Origin Regression

Single battle

【S14最終9位.10位】雷鳴カミウーラ

こんにちは!シーズンお疲れ様でした。

今回はS14で使用した構築を紹介します!

並びは↓です!

それでは構築を紹介します!

 

 

 

 

ンセプト

・強いポケモンでブリジュラス入りへの全対応を目指す

・崩しと殴りの両立

構築経緯

眼鏡の火力orステルスロック、頑丈or持久力と型が分かりにくいブリジュラスに対して、汎用性を落とさずに対応することが出来る

炎オーガポン+ハバタクカミ+水ウーラオスを採用し、軸とした。

眼鏡ブリジュラスに上からワンパンされないポケモンのうち、炎オーガポンは「アンコール」を使えることから、「持久力・ステルスロック」にも耐性をつけられることが採用理由。襷がなくとも耐久に振ることで、元タイプの抜群のつかれにくさを活かして行動保証を得ることが出来る。

ハバタクカミは「ドラゴンの一貫を切れる」「持久力ブリジュラスを特殊で殴る」「エナジーで、選出の素早さを上げる」という唯一無二の性能を買って採用。

水ウーラオスも「持久力ブリジュラスに、格闘技or水流連打が強い」「格闘技が、ノーマルガチグマに強い」と替えが効かない。

また、ハバタクカミ+水ウーラオスは「ステルスロックがあまり痛くない」「攻めの相性が良い」ことが組み合わせとしての強みとなる。

次に、炎オーガポンを初手に出しにくい「ランドロス」「イーユイ」「ラティオス・タケルライコ」に出しやすい渦アンコ電磁波カイリューを採用。「対面操作耐性」「羽のリーチの伸び」を考えて食べ残し。

 

ここまでで、「受けループorキョジカイリュー崩し」「ドヒドイデ+ディンルー(ドヒドイデ単体も)」「イダイトウへの詰め」「トドロクツキへの詰め」

が主な課題だったので

眼鏡ステルスロックブリジュラス+襷零度パオジアンを採用。

ブリジュラスが、受けループとドヒドイデ単体とキョジカイリューとイダイトウに

パオジアンが、受けループとドヒドディンルーとトドロクツキ、イダイトウへの抵抗力となる。

構築が完成した。

 

(レンタル無いです)


個体紹介

*採用順

オーガポン@竈の面 型破り→面影宿し

テラスタイプ:炎

腕白185(236)-140-144(212)-*-116-138(60)

 

ツタ棍棒 ウッドホーン 岩石封じ アンコール

 

HB-陽気鉢巻水ウーラオスのテラス水流連打75.8%耐え

特化パオジアンの鉢巻悪テラス噛み砕く14/16耐え

特化カイリューの+1スケイルショット5発確定耐え

特化カイリューのスケイルショット+神速確定耐え

HD-特化ハバタクカミの眼鏡パワージェム確定耐え

198ガチグマのブラッドムーン+真空波82.8%耐え(特化は、59.4%耐え)

S-準速ブリジュラス抜き、-1最速テツノツツミ抜き

 

ポンの鬼。

テラスの有無に関わらず対面性能が高く、テラスの火力上昇や補助技で強引な崩しが出来るのが強み。また、物理アタッカーでありながらハバタクカミに強いタイプという点が唯一無二である。

草タイプと炎タイプの複合は「キノコの胞子」「宿り木の種」「鬼火」が無効であり、選出圧力も含めて構築の完成度を高めやすい。

HBに大きく割き、Sを準速ブリジュラス抜きにし、Sの遅いポケモンに刺さる「アンコール」とSの高いポケモンに刺さる「岩石封じ」を採用することで、初手に置いても裏においても機能する殴り駒にすることが出来た。

ハバタクカミ@ブーストエナジー 古代活性

テラスタイプ:電気

図太い162(252)-54(個体値0)-117(252)-155-155-156(4)

 

ムーンフォース 祟り目 挑発 電磁波

 

HB-特化

陽気水ウーラオスの水流連打+アクアジェット瀕死率6%(意地は82.1%) 

陽気水ウーラオスのテラス水流連打瀕死率3.8%(意地は70.9%)

特化カイリューの嘴テラバースト+アクアジェット瀕死率75.6% 

陽気パオジアンの氷柱落とし+氷の礫瀕死率13.5%(特化は74.2%)

HD-特化ガチグマのノーマルテラスブラッドムーン+真空波46.1%耐え 

特化ブリジュラスのラスターカノン確定耐え(〜138)

 

パラドックスの神。

基本的に2手目に投げて、Sを落とす「電磁波」と上から展開を止める「挑発」で有利展開を作ることを目指す。電磁波は特に炎オーガポンに対して「テラスタルを切られたら水ウーラオスで縛れる」「テラスタルを切られない場合は、ハバタクカミが攻撃を耐える」と五分以上の展開に出来るのが強かった。

