Origin Regression

Single battle

【S21最終4位】軍神バドウーラ

こんにちは!シーズンお疲れ様でした。

今回はS21で使用した構築を紹介します!

並びは↓です!

それでは構築を紹介します!

 

 

 

 

ンセプト

・超パワーと安定性を両立し、不毛な嚙み合いを極限まで減らして、しっかり勝つ

構築経緯

取り巻きも含めると絶対的なパワーが最も高いと思ったコライドンにしっかり対応するために、禁止伝説を絡めた、パワーを落とさない自然なメタ思考で考えた。

結論として、コライドンの本質的な弱点は

①竜舞を覚えない

②晴らすので、構築単位で水技を強く使いにくい

③完全な行動保障と圧倒的な崩し性能を両立することは不可能(これはほぼ全ての禁止伝説が当てはまる)

だと思ったので、これらに対して

1.S上昇に対して威嚇×蜻蛉帰りが強く、剣舞に対して眼鏡アストラルビットが最強なため、両対応出来る

2.水ウーラオスを無視した際に、取り巻き含めてランドロスが出し負けにくい

3.スカーフ、チョッキ、鉢巻、イカサマダイスの全てに、硬さと早さ×火力である程度対応しやすい

という強さを発揮することが出来ることから、現在のコライドンが暴走している環境においては軸として最も理に適っていると思い、蜻蛉帰りランドロス+耐久振り眼鏡黒バドレックスを採用。

その際、初手の眼鏡までケアしたイーユイやハバタクカミに引き先を用意するのは不可能だと思ったので、それらに有利を取りやすいよう、ランドロスの持ち物は突撃チョッキとした。

次に、この2体と合わせた選出で、自然に負けパターンを減らせる最適な3体目を考えることにした。そこで、対面の技選択をシミュレーションして根本的な部分を整理したところ

黒バドレックスは「襷、鬼火、身代わりを強く使えないため、パオジアンの不意打ちが絶対的に厳しい」「ノーマル+悪+炎(コライドンのテラス)に対して一貫させるのは難しい」

ランドロスは「蜻蛉帰り以外を選択した際に、グライオンを後出しされると、嵌めの起点になる」「ヘイラッシャの欠伸の起点になってしまう」「テラスタルが無い限り、パオジアンにワンパンされる」

という明確な弱みがあると考えた。よって、これらに対して

A.パオジアンに対して、状況次第では簡単な後出しが可能で、そこから自由自在に上から技選択を出来る程に、絶対的な有利を取れる

B.グライオンの嵌めを簡単に破壊することが出来る

C.ヘイラッシャの欠伸ループに対して、不可視の拳×蜻蛉帰りが強い

の3点から、唯一無二の穴埋めになると思い、さらにコライドン以外の構築にも自然に絡められる程の相性の良さを加味して、スカーフ水ウーラオスを採用した。

ここまででコライドン軸への強い選出を一つ作ることが出来たので、他の禁止伝説にどのように戦うかを考えた。

第一に、眼鏡黒バドレックスはSを上昇出来ず、スカーフ水ウーラオスがスカーフの中では低速であることから、「スカーフor高速移動でSを上昇させてくる黒バドレックス」に対して選出が可能なポケモンを採用する必要があると感じた。そこで、アストラルビットの一貫を切りながらS操作と展開阻止が出来ることを評価して、HDオーロンゲを採用。

ここまでで、「ランドロスがテラスタルを積極的に切れない並びの水ウーラオスが厳しい」「ウーラオスを選出しにくい構築(ミライドン軸)のパオジアンが厳しい」「ザシアン+カイリューの並びに対して、黒バドレックス+ウーラオスが一貫しにくいため、勝ちにくい」と一部の並びやポケモンがきつかったが、それらに対して

「ミライドン+パオジアン・ウーラオスの並びに対して、ランドロス・黒バドレックスと合わせた選出が強い」

「ザシアンやカイリューへのクッションになりながら、ステルスロック+ボディプレスで黒バドレックスの一貫を作ることが出来る」

のことから、最適な穴埋めになると思い、持久力ステロブリジュラスを採用。

最後に、ここまでで崩しにくいホウオウとテラスの変わったムゲンダイナを破壊することが出来、黒バドレックスが厳しいメタモンにも滅法強いことから、黒バドレックス軸における低速構築へのエースとしての適正が素晴らしいと思ったので、剣舞炎オーガポンを採用。

