こんにちは!シーズンお疲れ様でした。
今回はS9で使用した構築を紹介します!
並びは↓です!
それでは構築を紹介します!
コンセプト
崩しをケアしながら削って詰めるサイクル
構築経緯
ウーラオスとカイリューが環境トップにいる今のルールでは「ハバタクカミを強く使う」ことがサイクルをする上で重要だと考え、ハバタクカミを絡めた強い動きから構築を組むことにした。
襷は対面リレーにしかならず
エナジーは型バレと出し方が窮屈
であることから、眼鏡かスカーフで採用したいと思い、考えたところ
ハバタクカミがダメージレースで不利を取りがちな襷パオジアンに対して「下からドレインキッスを打って、水ウーラに引いて上からとんぼを押す」動きが強いと思ったので、今回は眼鏡ドレキスハバタクカミ+スカーフ水ウーラオスから構築を組み始めた。
この2体ではディンルーがきついので浮いてる枠でディンルーを削りたかったが、眼鏡ハバタクカミの「滅びの歌とSの早さ、神速無効によりカイリューをケアしやすい」という強みを活かすことが出来る、渦アンコカイリューを採用した。その際、B特化の残飯かつ電磁波持ちにすることで、水ウーラのミラーやパオジアン対面のとんぼからの引き先になれるようにした。
次に、電磁波•地震の一貫を切れるかつ、打ち落とす地震地割れを打つことでカイリューサーフゴーに対してハバタクカミの一貫を簡単に作ることが出来、重めなサーフゴーやジバコイルに強いチョッキランドロスを採用した。
この4体をサイクルの基本軸とし、安定した選出が出来る場合にはこの中の3体から選出することにした。
ここまでで耐久振りのオオニューラ展開を止める手段に乏しく、ステルスロックが無い場合に襷枠を出したかったので、汎用性の高い襷枠としてサイコファングパオジアンを採用した。
最後に、受けループとキョジオーンを取り巻きと合わせて崩せて、テツノツツミのフリーズドライ及びモロバレル・キノガッサのキノコの胞子、チオンジェン宿り木のタネ、の一貫を切りたかったので隠密マント格闘テラバーストサーフゴーを採用。
構築が完成した。
個体紹介
※採用順
ハバタクカミ@拘り眼鏡 古代活性
テラスタイプ:フェアリー
控えめ145(116)-54(個体値0)-101(204)-176(36)-156(4)-174(148)
HB-特化水ウーラオスの水流連打を91.7%耐え
C-11n
S-ミラー及びパオジアン意識
レギュD最強ポケモン。
「逆鱗」「ドラゴンテール」「インファイト」「神速」が無効の優秀なタイプでありながら、CDSの数値が高いのが当たり前ながらとても強い。技を無効化したときに、負荷をしっかりかけられる拘り眼鏡で採用している。
「ドレインキッス」は、従来の眼鏡ハバタクカミに強い、早いパオジアンとウーラオスやミミッキュの先制技に対して、耐久振りと合わせて相手視点見えにくい展開ずらしが出来る神技であった。
滅びの歌は、多くの試合で「アンコール」と合わせた安定で強い詰め筋になる。
水ウーラオス@拘りスカーフ 不可視の拳
テラスタイプ:水
意地175-200(252)-124(28)-*-80-146(228)
A-特化
S-最速カイリュー抜き
HB-特化カイリューの+2テラス神速を最高乱数切り耐え
特化カイリューのテラス神速×2を98.8%耐え
パオジアンを駆逐する熊。
Sが206より早く、「不意打ち」「氷の礫」が半減であることから、パオジアンの「氷柱落とし」の怯みや「絶対零度」を拒否しながらサイクルを回すことが出来る神ポケモンである。
水テラス「水流連打」が襷まで貫通するスイープとして最強だった。
「アクアジェット」はエナジーハバタクカミと剣舞パオジアン(こちらのHPが削れているとき)を上から殴れるのが強いと思ったので採用した。
Sを必要なラインまで落としてBを上げることで、眼鏡ハバタクカミと合わせて竜舞カイリューを見ることが出来る。
カイリュー@食べ残し マルチスケイル
テラスタイプ:毒
図太い195(228)-125(個体値0)-161(252)-120-120-104(28)
炎の渦 アンコール 電磁波 羽休め
H-8n+3(ステロ分を4回の残飯で回復、羽休めの回復量が上がる)
