こんにちは!シーズンお疲れ様でした。
今回はS33で使用した構築を紹介します!
並びは↓です!
それでは構築を紹介します!
コンセプト
・相手の崩しを潰す純正受けループ
・3体の選出と6体の圧力でメジャーな並びに選出択をしない
構築経緯
環境に多いウオノラゴンとウーラオスにサイクルを回すのは難しいが、HBムゲンダイナがそれらのポケモンをケア出来るのがサイクルを回す上でかなり重要だと考え、始点として構築を組み始めた。
次に、「ウーラオスやウオノラゴンに役割破壊されにくい」というムゲンダイナの強みを活かすため、選出択になりにくくかつ役割対象に安定するポケモンを採用していった。
具体的に、環境に多いザシアンに一番安定するサイクル駒として必須と考えているゴツメヌオー。カイオーガ+サンダー,ゼルネアスを受けれる瞑想ラッキー。ランドロスとネクロズマに有利択でサイクルを回せるHBテッカグヤ、黒バド+サンダーに強いバンギラスを採用した。
最後に、イベルタルやホウオウ等の受からないポケモンをダイマックス+再生力で無理矢理誤魔化せるHBホウオウを採用。
構築が完成した。
レンタル
個体紹介
ムゲンダイナ@黒いヘドロ プレッシャー
臆病247(252)-*-140(196)-166(4)-116(4)-172(52)
ダイマックス砲 身代わり どくびし 自己再生
H-総合耐久意識ぶっぱ
HB-物理に動きやすいよう出来るだけ高く
(陽気ウオノラゴンの鉢巻逆鱗確定耐え)
S-準速エースバーン抜き
C,D-端数
最強宇宙生物。
ウオノラゴンとウーラオスへの役割技となる上に、純正受けループはゼクロムやゴチルゼルがきついのでダイマックス砲を採用。この技のおかげで中途半端な崩しの認識をかなり咎めることが出来た。
毒びし+身代わりは主にラッキーとジガルデ意識で、この技のおかげで歌うラッキーにムゲンダイナから崩される確率,展開をかなり減らすことが出来た。また、高耐久で早い身代わりは様子見や詰め、急所ケア、ダイマケア等様々な用途で使えてシンプルに最強。
プレッシャー+HB身代わりはザシアン+サンダー@1の釣り交換を咎めやすいのも良い点である。
ホウオウ@厚底ブーツ 再生力
慎重213(252)-150-141(244)-*-191-112(12)
聖なる炎 ブレイブバード 身代わり 自己再生
HB-特化ザシアンの+1ワイボ確定耐え
特化珠イベルタルのダイアーク(130)最高乱数切り耐え
特化悪ウーラオスの暗黒強打の2ターン生存率67.19%
HD-特化黒バドのアスビ+ダイサイコ確定耐え,アスビ+ダイホロウもほぼ耐える
臆病黒バドの+2ダイホロウ確定耐え
特化珠イベルタルのダイアーク(130)を打たれても15/16で身代わりが張れる
S-+1で最速サンダー抜き
珍しい慎重HBホウオウ。
対物理性能をそこまで損なうことなく、黒バドや特殊イベルに圧倒的に安定する。
①対イベルの変化
従来のホウオウは対特殊イベルで再生から入ることを強要されるため、裏の物理やカバラグへの引きに1ターンスキを見せることがあったが、「ダイアークを打たれても身代わりが張れる」ので、イベル軸にかなり有利に試合を進めることか出来た。
②対黒バドの変化
従来のホウオウは火力のある黒バドのアスビ+ダイサイコ(ホロウ)で倒れてしまうため黒バドのアスビに受け出した後に、引きかダイマが強要されることが多かったが、「アスビを打たれた後のダイマ技まで耐える」ので、黒バド入りにダイマを強く使いやすくなる上にこちらのケアを利用した釣り交換を咎めることが出来た。
このように、慎重ホウオウは黒バドと特殊イベルへの安定度が段違いで、とても強かった。
身代わりは歌うラッキーにテンポを取られないように採用した。厚底ブーツホウオウを使うなら必須だと思う。今回の構築ではムゲンダイナのどくびしとの相性も良かった。
ラッキー@進化の輝石 自然回復
穏やか326(4)-*-57(252)-*-172(252)-70
卵産み 地球投げ 瞑想 ステロ
HB-低中火力物理アタッカーに崩されないよう出来るだけ高く
HD-特化ゼルネアスの+2ダイフェアリー×2が瞑想→産みで確定で受かる
特化珠カイオーガのしおふきが10.94%の乱数二発
歌う非採用型ラッキー。
圧倒的な特殊耐久に加えて瞑想を採用することで
①珠オーガやジオコンゼルネアスに受けが成立する
②特殊禁伝+サンダーの並びに選出択を無くすことが出来る
という固有かつ重要な性能を付与することが出来た。
ステロは、歌うラッキーにテンポを取られないようにするのと、特殊+物理の釣り交換を咎める技として採用している。
地球投げがあるおかげで、瞑想オーガやジオコンゼルネに勝率をかなり上げることか出来る上、ゴチルゼルで嵌らなくなった。
ヌオー@ゴツゴツメット 天然
吞気202(252)-105-150(252)-*-86(4)-49
地震 渦潮→アンコール 毒々 自己再生
HB-ザシアン等の物理意識で特化