構築が完成した。

個体紹介

※採用順

黒バドレックス@拘り眼鏡 人馬一体

テラスタイプ:フェアリー

臆病191(124)-81(個体値0)-102(12)-211(204)-121(4)-210(164)

 

アストラルビット サイコキネシス ドレインキッス リーフストーム

 

HB-陽気コライドンの逆鱗14/16耐え

陽気コライドンのスケイルショット5発56.7%耐え

特化ウーラオスのテラス水流連打83.7%耐え

特化ウーラオスの水流連打+アクアジェット73.7%耐え

HD-特化ミライドンのイナズマドライブ(流星群)13/16耐え

C-D特化キョジオーンへのサイコキネシスが5/16で自己再生+残飯を上回る程度(サイコキネシスのDダウン込みで、ある程度信用可能な崩しになる)

182半減蜻蛉帰り+アストラルビットが無振りコライドンに193~

182半減蜻蛉帰り+アストラルビットが無振りミライドンに179~

S-最速テツノツツミ+3(ザシアン意識) 

 

相対的最強禁止伝説。

現環境はコライドンとミライドンが禁止伝説の中でも性能が抜けており、一般枠であるパオジアン・ハバタクカミも含め全てSが135族であることから、「絶対に上からの素早さを押し付けることが出来る」という相対的な強さを持つ。S種族値が抜けている禁止伝説というのはザシアンも同じだが「アストラルビットがミライドンとコライドンに対して、最強である」「種族値と環境の嚙み合いから、対面性能と崩しの両立がしやすい(=絶対的な性能を高めやすい)」という明確な差がある。

様々な型が存在するが、その中でも今回は、アストラルビットの火力を最大にすることで全てのミライドンとコライドンに強くなることを評価して、拘り眼鏡で採用。これとランドロスの蜻蛉帰りを合わせると「ノーマルテラスがほぼ存在せず、最速が増えていた(=拘り系は耐久が平均的に低い)」という事実から、多くの対戦で安定行動かつテラスタル択の無い処理を行うことが出来た。

拘りかつ一致技の両方に無効があるため、一見相手依存の不毛な択が多発するように思えるが

①ノーマルテラスがほぼ存在しないポケモンが一定数存在する(ミライドン・コライドン・パオジアン・オーガポン・カイオーガなど)

②サブウェポンの火力が高い(特に、サイコキネシス)ため、アストラルビット以外の選択が弱くない

③引きの選択肢が弱くなりにくい構築にすることで、択を先延ばしに出来る

ことから、再現性の高い試合を極限まで増やすことが出来た。構築相性やプレイングの問題もあるため、全試合で嚙み合いを0にすることは不可能だが、それでも圧倒的なパワーの高さから他の禁止伝説や型を使うよりも勝率を上げられると考えている。

さらに、今回は従来では存在しなかった「フェアリーテラス×ドレインキッス」で採用したが、これにより単体性能及び構築の強さを決定付けることが出来たと思っている。

具体的に

①アストラルビット+サイコキネシスの補完の範囲として、ノーマル+悪に一貫しやすい

②ウーラオスと炎オーガポンが止まるドラゴン(特に、カイリュー)への一貫しやすい打点になる

③威嚇や捨て台詞のデバフや対面操作と合わせ、殴りながらの回復手段でダメージレースを有利にしやすい

ランドロス・ウーラオス・ブリジュラスとの選出時にドラゴンの一貫を切る選択肢から、拘りミライドン・コライドン構築への詰筋が増える

といった強みがある。

また、環境のほとんどが草結びになっているが、ウーラオスママンボウ・オーロンゲへの威力が違いすぎる上に打つことが容易に想像出来たため、草技はリーフストームを採用。Cダウンが弱みだが、そこはサイクルで補うことが出来るためあまり不便に感じないどころか、むしろメタモンを弱体化させる手段として役に立つことさえあった。

