Origin Regression

Single battle

【S10最終8位】無双カミウーラ

こんにちは!シーズンお疲れ様でした。

今回はS10で使用した構築を紹介します!

並びは↓です!


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それでは構築を紹介します!

 

 

ンセプト

・崩しと殴りを両立することで選出択を減らした対面構築

・先制技リレーでテラスタルの噛み合いを減らす

構築経緯

新要素であるスケイルショットを習得したガブリアスに対して

①テラスタル+ステルスロックを拒否するのが難しい

②後出しが出来るポケモン(テラス鉄壁キョジ、ヘイラッシャ、イカサマチオンジェン、鉄壁アーマーガア)の性能が全対応に遠い

ことから、サイクルを回すことが理に適っていないと思ったので、対面構築を使うことにした。

対面構築の形としては

エナジー

ラスタル

マルチスケイル(環境によって、化けの皮)

で行動保証を得ながら、サイクルを破壊する要素を入れるのが理想的な形だと考えていたので

襷枠とマルチスケイルをどの順番でも出せるよう、ステルスロックを拒否出来るエナジー挑発ハバタクカミから構築を組み始めた。

S135と絶対的な殴り性能の高さから、ステルスロックとミラーの同速さえ解決すれば使わない理由が無い程強いと思い、襷パオジアンを採用した。

パオカミはテラスを必須としないので、テラスを切らない展開を想定出来る際の選出パワーを上げるために、テラスを切るととても強いエースを採用したかったので、パオカミが止まる範囲や要素に強く種族値で殴り合えるパンチグローブ剣舞水ウーラオスを採用。

また、どののような組み合わせの受けに対しても、殴りながらある程度の崩しを出来るポケモンが2体以上欲しかったので、ここまでで足りない

①チオンジェン+ドヒドイデ

②キョジオーン+カミ受けor毒テラスキョジオーン

の両方に投げれるマルチスケイル枠として、竜舞イカサマダイスカイリューを採用。

この4体を対面の軸として、補完を考えていった。

 

次に、崩しを補助出来るステルスロック撒きが欲しかったので、最もパワーが高く特別な要素以外で起点になることがない吹き飛ばしディンルーを採用した。

 

この5体である程度構築が完結しており余裕があったので、きついヘイラッシャ絡みと受けループの両方に強く、選出画面で圧力をかけることでじゃんけんを噛み合わせれる確率を上げれることを評価して、身代わり呪いキョジオーンを採用。

 

構築が完成した。

個体紹介

※採用順

ハバタクカミ@ブーストエナジー 古代活性

テラスタイプ:水

図太い162(252)-54(個体値0)-117(252)-155-155-156(4)

 

ムーンフォース シャドーボール 挑発 痛み分け

 

HB-特化

陽気水ウーラオスの水流連打+アクアジェット瀕死率6%(意地は82.1%)

陽気水ウーラオスのテラス水流連打瀕死率3.8%(意地は70.9%)

特化カイリューの嘴テラバースト+アクアジェット瀕死率75.6%

陽気パオジアンの氷柱落とし+氷の礫瀕死率13.5%(特化は74.2%)

S-端数(S上昇)

 

最強エナジー

HB特化Sエナジーという早くて硬いという行動保証から、環境の多くのポケモンに対して「ムーンフォース+シャドーボール」の通りの良さで行動保証かテラスを強要出来る上、「挑発+痛み分け」で展開を阻害しながら確実な削りを入れることが出来る。

特に、こちらの超パワーから逃げるためのステルスロックや状態異常の誤魔化しを許さず、ある程度の受け思考に対しても純粋な殴り合いに持っていけるというのが、本当に強かった。

上記のダメージ計算の通り、HBを甘えないことで想定外の耐え方を出来る可能性を作れるのか強すぎるので、HB特化以外あり得ないレベルだと感じている。

 

 

パオジアン@気合いの襷 災いの剣

テラスタイプ:電気

意地155-189(252)-109(68)-*-80-179(188)

 

氷柱落とし 鬱憤晴らし 氷の礫 テラバースト

 