電気テラスにすることで、ミラーの電磁波を拒否。エナジーハバタクカミはミラー意識以外ではSに振る必要があまり無いと考えていたので、HB特化にして耐久を最大まで高めた

この技構成は、1発の火力で殴るというより、技威力と行動回数でダメージレースで勝つものなので、耐久に振ることが噛み合っている。

 

水ウーラオス@パンチグローブ 不可視の拳

テラスタイプ:毒

意地195(156)-200(252)-133(100)-*-80-117

 

水流連打 ドレインパンチ アクアジェット 剣の舞

 

A-特化

HB-特化パオジアンの抜群テラバースト13/16耐え

HD-臆病テツノツツミのフリーズドライ11/16耐え

 

武道熊師。

パンチグローブにより裏目の無い「水流連打」「ドレインパンチ」と先制技の「アクアジェット」で殴るのが強いポケモン。アンコールや電磁波、挑発で起点を作り、「剣の舞」をすることで無敵になり、特別な要素(半減高耐久、天然、アンコール)以外は全て崩しながら殴り合うことが出来る。

パンチグローブ水ウーラオスの弱みとして「テラスタルが無いと、行動保障に乏しい」というものがあるが、今回の構築は他のポケモンが行動保障のためにテラスタルを必要とする場面が少ない上、「電磁波」のS操作や「アンコール・挑発」による展開でラスタルをせずとも強く動かす選択肢があったため、かなり解消出来ていたと感じた。

ASベースのパオジアンをワンパン出来る「A特化パンチグローブ」と、「A特化電気テラバースト耐え」を両立することで、テラスタルが無くともある程度パオジアンに強い駒として扱うことが出来、使いやすかった。

毒テラスは、ムーンフォースや格闘技、草技を半減にする、スタンミラーにおいて最も強い耐性変化だと思い採用。副産物として、毒を無効にすることも出来る。

 

カイリュー@食べ残し マルチスケイル

テラスタイプ:フェアリー

図太い197(244)-125(個体値0)-144(124)-121(4)-135(116)-103(20)

 

炎の渦 アンコール 電磁波 羽休め

 

HB-陽気パオジアンの氷柱落とし×3の瀕死率3.4%

HD-特化ガチグマのブラッドムーン×2が5.5%の乱数二発(=対面渦アンコで嵌めれる)

S-麻痺最速135族(ハバタクカミ、パオジアン)抜き

 

【S11最終1位】ディンカイサーフ極 - Origin Regression (hatenablog.com)

と同じ調整。

 

ラスタルの王。

構築に欲しい条件を満たしていたので、S11ぶりに採用。今期は麻痺が入った火力の高いドラゴン(ブリジュラス、ラティオス)の眼鏡流星群を「上から炎の渦+フェアリーテラス」で捕まえることが出来る強みが加わった。

また、環境に対面操作技を使う構築が多く、それらに対して「残飯+マルチスケイル」で要塞しながら「炎の渦+電磁波」で荒らしていくのが従来通り強い。具体的に、ランドロスに炎の渦を当てると、エナジーカミが通り、ハバタクカミやウーラオスに電磁波を当てると、祟り目の威力上昇と水ウーラオスのS補完になるので、こちらの裏のハバタクカミ、水ウーラオスと合わせて「ハバタクカミ+ランドロス+水ウーラオス」系統のサイクル構築に高い勝率を取ることが出来た。

 

ブリジュラス@拘り眼鏡 頑丈

テラスタイプ:ステラ

控えめ165-99(個体値0)-151(4)-194(252)-85-137(252)

 

流星群 ラスターカノン 波動弾 ステルスロック

 

C-特化

S-ぶっぱ

 

唯一のレギュFポケモン

構築経緯で前述した通り、「ステルスロックor火力」「持久力or頑丈」を選出画面で押し付けることが出来るのが強み。特に、カイリューミラーを破壊してくるスケイルショット型への圧力が凄まじく、渦アンコカイリューの初手と相性が良かった(全ケアする余裕が無いときにテラスタルを切らない立ち回りが通りやすい)。ただ、このあまりの型の分かりにくさはブリジュラス側から見ても対策方法が見えにくいため「噛み合わせられる」可能性が高いが、今回はそこを逆手にとって、構築の補完である「崩し枠」として採用。

「拘り眼鏡」と「ステルスロック」を両立することで、崩し力を最大化すると、頑丈+鋼で「地割れ」「毒」の一貫を切ることが出来る対受け最強のポケモンになる。アンコールカイリューと合わせてグライオンにも抵抗出来ることから、スタン構築できつくなりがちな受けループにもほとんど勝つことが出来た。

また、純粋に刺さっている構築には「頑丈」での行動保証からシンプルな対面駒としても選出することが出来る。

テラスタイプは頑丈と相性の良いステラ。対面性能を高めるのはもちろん、「流星群」の火力を上げることで構築で呼びやすいドヒドイデランドロスを想定外から大きく削る(ワンパン)出来るのが強かった。

