Origin Regression

Single battle

【S15最終12位】超越カミオーガ

こんにちは!シーズンお疲れ様でした。

今回はS15で使用した構築を紹介します!

並びは↓です!

それでは構築を紹介します!

 

 

 

 

ンセプト

・崩しと殴りの両立

エナジーカミの同速勝負をしない

 

構築経緯

S13の水オーガポン+エナジーハバタクカミの裏からの展開はレギュレーションFでも通っているものの、初手枠のガチグマorキラフロルが眼鏡ブリジュラスに破壊されることからS14では使用を諦めた。
しかし、改めて整理して考えてみたところ、初手枠を新たに考えれば良いという当たり前のことに気付いたので、裏と相性の良い「ステルスロック」「強い毒テラス」を両立出来て「災の器」による圧倒的耐久により眼鏡ブリジュラスでも終わらない、残飯ディンルーを採用し構築が復活。

ディンルー+水オーガポン+ハバタクカミを軸に構築を組み始めた。

軸の対応範囲は非常に広く多くの構築に選出することが出来たが、
①地割れ•炎技(ツタ棍棒orイーユイ)が一貫している
②水オーガポン•ジャローダキノガッサ等の水オーガポンで勝てない草タイプがきつい

を解決したかったので、、タイプ上①に適しており②にも抗えそうなカイリューを採用。型は、地割れを無効化することに意味を持たせられるアンコールを確定。

また、水オーガポン+ハバタクカミはトドロクツキやステルスロック+サイコフィールド+オオニューラのような一部の積みアタッカーが止まらなかったので、カイリュー厚底ブーツにして、合わせて積みをケアした選出を作れるスカーフサーフゴーを採用。

6体目は最終日朝まで悩んでいたが、最終的には、軸で出来れば来ない方が楽な相手の炎オーガポン・パオジアンに圧力がかかり、重めなディンルー+水オーガポン受けのサイクルを破壊することが出来る飛行テラス挑発イーユイを採用。裏の対面駒に最も打ち合える可能性が高い気合いの襷を持たせた。

 

構築が完成した。

個体紹介

ディンルー@食べ残し 災いの器

テラスタイプ:毒

腕白256(204)-131(4)-181(156)-*-118(140)-66(4)

 

守る 吹き飛ばし ステルスロック 地震

 

H-16n

HB-パオジアンに対して効率が良いライン

HD-特化ガチグマのブラッドムーン、ハイパーボイスがずれるライン

A-B4パオジアンを地震で87.5%の乱数二発

S-端数

 

厄災の王。

今回のディンルーの特筆すべき点は「残飯×守る」の組み合わせである。これにより、「体力管理をして行動回数を増やす」「アンコールや挑発等のディンルー対策を様子見出来る」等の動きが出来、多くのディンルー対策を返り討ちにすることが出来た。また、今回の構築では水オーガポンの宿り木の種やイーユイの鬼火等の定数ダメージを重ねる方法としてのシナジーもある。

地震は、ディンルーを見て出て来るアンコールや挑発を持った炎オーガポンに抵抗出来るのはもちろんだが、場持ちの高さを活かして裏から出て来るハバタクカミや鋼テラスカイリュー、炎オーガポンへの詰めとなるのが良かった。

S13で似た役割を担っていたガチグマと比べると、対パオジアン・ウーラオス性能は低くなるが、ステルスロック+吹き飛ばしでの受け破壊性能」「ハバタクカミへの強さ」「特殊耐久の高さ」に優位性を感じた。特に、受けに選出可能なことは大きく、受け攻めの並びへのこちら視点の選出択をかなり減らすことが出来た。

テラスタイプは毒。抜群が取られにくく、ハバタクカミと毒の定数に強いタイプである。

水オーガポン@井戸の面 貯水→面影宿し

腕白187(252)-141(4)-145(220)-*-118(12)-133(20)

テラスタイプ:水

 

ツタ棍棒 アンコール 宿り木の種 光合成

 

HB-陽気オーガポンの+1テラスツタ棍棒14/16耐え

特化パオジアン鉢巻テラス嚙み砕く確定耐え

特化カイリューの+1スケイルショット少し余裕を持って確定耐え

HD-特化ガチグマのノーマルテラスブラッドムーン+ハイパーボイスを対面テラス宿り木→光合成連打で完封出来る(回復していく)

S-準速カイリュー抜き

 