S-最遅ラッキーと同速(個体を用意する時間が無かったが、48のが良い)
最強ザシアン受け。
毒毒は特殊に当てると、交換するたびに削れるので釣り交換を咎めることが出来る。
アンコールはゴチルゼル対策かつステロ+身代わり吠えるスイクン等に抗える技。
ゴチルゼルは眠ったタイミングでアンコールを押すと眠るかダイマしか押せなくなり、スイクンは身代わりを押すタイミングにアンコールを合わせると、地震2回で割ってから毒毒を入れることが出来る。この枠は渦潮で採用していたときに身代わり吠えるスイクンに負けてから変更したが、その後当たることは無かった。
ダイアースを複数回積み、特殊と物理の両詰ませをすることも覚えておくと便利である。
テッカグヤ@食べ残し ビーストブースト
図太い204(252)-95(個体値0)-169(244)-128(4)-122(4)-82(4)
ラスカ 宿り木 身代わり 守る
HB-ランドロスの+2珠ダイロックの乱数がずれる最大
CDS-端数
最強ポケモン。MVP。
ムゲンダイナのどくびしやラッキー,バンギのステロからテッカグヤの宿り木で嵌める動きがめちゃめちゃ強かった。
ネクロとランドを同じく役割対象とするムドーやアマガと違い、回復に宿り木の種と残飯を使うので引きとステロに強く、守るでランドロスとのダイマ択が有利なので、対ランドロス性能は実質的に一番高いと考えている。
ラスターカノンはダイスチル媒体であり、特殊技なおかげで身代わりビルドランドをケアすることが出来るため最適解であった。
バンギラス@カゴのみ 砂起こし
慎重207(252)-154-131(4)-*-167(252)-81
ロクブラ イカサマ ステロ 眠る
HD-イベル黒バド意識で最大
黒バドイベル対策の鬼。
ステロの採用により、歌うラッキーにテンポを取られないようにしている。また、黒バドホウオウを使ってたときと同じ構成にすることで練度によるプレイングのゴリ押しで勝てる試合もあった。
ダイアーク媒体のイカサマは、この構築では詰めの段階でダイナックル以外の物理に起点にされないのが特に強い。
ロックブラストは身代わりホウオウに強く、一定数いた黒バド+ホウオウには立ち回り込みで全て勝つことが出来た。
要点
役割破壊されにくいポケモンで固めたサイクル
後投げでの役割破壊がされにくいポケモンを採用することで、不慮の事故で対戦に負ける回数をかなり減らしている。
釣り交換のケア
どくびしorステロを多くのポケモンに採用することで多くの対戦で「相手が交換でダメージを受ける」状態を作り、釣り交換で崩されにくくしている。
ダイマ択の延長
ダイマを使うポケモンが役割対象にある駒に細かい調整を施したり身代わりや守る、眠るの採用によりダイマ択を極限まで減らし、役割対象のダイマにちゃんとダイマを合わせるプレイングを現実的に可能なものにした。
ゴチルゼルに勝つ
圧力の無いポケモンにはゴチルゼルに全く嵌まらないよう工夫を施すことで、サイクルの天敵であるゴチルゼルにほぼ勝てるようにしている。
サイクル不可能な並びを無理矢理対処する、アタッカーの可能性があるポケモンを採用する
誤魔化し性能の高い身代わりホウオウで受けが不可能な並びを無理矢理潰すことが出来る。また、圧力の高いポケモンを多く採用することで相手の選出が読みやすくなる上、アタッカーのケア(眼鏡ムゲンダイナ,珠ホウオウ)を利用して厳しい対戦を拾っていた。
選出
基本的に相手の並びの6体にサイクルを回せるように選出し、選出択になる場合は相手の視点になって出したいポケモンを考えてそれに合わせて選出する。
ゼクロムやジガルデ等一見受からない竜禁止伝説はアタッカームゲンダイナの圧力を利用して先にテンポを取ることが重要。
相手の型が分かっている場合は、それに対しての最適選出をする。
例
対ザシオーガサンダーウーララキヌオー
・・・(安定)
対バドザシサンダーランドラキヌオー
・・・(安定)
対カバイベザシヒトムノラゴンサンダー
・・・(割と安定)
対バドザシカバサンダーノラゴンガオガエン
・・・+or(ホウオウのダイマで誤魔化すことを基本的に考え、ザシアンと黒バドのどちらを重く見るかで選出を変える)
重いポケモン
単体で重いポケモンはほとんどいないが、攻めに寄りすぎた構築に選出択や型読みを失敗すると厳しい対戦になる。
気合玉+ダイロック特殊イベルタル
誰も受かるポケモンがいないのでシンプルに一番きつかった。
結果
TNソード 最終2089-5位 116-55
TN Lancer 最終2017-41位 75-27
TN シールド 最終2005-67位 47-13
最後に
今回は初めて純正受けループを最終日に使用し、最終一桁を取れて嬉しいです。最終日の朝8時代に4位から潜って無理な構築を引いてしまう等今回は流れがついてこなかったので、最終1位は目指せるときにまた目指そうと思います!
ここまで閲覧ありがとうございました!
最終日対戦動画
良かったら見てください!