 



パオジアン@気合いの襷 災いの剣

テラスタイプ:ゴースト

意地155-189(252)-101(4)-*-85-187(252)

 

氷柱落とし 鬱憤晴らし 氷の礫 絶対零度

 

A-特化

S-ぶっぱ


四災の鬼。

イダイトウやトドロクツキへの強さ、技範囲と「剣舞or絶対零度」で行動保証と崩しを両立出来ることが強み。

今回は、「絶対零度」を採用することで、ウーラオスが止まる天然(ヘイラッシャ)や水半減ポケモン(ドヒドイデ)を確率引っ掛けで崩せるようにしたが、対面選出をしながらドヒドイデを破壊出来るのが特に強いと感じた。また、「テラス前のグライオン」に強くありながら、他のポケモンの対応に追われて一撃技の対策枠出していない場合、受けループをかなり有利な確率で崩せるのも強み。

さらに、「S135からの火力のある氷柱落とし」の選出画面の圧力により、氷柱落としを打たれているだけで負ける選出をすることを半強制的に禁止出来るため、補完枠として採用することは理に適っていると感じた。

テラスタイプは、ドレインパンチと神速を意識してゴースト。

 

絶対零度パオジアンの考え方

あまり選出せずかつ無駄に打たず、「回復ソース持ちの崩せないポケモンへの崩し」「パオジアンの技範囲が通っている構築に対しての無理な展開の捲り」でのみ使用することが重要だと考えています。

理由は簡単で、絶対零度を採用した場合、残りは氷柱落とし+先制技@1の技構成になり、水ウーラオス・ミラー・サーフゴーのうち2体以上に完全不利を取ってしまうため、選出率を上げると勝率・立ち回りが安定しないからです。

逆に、上記のような打ち方は構築の強さを損なうことなく勝率を上げることが出来るので、ランクマッチでちゃんと上位を目指すに当たって理に適っていると思っています。一撃必殺はここを理解して打たない限り、ポケットモンスターのゲーム性を損なうような性能(ただの嚙み合い運ゲー)をしているので、ポケモンが上手くなりたいなら「ちゃんと考えて打つか、採用しない」のがおすすめです。

 

 

要点

初手+カミウーラ +

初手枠で有利展開を作り、ステルスロック耐性があり崩しと殴りを高いレベルで両立出来る「ハバタクカミ+ウーラオス」で詰めるのが強い。

選出画面でも構築にも噛み合う補完枠 

ステルスロック、氷柱落としの選出画面の圧力が助けになるブリジュラスとパオジアンで構築の穴を埋めることで、「6体として強い構築」を目指した。

 

選出

基本的には、ハバタクカミとウーラオスで詰めることを意識して選出していく。

受けループ→パオジアン+カイリュー+ブリジュラス

壁+トドロクツキ→カイリュー+パオジアン@1

雨構築→カイリュー+ブリジュラス@1

キラフロル入り→ハバタクカミorブリジュラス@2または後発ブリジュラス

 

重いポケモン

タケルライコ

電気の一貫を切っていないため、特に「ボルトチェンジ」と水ウーラオスに対する「迅雷」がきつかった。しかし、個体数が少なく迅雷択にも勝てたので結果的にはあまり問題は無かった。増加する場合は、パオジアンやブリジュラスの枠をガチグマに変えたり炎オーガポンにじゃれつくを採用するのが良いと思う。

ドヒドイデ

構築の多くのポケモンが止まってしまい、選出誘導に対しての噛み合いを拒否するのが難しかった。

 

結果

TNスカーレット 最終9位-2217 82-25

 

TNスカーレット 最終10位-2215 130-67

 

最後に

シーズンお疲れ様でした。今期は自分の中では構築・プレイ共にかなり高めることが出来、最終日前日に瞬間1位+3位+5位まで(軸は同じで並びはディンカイサーフオーガカミウーラ)、最終日の朝7時~8時20分には1位+2位をキープすることが出来る等、しっかりレートにも反映させることが出来て良かったと思います。

サブロムの8時30分からの試合で、氷柱落とし外し×火炎放射火傷による不利展開、渦アンコカイリューでのTOD絶対零度パオジアンでの捲りに20分かかってしまい、その間に1位から3勝していた2234のメインロムが3位まで落ちてしまい、結果的に最終1位までの時間が足りなくなりました。

ただ、自分は1シーズンの最終順位以上に、構築・プレイングの絶対的な実力を高める過程とその成果を大切にしているので、時間をかけてでも不利展開を掴みに行ったことに一つの後悔もありません。

これからもこのスタンスでポケモンそのものを楽しむことを忘れず、構築・プレイを高めた果てで流れが良いときに1位を目指そうと思います。

ここまで閲覧ありがとうございました。

最終日対戦動画

最終日対戦集です!深夜1時~の8時間全ての試合を上げていくので、是非見てみてください!

youtu.be