ポンの鬼。

毒テラスタル裏目である地面技を半減にしてサイクルを回すことが出来、毒テラスタルやハバタクカミと合わせて水ウーラオスの一致技の一貫を切ることが出来るのが強み。また、ステルスロック+エナジーハバタクカミにテラス無しで対抗出来る数少ないポケモンである。

S13と比較すると、レギュレーションFではブリジュラスやタケルライコ、アシレーヌ等突破されにくいポケモンが環境に増えたことと、エナジーハバタクカミのSラインが上昇し水テラスが減少(ステラが増えた)したことからツタ棍棒の価値が高くなっているのが追い風であった。逆に、以前と比べて水オーガポンやジャローダのような天敵の採用数が明らかに増えたので、そこのケアをもう少し厚くした方が良いかなと感じた。

ハバタクカミ@ブーストエナジー 古代活性

テラスタイプ:ステラ

臆病141(84)-54(個体値0)-93(140)-180(196)-156(4)-182(84)

 

ムーンフォース シャドーボール 瞑想 身代わり

 

HB-A4キョジオーンの塩漬けを身代わりが最高乱数切り耐え

HD-D+1時、特化ガチグマのシルクテラスブラッドムーン+真空波確定耐え

D+1時、特化ハバタクカミの眼鏡シャドーボール最高乱数切り耐え

C-出来るだけ高く

ステルスロック++1テラスシャドーボールでH252D4オーガポンを最低乱数以外落とせる

ステルスロック+等倍ムーンフォースで無振りパオジアンを14/16で落とせる

ステルスロック+シャドーボールで無振りイダイトウを最高乱数以外落とせる

S-出来るだけ高く(相手の瞑想身代わりハバタクカミを抜きたい)

 

パラドックスの神。

鉢巻逆鱗の一貫を切りつつ、水オーガポンの宿り木アンコールと合わせてスケイルショットカイリュー、水ウーラオスへの詰めをエナジーの超速で行える最強のポケモン。また、今回の構築ではほとんどディンルーを選出したことからステルスロックを絡むことが多く、襷やマルチスケイルで止められることが少なくエナジー+積みの強さを感じた。

キョジオーンやグライオン+モロバレル+ママンボウのようなサイクル構築に対しても、身代わり+瞑想があることでステルスロックや宿り木の種と合わせて基本選出で有利寄りな立ち回り勝負に持ち込むことが出来る。

 

カイリュー厚底ブーツ マルチスケイル

テラスタイプ:ノーマル

意地197(244)-204(252)-116(4)-*-121(4)-101(4)

 

神速 地震 アンコール 羽休め

 

A-特化

HBD-余りで出来るだけ高く

 

ラスタルの王。

今回は補完枠としての採用。「毒菱•地割れ無効」「厚底ブーツマルチスケイル+アンコール」という要素により、ドヒドイデ•ヘイラッシャ•ステルスロック+積み構築に選出出来るようにしている。

A特化の地震+神速は、ステルスロックと合わせるとかなり縛れる範囲があり強かった。

しかし、軸で止まらないステロ+積みの代表格であるトドロクツキの「硬い羽休め(ゴツメ飛行テラスに1負け)」「スケイルショットによるマルチスケイル貫通」により破壊されるのが難点である。

サーフゴー@拘りスカーフ 黄金の身体

テラスタイプ:鋼

臆病171(68)-58(個体値0)-124(68)-178(196)-112(4)-138(172)

 

ゴールドラッシュ シャドーボール 10万ボルト トリック

 

HB-特化水ウーラオスのグローブ水流連打+アクアジェット瀕死率14.7%

陽気パオジアンの不意打ち最高乱数切り耐え(意地は6/16耐え)

特化パオジアンの鉢巻氷柱落とし2ターン瀕死率89.8%

HD-臆病テツノツツミの眼鏡ハイドロポンプ14/16耐え

臆病ハバタクカミのシャドーボール12/16耐え

S-最速テツノツツミ抜き

C-余り全て

 

最強特性ポケモン

今回は補完枠としての採用であり、カイリューと合わせた毒びし、ステルスロック+積みへの対抗手段として選出していたが、ステルスロックがあるだけで、イーユイやテツノドクガのようなメジャーなサーフゴー受けを崩せるのが相変わらず強かった

また、鉢巻氷柱落としの一貫を切れるスカーフ枠であるので、鉢巻パオジアン+ママンボウのような構築に選出することも出来る。この際、耐久振りにより鉢巻氷柱落としを2耐えするのが便利であった。