調整は、スカーフを持ったミライドン及びコライドンに行動保障を持たせることでSの高さによる行動保障が強固なものになるため、出来る限り耐久に振った。縛りと崩しで必須なCラインを確保すると最速を取れなくなってしまうが、そのような同速を仕掛ける必要がある構築にするつもりは毛頭無かったので、Sを陽気ザシアンを抜ける確率が期待出来るラインまで落とす、構築単位での最強の調整を施した。

 

ランドロス@突撃チョッキ 威嚇

テラスタイプ:水

意地195(244)-182(4)-111(4)-*-132(252)-112(4)

 

地震 岩石封じ 地割れ 蜻蛉帰り

 

HD-臆病ミライドンの眼鏡テラスマジカルシャイン(=臆病イーユイの眼鏡悪波)を87.1%で2耐え

臆病ハバタクカミの凍える風確定2耐え(~193)

A-地震がB4水ウーラオスに対して96.9%の乱数二発

地震で無振りミライドンを14/16で落とせる

S-準速60族と同速、S-2最速黒バドレックス抜き

遅いゴリランダー、ヒードラン、タケルライコに上から行動した方が強いので、Sは落とさない

 

蜻蛉帰りの鬼。

構築経緯の通り、チョッキ×威嚇の行動保障からの全ての技選択が強い、レギュレーションGにおいて地面枠の中でも屈指の強さを誇るポケモン。具体的には、「蜻蛉帰りで型を判別しながら、黒バドレックス+ウーラオスを押し付ける」「高いA種族値から地震で殴り合う」「岩石封じでSを下げ、流しや詰めを遂行する」と、多くの試合でその強さを存分に発揮することが出来た。

地割れは明確な採用意図が存在し、「ママンボウ+禁止伝説に対して、強いじゃんけんを行う」「遂行速度が遅いが極端に硬いポケモン(コスモパワームゲンダイナなど)」に対して、有効に働くことを期待した。一撃必殺で自分から負けに行かないことを徹底していたため、プレイングや選出が揺れ動くことなく、上記のポケモンを含んだ並びに対してや捲りの存在から確実にかつ大幅に勝率を上げることが出来、技選択は正解だったと思っている。

また、レギュレーションGのチョッキランドロスは氷テラバーストミライドンをどのようにケアするかが最も重要な課題である(S18のときはテラスタルを切っていた)が、今回はブリジュラスと黒バドレックスの組み合わせにより、「氷テラバーストで出落ちしても、そこまで苦しむことなく捲りを行うことが出来る」という解決を試みた。考察段階で勝てる見込みはあるものの、実際に対戦するまでは不安だったが、最終日に氷テラバーストを打たれて出落ちした試合でも全て勝つことが出来た。数的有利はあくまでも勝つための一つの手段にすぎず、そのような一般論を盲信せずに一つ一つの試合で「しっかり勝つ」ことに重きを置いて構築やプレイングの練度を高めていくことが最も重要であると改めて実感することが出来た。

上記のことから、ミライドンを無視したテラスタイプにすることが可能なため、「パオジアン・ウーラオスカイオーガ・ザシアン・コライドン」に切れるのが強いと思い、水テラスタルとしたが、特に、パオジアンとウーラオスに切れるのが強く、このおかげで「パオジアンやウーラオスがいるだけで、ブリジュラスを出さないとまともな対処が出来ない」という事象を防ぎ、選出幅を最大限広くすることが出来た。

 

水ウーラオス@拘りスカーフ 不可視の拳

テラスタイプ:水

意地175-200(252)-121(4)-*-80-149(252)

 

水流連打 インファイト ローキック 蜻蛉帰り

 

A-特化

テラス水流連打でB4黒バドレックスを96.7%で落とす

S-準速(スカーフ込み最速黒バドレックス抜き)

 

黒バドレックスの最強の相方。

氷技と不意打ちでランドロス+黒バドレックスを縛ってくるパオジアンに対して、確率の押し付けを拒否しながらサイクルと詰めを行える最強ポケモン。コライドン構築は、コライドン+ハバタクカミが水ウーラオスに強いが他は水ウーラオスに弱くなりやすいため、コライドン+ハバタクカミに戦いやすい軸と組み合わせることで強く使うことが出来たように思う。