HB-A4ディンルーの地震89.1%2耐え

特化ガブリアス、特化カイリューのスケイルショットが3.6%の乱数5発

特化水ウーラオスのグローブ水流連打を95.4%で耐える、グローブドレインパンチ+アクアジェット確定耐え

A-特化

S-最速オーガポン抜き

 

襷の王。

ハバタクカミの「挑発」で、弱点である「ステルスロック」を解決したこの構築の襷パオジアンは準伝説としての超パワーを存分に発揮することが出来た。

ガブリアスやオーガポン等、Sを上げるのが難しい代わりに、ある程度の耐久があり火力が高いポケモンが増えたので、「S種族値135+先制技+気合の襷」により行動保証で上から殴れるというのがシンプルに強かった。

「鬱憤晴らし」は、甘えるカミの対策になる悪打点であり、悪打点であるおかげで炎オーガポンやイダイトウ、サーフゴー等氷半減のポケモン(orテラス)を、テラス無しで安定て殴ることが出来る。これと癖の無い先制技である「氷の礫」により、甘えるカミ(満タンHB以外)やイダイトウに安定して勝つことが可能である。

「電気テラバースト」は、ヘイラッシャや水ウーラオスへの打点になるので、選出する理由を作れるのが強かった。打点の強さ(対ドヒドイデ等)と電磁波無効を評価して、草ではなく電気にしている。

最速オーガポン抜きまで抑えて残りにBを降ることで、襷が意味を為さない連続技や複数回の攻撃に強くなり、襷枠としての強さを底上げすることが出来た。

 

 

水ウーラオス@パンチグローブ 不可視の拳

テラスタイプ:毒

意地201(204)-200(252)-121(4)-*-81(4)-123(44)

 

水流連打 ドレインパンチ アクアジェット 剣の舞

 

A-特化

S-準速キノガッサ抜き

HBD-残り全て

 

ガチすぎる熊。

「剣の舞+水流連打」が一部のポケモン以外への崩しになり、先制技の「アクアジェット」と殴りをずらせる「ドレインパンチ」の存在から、行動保証さえあれば崩しと殴りを高いレベルで両立することが出来る。最強であり、このポケモンを上手く使えた試合はほとんど勝つことが出来た。

行動保証を得るために、耐久に多く降った上で、テラスタルでタイプを変えれるようにしている。

毒テラスは、「ムーンフォース」半減はもちろんだが、「塩漬け+ボディプレス」や「ウッドホーン」に耐性をつけることが出来る。

 

 

カイリュー@いかさまダイス マルチスケイル

テラスタイプ:鋼

意地175(68)-204(252)-116(4)-*-121(4)-123(180)

 

スケイルショット アイアンヘッド 神速 竜の舞

 

A-特化

S-準速キノガッサ抜き

HBD-残り全て

 

ラスタルの王。

ラスタルに依存せず発動する特性マルチスケイルにより、環境のパオジアン以外のほとんどのポケモンにテラスタルなしで殴り合うことが出来る。

ラスタルを切った際も、ドラゴン→鋼の耐性変化で行動回数を増やすのはもちろん、「毒毒」に耐性をつけたり「アイアンヘッド」の火力を上げることで崩しにいくことが出来る。

「いかさまダイス+スケイルショット」は、マルチスケイルや身代わりに耐性をつけながらも、汎用性を落とさない強い殴り技となる。「神速」と合わせたリーチの高さから、テツノツツミやオーガポンとの殴り合いで強いのが良かった。

このように今回のカイリューは「テラスタルを切っても、切らなくても強い」性質があり、これとテラスタル依存度がまちまちなパオカミウーラと組み合わせが、選出パワーを底上げすることに繋がった。

 

キョジオーン@食べ残し 清めの塩

テラスタイプ:ゴースト

慎重207(252)-121(4)-152(12)-*-146(180)-63(60)

 

塩漬け 身代わり のろい 自己再生

 

HB-身代わりがA4クレベースの氷柱張り3回確定耐え

HD-身代わりがC4ヤドランのサイコキネシス最高乱数切り耐え

S-残り全て(受けループのヘイラッシャ全て抜ける)