HB-「とんぼかえり」に対して残飯でマルスケ回復が追いつく確率を最大にするため、ガチ特化(A172までの一致とんぼかえりでマルスケが剥がれない)
特化ウーラオスのインファイト+アイススピナー残飯1回込み確定耐え
特化ウーラオスのインファイト+アイススピナー+アクジェを残飯2回込み97.8%耐え
特化ウーラオスの水流+アイススピナーを急所込み67%耐え
特化カイリューの嘴テラバースト×2+神速を残飯2回込み確定耐え
威嚇込み、特化水ウーラオスのグローブ冷凍パンチ×2を残飯を確定1回込み確定耐え
S-麻痺最速テツノツツミ抜き
ガチ特化カイリュー。
「電磁波+アンコール」が剣舞ウーラオスに強く、「炎の渦+アンコール」がディンルーに強いので、合わせて採用することで剣舞とステルスロックのサイクル破壊をいなすことが出来る。また、タイプ受けサイクルの「アンコール」は、シンプルな弱点である積みを簡単かつ安定してケア出来るため、入れない理由が無いと思う程の強さを感じた。
スカーフ水ウーラオスやチョッキランドロスを使う上で、上記のダメージ計算の通り「インファイト」や威嚇込みの「氷技」を打ってくるウーラオスに後出しが効くのがとても良かった。Bガチ特化食べ残し最強。
食べ残しは、カイリューが場に出ているときはもちろんだが、蜻蛉返りから着地するターンに発動するのも強く、蜻蛉返り持ちが2体いるこの構築ではその強みを存分に発揮することが出来る。
テラスタイプは、「鉢巻蜻蛉返り+眼鏡テラスムンフォ」の崩し方に耐性を付けるフェアリー半減テラスのうち、「蜻蛉返り」「水流連打」「インファイト」を全て等倍以下に抑えられる毒テラスで採用した。
ランドロス@突撃チョッキ 威嚇
テラスタイプ:鋼
意地191(212)-187(36)-111(4)-*-128(228)-116(36)
地震 地割れ 打ち落とす 蜻蛉返り
H-16n-1
A-11n
D-2n
S-最速ガチグマを意識したカイリューサーフゴーを抜きたい
サイクルの鬼。
残すだけで強い「威嚇」が最強。突撃チョッキを持つことで、エナジーハバタクカミや電気タイプ・電磁波持ちを役割対象にし、気持ち良く選出することが出来た。
カイリューが毒テラスを切るorランドロスが鋼テラスを切ると「元々切っていた地面の一貫が出来てしまう」のが難点だが、両採用を軸にすることでそのデメリットを軽減し、むしろ「氷,フェアリーの一貫を消す」という強いテラスタルの使い方になる。
また、打ち分ける(=拘り一点読みのタイプ受けをさせない)ランドロスを始動に、ハバタクカミや水ウーラオスと合わせて「カイリューサーフゴー」を破壊出来るのがとても強い。具体的に
A.サーフゴーを倒すorテラスタルを切らせる→ムンフォが一貫
B.カイリューを倒すorテラスタルを切らせる→水流連打が一貫
のように裏からの拘りを通すことが出来る。
カイリューは、こちらのランドロスへの遂行速度が極端に低い(電磁波エアスラッシュ等)か、地震が受からないか、のどちらかであることがほとんどなので、「打ち落とす+地割れ+地震」が理に適っていた。
鋼テラスタルは、フェアリー半減のうちサーフゴーのゴールドラッシュが半減でパオジアンの攻撃に弱くないテラスである。
パオジアン@気合いの襷 災いの剣
テラスタイプ:ゴースト
意地155-189(252)-109(68)-*-85-179(188)
氷柱落とし 聖なる剣 サイコファング 不意打ち
A-特化
S-最速110族抜き
HB-A4ディンルーの地震を89.1%で2耐え
特化水ウーラオスのグローブ水流連打を95.4%で耐える
ASの王。
レギュCは「氷柱落とし+聖なる剣+不意打ち」で技範囲が足りていたので、足りなくなった水ウーラオスに打点を持つためにサイコファングを採用した。この技構成にすることで、シンプルに殴る行為が強い最強の襷枠にすることが出来た。
ステルスロックをケア出来る(ディンルー入りに、カイリューを初手に投げる場合等)orステルスロックが無い構築(ガチグマ構築等)の場合の襷パオジアンの殴り合い性能が異常に高いので、結局このポケモンが殴り合いの考え方においてはどのように環境が変化しても軸になると感じた。
