で勝てることが多かった。

ザシアンの噛み砕くや炎の牙は分かるが、汎用性の無さと択になることを考えるとオーガの原始の力は最悪非考慮で良いと思っている。

 

ゴチルゼル@風船→カゴのみ 影踏み

図太い175(236)-*-161(252)-115-133(20)-85

 

アシストパワー コスパ 挑発 眠る

 

HB-物理アタッカー意識(エスマンムーガブ等)で出来るだけ高く

D-余り

 

完封ポケモン2。

カバルドンやラッキー,ヌオーを後出しから完封し、裏まで破壊出来る。風船は汎用性に欠けるが、ヌケニンレベルでカバルドンに弱いポケモンを採用するなら基本的に風船一択だと思っている。が、バンビーさん「カバルドン絶滅してるからカゴのみにする」とのことで、汎用性を重視してカゴのみにしたらかなり活きたらしいし一長一短だとも思う。

急所に当たりまくる下振れポケモンであり、変なメタて破壊されることと、選出択になってしまうことが少なくないことから基本的には使い損だとは思った。(今回は構築と噛み合いすぎていた)

 

要点

展開メタモン  ,+

メタモンは普通に使うと単なる対面駒にしかならないが、マジフレリフレクムゲンダイナと合わせて使うことで強いサイクル駒になる。

禁伝を使ったメタ貼り  

軸が厳しい黒バドを禁伝であるイベルタルで対策することで、裏に何がいても破綻しないため、対応範囲が広がった。

選出段階での完封   ××

この構築はムゲンダイナやイベルタルヌケニン等特定の対策枠が必要なポケモンを採用しているが、このようの構築では「〜するには〇〇を選出しないといけないが、選出すると△△にやられる」という状態を押し付けると選出択無く完封することが出来るのでそれを利用している。

 

例①対カバザシオーガヌケニン

•••「ヌケニンを倒すにはカバルドンを選出しないといけないが、選出するとヌケニンを砂で倒した後のゴチルゼルに完封される」

例②対ザシオーガラキヌオー

•••「ムゲンダイナ+メタモンをいなすにはラッキーorヌオーを選出しないといけないが、選出すると後出しのゴチルゼルに完封される」

 

このように、今回の構築では完封ポケモンを止める駒を「ゴチルゼルでキャッチする」選択肢を持ちイージーウィンを増やすことで、被弾回数による運負けと釣り合い以上の勝率を担保することを目指した。

 

 

結果

使用者バンビー TNピッコロ最終2064-6位


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この構築を最終日に使用したバンビーさんが最終6位を取っています。

僕自身もレート2000までは使っていましたが、ザシオーガの方が使いたかったので、最終日は使用しませんでした。

 

後書き

ダイナイベルメタモンというテンプレートの並びでも型や動かし方を煮詰めることで上位でも合法的に戦うことが出来、既存の並びを再考察することの重要性を再認識することが出来ました。これからも新しい並びだけでなく、既存の並びのブラッシュアップも含めて様々な視点から構築を組もうと思います。