それでも、コライドンに対して窮屈であるという事実からは逃れられないが、少しでも解消出来るようにローキックを採用。これにより、「コライドンのフレアドライブインファイト、剣の舞に後出しし、上からの火力のあるS操作で黒バドレックスで縛れる状況を作る」という展開ずらしを行うことが出来る。ガチグマをリーフストームで飛ばした場合などは、拘り眼鏡が確定し相手視点は剣の舞でほとんど勝ちに見えるため、そこに抵抗出来る選択肢を持つということは、自分のプレイングや歪まずに勝率を上げる手助けになるため、実質的な勝率をかなり底上げすることが出来たように思う。

また、コライドン以外に対しても黒バドレックスとの相性が非常に良い。具体的に

①蜻蛉帰り+眼鏡黒バドレックスで、受け出しや対面の殴りに対するずらしの一手を作れる

②アストラルビットが通らないノーマルや悪に格闘が一貫し、格闘が通らないゴースト・エスパー・毒に黒バドレックスが強い。

③水が通らない水とドラゴンに対して、ドレインキッスとリーフストームが強い

④不可視の拳のおかげで、眼鏡黒バドレックスに強い技「守る」で完封されない

というように、受け攻め両方の観点から完璧に近い補完が取れている。眼鏡フェアリー黒バドレックス+スカーフ水ウーラオスは、レギュレーションGにおける最強の一角であった。

テラスタイプは、パオジアン・黒バドレックスなどの襷を貫通するのが最強すぎる上に無効が無く一貫しやすい水。S9振りの使用だったが、相変わらず最強だった。

 

オーロンゲ@食べ残し 悪戯心

テラスタイプ:ノーマル

慎重192(172)-141(4)-94(68)-*-139(252)-82(12)

 

ウルクラッシュ 挑発 電磁波 捨て台詞

 

H-16n

HD-黒バドレックス意識で出来るだけ高く

S-麻痺込み最速ウーラオス抜き、ミラー抜けると嬉しい

HB-余りで出来るだけ高く

 

補助技の鬼。

電磁波のS操作が黒バドレックスに強く、そこに挑発とHDベースを組み合わせることで、拘りはもちろん、高速移動型なども含め様々な型に対応出来るようにした。挑発は積みの拒否以外にも、「耐久ポケモンに対して挑発で回復手阻害をしてから、黒バドレックスで崩す」「毒やステルスロックからサイクルを守る」と多くの場面で役に立つ非常に強力な技であった。黒バドレックス構築への殴りが最強なワンウェポンをソウルクラッシュで確定しても一枠余るので、そこに捨て台詞を採用。8世代には無かった技だが、対面操作とデバフを同時に行い、引きの選択肢を強く使うことが可能なサイクル最強の技だった。

また、今回は食べ残しを持たせることで「緊張感を持つ黒バドレックスへの受け出し性能を上げる」「塩漬けやステルスロックなどの定数に抵抗力を付ける」ことで型としての強さを引き上げた。蜻蛉帰りを多用することから、単純なダメージレースでも有利になりやすい。

レギュレーションGはグライオンとキョジオーンが多くの禁止伝説と相性が良く、環境に蔓延していたが、これらに対して、「後出しして、盤面をリセットする」ことが拘りを使う上で重要な要素の一つであった。

テラスタイプはノーマル。黒バドレックス構築にかなり選出するので、眼鏡やゴーストテラスアストラルビットの一貫を切ることを意識した。

ブリジュラス@オボンの実 持久力

テラスタイプ:地面

図太い197(252)-110(個体値0)-176(76)-145-108(180)-105

 

ラスターカノン ボディプレス 吠える ステルスロック

 

HD-特化テラパゴスのステラクラスター確定2耐え

特化ルナアーラシャドーレイ83.2%で2耐え

187ミライドンの流星群最高乱数切り耐え

187ミライドンの氷テラバースト98.4%で2耐え

HB-特化パオジアンの氷柱落とし+聖剣99.2%耐え(オボン無しで)

陽気キュレムの+1地面テラバースト13/16耐え

特化ザシアンの+1インファイト14/16耐え

 

最強の後出しじゃんけんポケモン

構築の見た目から型が分かりにくいのにも関わらず、「相手が型を察知出来るまでのアドバンテージを勝ちに直結させる」ことが出来てしまう程の高い性能を持つ。レギュレーションFでは、このポケモンへのまともな対処を第一目的にディンルーカイリューサーフゴーの並びを2回も使用していたくらいである。