 

テキスト最強枠。

清めの塩×テラスタル×塩漬け×自己再生による詰ませ性能の高さが強みである。今回は、その強みを選出画面の圧力で活かすために採用した。

軸の対応範囲が広すぎることから基本的に選出しない想定だったので、「身代わり+ゴーストテラスタルのろい」で軸が無理な受けループを崩す役割を持たせている。

結果的に受けループに当たることは無かったが、シンプルに「HD+のろい」の単体性能が高く、自然に選出に絡めれることもあった。

ディンルー@オボンのみ 災いの器

テラスタイプ:毒

腕白261(244)-131(4)-184(180)-*-109(68)-67(12)

 

カタストロフィ 吹き飛ばし 撒き菱 ステルスロック

 

H-奇数の3n最大値

HB-パオウーラオーガポンに対して効率の良いライン

HD-臆病眼鏡テツノツツミのハイドロポンプ14/16耐え 

S-ミラー意識で余り(4振りと無振りを抜く)

ステルスロックの鬼。

崩しの起点を作ってほしかったので、ステルスロック」に加えて「撒菱」を採用している。これにより、起点回避+崩しが出来る技になり「吹き飛ばし」の価値が上がったので、吹き飛ばしを押さないタイミングで押す技として最も汎用的の高い「カタストロフィ」をメインウェポンとした。

上述のように崩しの起点になるのはもちろんだが、この構築では「先制技」「ブーストエナジー」で上から縛れる範囲を広げられるのもとても強かった。

 

 

要点

行動保障と崩しの両立

殴りながら崩すことの出来る、環境トップのポケモンの強い型を組み合わせることで、受け選出にも攻め選出にも対応出来るようにして、選出択を減らしている。これにより、環境に多かったキョジオーン構築にもかなり勝つことが出来た。また、先制技とSの早さにより、実質的な出し負けを少なく出来ていたのがとても良かった。

先制技リレー 

「耐性テラス」に対して上からの後出しじゃんけんが出来る先制技を多く採用することで、「テラスタルしないなら神速、テラスタルするなら氷の礫が通る」のように、自分視点のテラスタル択をかなり減らすことが出来た。

勝率を確実に高める補完

選出率の低さを補える程に選出画面の圧力が高い2体で、軸で足りない崩しを補助することで「無理な構築を減らす」「崩しの強要」をし、確実に勝率を高めることが出来た。

 

 

選出

対面選出から3体

ある程度のサイクル破壊は出来るので、基本的には軸の4体の対面駒から3体を投げて、殴り合いをする。

崩し選出@2

軸だけでは崩せない場合、「ステルスロック+撒き菱+吹き飛ばし」で大きく削りを入れて崩しの起点になれるディンルーを絡めたい。

対ヘイラッシャ,受けループ @2

ヘイラッシャと受けループに対して、キョジオーンを選出して崩していきたい。ヘイラッシャ入りは、相手のキョジオーンの対策も込みで考えると唯一選出が難しかった。

 

 

重いポケモン

ヘイラッシャ

軸の4体のうちカイリューとウーラオスが止まってしまうので、選出幅が狭くなってしまい、嚙み合わせになりやすいため。

 

結果

TN スカーレット 最終8位-2164 165-96

 

最後に

今期は13日のDLCで教え技と一部の新ポケモン解禁により環境が変化しましたが、実践と考察を重ね、しっかり適応することが出来て良かったです。プレイング,構築共に納得いくところまでいけて良かったですが、30日18:00~1日25:00まで睡眠をしたことで、2ロム分の時間が確保出来なかったのが反省点でした。

8:59に2位(レート2185-8くらい)から潜った試合は、選出択のしょうがない負け方だったので、悔しいですがまた1位目指して頑張ろうと思います。

最近は、モチベーションが維持出来ており、構築を煮詰め切れることが増えたのは良いことだと感じています。これからも向上心を忘れずに高めていきたいと思います。

ここまで閲覧ありがとうございました。

 

最終日対戦動画

【最終8位】S10最終日対戦集 パオカミウーラカイリュー - YouTube

是非見てみてください!