しかし、不意打ちが痛いスカーフ枠であり、トドロクツキの叩き落とすがカイリュー+サーフゴーに一貫してしまうので、パオジアンとトドロクツキに窮屈であった。軸で楽ではないポケモンが更にきつくなってしまったので、「新しい構築を組んだときは、固定観念に囚われず補完枠を考える」ことが重要だと再認識した。

イーユイ@気合いの襷 災いの珠

テラスタイプ:飛行

臆病131(4)-*-111(84)-183(220)-141(4)-159(196)

 

オーバーヒート 悪の波動 鬼火 挑発

 

HB-火傷した特化水ウーラオスの水流連打85.7%耐え

S-最速ランドロス抜きグライオン抜き

C-余り全て

 

火力バカポケモン

ここまでの5体でほとんど選出が完結していたので、選出圧力とピンポイントの役割がハマると思い採用。「災いの珠」の火力が凄まじく、隙を見せると崩壊させるパワーがあるので、「スカーフイーユイにスイープされないようにする」「スカーフイーユイにワンパンされるポケモンを置かないようにする」のような誘導を行うことが出来る。これにより、基本選出で出てこない方が楽な「パオジアン•裏からの炎オーガポン•火力アップアイテムを持ったガチグマ」への圧力をかけることを意識した。

今回は、ピンポイントの役割として、ディンルー+水オーガポン受けに刺さる鬼火採用とした。鬼火で残飯回復を阻害しながら、火力で破壊することが出来る。

飛行テラスにすることで、挑発と合わせてディンルーやグライオンを完封することが出来る。

 

 

要点

ステルスロック+水オーガポン+エナジーハバタクカミ ++

S13の水オーガポン+ハバタクカミはステルスロックが合わさると凄まじいパワーを誇ることになるので、ステルスロックと初手の殴りを高いレベルで行えるディンルーとの組み合わせが強力であった。

積みをケアしたタイプ受けサイクル or+or

地面・水半減のアンコール+格闘・ドラゴン半減のポケモンの組み合わせが、禁止伝説が来るまでの環境における一つの最強の積み対策である。

選出圧力込みの補完

構築が5体で完結しているときは、細かい所に役割を持たせることに加え「適切な選出圧力を相手に与える」ことで少しでも勝ちやすくすることが重要である。

 

 

選出

基本選出 

ステルスロックと宿り木を絡めながら殴れる基本選出をスタンパを含め多くの試合で選出をしていた。

ステロor毒菱+積み(特にトドロクツキやサイコフィールドパ) 

ステルスロック,毒菱に耐性がある詰め方が出来るカイリューサーフゴーをディンルーと合わせることで、展開ミラーで差を付けやすい。特に、サイコフィールドパにはシーズンを通して全て勝つことが出来た。

 

ディンルー+水オーガポン受け @2

他のポケモンで崩せないこの並びには、鬼火イーユイを絡めたい。

 

その他は相手の構築に合わせて柔軟に選出する。

 

 

重いポケモン

パオジアン 

ディンルーを軸にしているため、レート差マッチングの際に絶対零度や氷柱落とし怯みである程度の期待値を取られるのがきつかった。ただ、これはマッチングも含めて確率が絡むものであり、ディンルーの役割を完全に代替出来るポケモンも存在しないので、このポケモンをきついと言うこと自体は最終日朝8時代に不運に見舞われたことからなる結果論とも言える。

トドロクツキ 

攻撃範囲の通りが良く、こちらからの遂行速度も遅いため「羽休め」で耐久されるため、とてもきつかった。イーユイの鬼火を当てる、カイリューサーフゴーのアンコールトリックを上手く展開する等して一応抗うことは出来るが、不利ではある。

 

結果

TNスカーレット 最終12位-2205 295-182

TNスカーレット 最終41位-2147 125-60

最後に

シーズンお疲れ様でした!

今期は構築の動き自体は環境にも合っており、そこは良かったのですが、最終盤の試合で流れに乗り切れず終わってしまいました。

ただ、S13の構築をレギュレーションを超えて綺麗にリメイクすることが出来、それがある程度綺麗な対戦・結果に繋げることは出来たのは良かったと思います。

これからも、様々な事を経験値にして広い視野を持って構築を組みたいと思います!

ここまで閲覧ありがとうございました!

最終日対戦動画