今回は、黒バドレックス・チョッキランドロスと合わせたサイクルの強さを評価して、持久力で採用。ランドロスの弱い物理をブリジュラスで流し、ブリジュラスが苦手な特殊をランドロスで対処しながら、黒バドレックスの一貫を作ることが可能な非常に強力な選出であった。このとき、ブリジュラスのボディプレスがウーラオスの格闘技と同じく「悪とノーマルに抜群」であることから、黒バドレックスの一貫を作るのに便利という価値があった。

ラスターカノンはボディプレスと相性が良くグライオンの身代わりを割れる汎用打点、吠えるは積みと嵌めの拒否+ステルスロックと合わせた削りの手段として採用。オーロンゲと同じく、グライオンを自然に打開出来るため、安定した選出を行いやすくすることが出来た。また、身代わり・守る貫通のステルスロックはテラパゴスや白バドレックス(特に宿り木)などの補助技を使う禁止伝説にも有効であった。

さらに、ランドロスがミライドンの氷テラバーストで倒されたときにも、187ミライドンには「アストラルビット・サイコキネシス・ドレインキッスのどれかが一貫し、ステルスロックを撒いた上で、流星群のCダウンor+2抜群ボディプレスの大きなダメージが入る」ことから、裏の黒バドレックスと合わせて極端な無理をすることなく戦うことが出来る。このおかげで、ランドロスの欄で書いた通り、氷テラバーストにテラスタルを強引に合わせる構築やプレイングをする必要がなくなった。

また、ランドロスが疲弊した際にも、スカーフ・高速移動以外の黒バドレックスの天敵であるスカーフミライドンのボルトチェンジ・イナズマドライブの一貫を切る選択肢を持つために、テラスタイプは地面としている。

氷テラバーストに対する捲り択と、ランドロス以外の地面テラスは、チョッキランドロスの対ミライドン性能を実質的に底上げ出来る、最強の組み合わせであった。

炎オーガポン@竈の面 型破り→面影宿し

テラスタイプ:炎

意地185(236)-188(244)-105(4)-*-117(4)-133(20)

 

ツタ棍棒 ウッドホーン 剣の舞 電光石火

 

HB-特化水ウーラオスのテラス水流連打75.8%耐え

HD-特化ムゲンダイナの眼鏡ダイマックス砲確定耐え

A-出来るだけ高く

S-準速カイリュー抜き

 

ポンの鬼。

今回は、対面駒兼崩し枠として採用。ムゲンダイナに対して眼鏡までケア可能なチョッキを持ったランドロスから展開すると自然にツタ棍棒ウッドホーンの一貫を作ることが出来、ホウオウに対してもステルスロック・岩石封じ・水流連打・眼鏡アストラルビットなどでテラスタルを切らせると聖なる炎無効で崩し遂行することが出来、専用テラスタル×剣の舞の崩しが最強であるため、構築の穴埋めとして素晴らしい性能があった。

さらに、黒バドレックスが強要レベルで誘うメタモンに対して、専用テラスタルの仕様で完封することが出来るのも唯一無二の強さである。

電光石火は対面性能が上がるのはもちろん、ステルスロックや剣の舞と合わせて眼鏡やスカーフのムゲンダイナやスカーフウーラオスのような受け構築のアタッカーを上から縛る択になるのがとても強かった

また、これらの役割を遂行することと環境のSが近いラインに集中していた(115-132or172-205)上先制技があることから、Sを最低ラインだと思った133にして残りをHAに全ぶっぱしたが、この絶妙な耐久とガチ特化に近い火力が使いやすかった。

炎オーガポンは見た目が展開構築に見える(前期の自分の構築記事)上

↑のように全ての技の一貫を切ること出来、鬼火や胞子の一貫を切ることも出来る完璧に限りなく近い補完だったと思っている。

ブリジュラス+炎オーガポン→パオカミウーラカイリュー環境に対しての本質の一つ

 

要点

絶対性と相対性の両立 

環境に対して理に適っていながらも、全くパワーを落とすことが無い構築を使うことで、メジャーな並びはもちろん有象無象も含めた全体への勝率を最大限高めることを目指した。