テラスタイプは、行動保障を得る意味で草かゴーストで悩んでいたが、カイリューと合わせて選出することが多い(パオジアンがきついディンルーとウーラオスにカイリューが強いから)と考え、アンコールと合わせて竜舞カイリューをケアしやすいゴーストテラスで採用した。
サーフゴー@隠密マント 黄金の身体
テラスタイプ:格闘
控えめ191(228)-54(個体値0)-115-187(132)-111-123(148)
シャドーボール テラバースト 悪巧み 自己再生
H-16n-1
C-11n
S-準速キノガッサ抜き
破壊枠。
優秀なタイプで他の2体と合わせてある程度攻め駒をケアしながら受けを崩すことが出来る。黄金の身体により補助技を無効にする再生技持ちなので、HPが1でも残っていれば受けポケモンへの詰ませになれるのが強みである。ウーラオスやランドロスと合わせてキョジオーンにテラスタルor引きを強要しながら、テラス塩漬けには蜻蛉返りを隠密マントに繋ぐ動きをよくしていた。
格闘テラバーストは、受けループ(ラッキー)とイーユイへの崩し技である。
要点
テラスタル込みのタイプ受けサイクル or
サイクル軸の4体を「火力を上げる一致テラスタルか、テラスタル込みでタイプ受け出来る耐性のテラスタル」にすることで、どのタイミングでテラスタルを切ってもサイクルを回し続けれるようにしている。
「削り+積み」のケア ,
遅いポケモンはHPが1さえ残ってさえいれば積みのケアがしやすいアンコールor火力の高い威嚇、早いポケモンは火力を上げることで「削って、積む」ことでサイクルを破壊してくる動きに出来るだけ隙を見せないようにしている。
汎用性のあるポケモンでの要素補完
ステルスロック以外に無敵であり耐久オオニューラに強い襷枠であるパオジアン、一貫を切りつつの崩せない範囲への崩しのサーフゴー、というどうしても軸で届かない範囲に対して、汎用性のあるポケモンで対策することで、相手の並びに依存せず選出画面で見えにくい誘い殺しをすることが出来た。
選出
から3体
テラスタルルールは様々な構築があるので応用の連続にはなるが、選出が安定する場合には軸の4体を上手く使いサイクルを回すのが強い。
パターン2@2
パオジアンを他のポケモンより選出する価値が高いと感じた場合は、パオジアンを選出するのがとても強い。特に、オオニューラ入りやディンルーがいない対面構築(主に、ガチグマ入り)にはほとんど出していた。
パターン3 @2
キョジオーン入りや受けループ等、極端に受け性能を高めた構築には、崩しの鬼である巧みサーフゴーを選出していた。
重いポケモン
ヒードラン
鬼火が一貫しており、ステルスロックも痛い。ウーラorランドロス+ハバタクカミという上からの制圧でヒードラン自体は対処可能だが、処理ルートが少ない分選出択や嚙み合わせを回避するのが難しかった。
ドラパルト
ヒードランと同様鬼火が一貫しており、早いため上から殴りにくいのが厳しかった。ただ、ドラパルトは起点型が多かったので、裏の積みエースを止めることで試合自体はほぼ全て勝つことが出来た。
結果
TN ゆめうつつ 最終10位-2165 191-112
TN スカーレット 最終28位-2126 勝敗不明(パソコンのバグで録画出来ませんでした、最終日スタート時点では72-28のレート2049でした)
最後に
一か月煮詰めた結果、プレイング・構築共に個人的に納得行くラインまで詰めることが出来たので、そこはかなり満足しています。ここが良いと、とても気持ち良く試合が出来て楽しい上、再現性のある勝利で高順位を狙うことが出来るので、どちらの意味でも個人的には必須だと感じました。これからもここを目指し続けていきたいです。
今回はレートが上がるのが遅く1位に間に合わなくなり一桁行けそうなところで保存したので、最終順位に対する反省点はそこかなと思っています。たとえ構築とプレイングが良くても、実力が関与しない他の要素もあり連勝しまくれるゲームではないので、レートの上げ方も一つの大切な要素であることを再認識しました。
また1位を目指して頑張ります。
ここまで閲覧ありがとうございました。