勝率を最大にする工夫 

ランドロスの地割れ・ウーラオスのローキック・オーロンゲの挑発・ブリジュラスの吠えるや、水ランドロス・地面ブリジュラス・ノーマルオーロンゲなど技やテラスタルを細かい部分まで突き詰め、実際の試合を想定した強い調整を施すことが、ランクマッチで勝つ上で重要なことである。

美しく強い並び 

タイプや状態異常の一貫を切りながらも強いポケモンで固めることを意識した。その上で、「ランド+黒バド+炎オーガ+オーロンゲ」という見た目でサイクルをするのがとても強かった。

 

選出

ミライドン +oror

ミライドンに対しては、ランドロス+黒バドレックスで有利を取りやすい。取り巻きのパオジアンとウーラオスへの後投げが強いブリジュラスを選出することがほとんど。ミライドンは最強なので、全てランドロスかオーロンゲから出した。

 

コライドン +oror

ミライドンと同じく、ランドロス+黒バドレックスがコライドンに戦いやすい。基本的に@1にはウーラオスを選出したが、アラブルタケやメタモンがいる場合は、それらに対応出来る炎オーガポンやオーロンゲを選出していた。コライドンも最強なので、ランドロスか黒バドレックスを初手に出すことがほとんど。

 

黒バドレックス +@1or

ミラーの殴り合いが強い黒バドレックスはほとんど選出する。スカーフや移動の黒バドレックスを軽く見る場合は、ランドロス+スカーフ水ウーラオスという選出も存在する。

 

ザシアン @2

不撓の剣で無双されないように取り巻き含めて隙を見せないことを意識した。そのため、多くの一般枠にまで対応出来るランドロス+ブリジュラスを選出することが圧倒的に多い。

 

ムゲンダイナ or@2

眼鏡やパワフルハーブのムゲンダイナをケアしないと試合が簡単に終わらせられる可能性があるため、それらに対応出来るランドロスか黒バドレックスから試合を始める。受けの並びが多かったため、毒無効や崩し性能でブリジュラスや¥と炎オーガポンの選出が多かった。

 

ホウオウ +@1

ホウオウは受けの並びが多かったので、ブリジュラスを選出することが多い。毒びし撒きがいる場合は、初手の黒バドレックスを絡めたい。

テラパゴス @2

ラクラスターとテラスシェルの性能に対して、絶対的に強いステルスロックブリジュラスを選出する。

 

重いポケモン

ディンルー+羽カイリュー+黒バドレックス(いわゆる、黒バドレックススタン)

ディンルーカイリューに対しては、ブリジュラスを絡めたいが、ブリジュラスに対して最強である黒バドレックスに後出しするオーロンゲがディンルーカイリューに不利なので、こちらの黒バドレックスで崩す必要があるため、初手のアストラルビットorフェアリードレインキッスの択に依存しやすい。

ここを改善する場合は、炎オーガポン→パオジアンだが、聖なる炎への性能と構築の見た目の条件が唯一無二で変更には至らなかった。

 

結果

TNバイオレット 最終4位-2154 84-33

TNスカーレット 最終22位-2101 139-80

最後に

非常に難しい環境でしたが、前期の反省も活かしながら今期は戦い方を考え続けました。その結果、自分の中でかなり完成度が高い構築を組むことが出来、朝7時30分には2ロム2140の1位2位を達成することが出来ました。

そこから1ロムは8時40分からはレート2170で1位を更新していました。今回は、1位を抜かれたら潜り抜かれないならば保存ということを決めていたのですが、なんと8時59分に2位に落ちました。すぐに潜ったところ、なんと1位vs2位の最終1位チャレンジ確定のこの世で最も熱い対戦が始まりました。こちらの構築の型がかなりずれていることから、型バレすると若干弱体化しやすいので再戦ということが厳しかったですが、普段の最終1位付近の対戦と比べても心躍る対戦でした。

また、今回構築が良かったかつ運用が中々難しいことから、そのときにしか見えないプレイングの更なる成長の先を見ることが出来ました。「盲信しない目指すは最強」これからもこの心を忘れずに、最高のゲームに魂を注げていきます!

ここまで閲覧ありがとうございました!

最終日対戦動画

最終日は結構な時間録画していたので、出せる分は全て対戦集として出そうと思います!