こんにちは!
今回は前期考えていたイベルダイナ構築の紹介をしていきます!並びは↓です!
それでは紹介します!
構築経緯
リフレク下では剣舞ザシアンにもスカーフメタモンが後投げから動かせる(リフレク下でA222以下の+3巨獣石火を確定で耐える)ことに気づいたので、ザシアンの周りにもテンポを取りやすいHBマジフレリフレクムゲンダイナ+スカーフメタモンから構築を組み始めた。
この2体では、ザシアンと組み合わされがちなディアルガ•キュレム•レシラム•パルキア等の「特殊禁伝」に為すすべもなく破壊されてしまうので、それらを流せてサイクル有利を作れるステロラッキーを採用した。
ムゲンダイナ+メタモン+ラッキーの軸は大抵の禁伝及び一般枠を処理出来るが、黒バドと日ネクが致命的にきつい。また、サイクルミラーでHP総量勝負になってしまうのも不毛なので、それらを解消出来るように、黒バドと日ネクから全てを破壊する珠気合玉イベルタルを2体目の禁伝として採用した。
最後に、ダイナメタモンラッキーイベルで勝てない(重い)並び•ポケモンを考えたところ「剣舞ザシアン+ヌオー」「カバルドン,ラッキー」「珠カイオーガ」「ゼルネアス」「白バド,ヒヒダルマ」「レジエレキ」が挙げられたので、軸のポケモンを自由に投げれるようそれらを後出しから完封出来る厚底ブーツヌケニン+風船挑発ゴチルゼルを採用し、構築が完成した。
個体紹介
※採用順
ムゲンダイナ@黒いヘドロ プレッシャー
臆病247(252)-*-140(196)-166(4)-116(4)-172(52)
マジカルフレイム リフレクター 毒毒 自己再生
HB-A特化ザシアン+1巨獣斬→壁下+1巨獣斬をヘドロの回復込みで255/256で耐える
HD-特化サンダーの-1珠ダイジェットが12.11%の乱数2発(ヘドロ込み)
S-準速エースバーン抜き
超サイクル禁伝。
サンダーザシアンに対して有利に盤面を動かしやすく、裏の禁伝にまで仕事が出来るのが最大の強みである。また、ラッキーやヌケニンやゴチルゼルと合わせる上で「ウーラオスに滅法強い」という性能が重要であった。
従来のリフレクダイナ構築は剣舞ザシアンのケアが出来ていないことが多かったが、メタモンと合わせることでほぼ全てのザシアン(サイコファング以外)に有利を取ることが出来る。リフレクターを貼ってから剣舞巨獣にスカーフメタモンバックし、ダイナへの役割集中を防ぐ選択肢を持てる。
マジカルフレイムはサンダーやカイオーガ等の、眼鏡読みの引きや眼鏡じゃない願望の突っ張りの両方に強い一手になる。毒毒は、壁枯らしの行動に一番刺さる技として採用したが、「咎め技」として無難に強かった印象であった。
明確な弱みは、相手のラッキーとゴチルゼルか面倒なことだが、ある程度構築単位で耐性を持っていたので、幅広く戦うことが出来た。
メタモン@拘りスカーフ 変わり者
冷静155(252)-*-68-110(252)-69(4)-47(個体値0)
変身
H-ぶっぱ
B<D
C-未来予知意識で出来るだけ高く
S-ミラー意識
対面殺しの鬼。
このポケモンとイベルタルの合わせた圧力で相手視点は「アタッカーのコピーケア」「物理特殊のイベルのケア」をしなければならなくなり、ムゲンダイナやラッキーを動かしやすいゲームになることが多い。
この構築ではムゲンダイナのリフレクや毒々、ラッキーの歌うと合わせると立ち回りの幅が一気に広がり、「アタッカーをコピー出来なくて腐ってしまう」というメタモンの弱みをかなり消すことが出来た。
リフレクダイナを強く扱える要因であり、必須級の活躍だった。
ラッキー@進化の輝石 自然回復
呑気326(4)-*-62(252)-*-157(252)-49(個体値0)
タマゴうみ 甘える 歌う ステロ
HB-出来るだけ高く
HD-控えめイベルの珠ダイアーク×2を確定耐え(〜325)
S-歌うを後攻で打つために最遅
特殊耐久の鬼。
このポケモンはテンポを遅くしてサイクルを回せるのが強く、具体的に「特殊禁伝+ホウオウネクロ(ザシアン以外の物理)」の並びに対して「甘える+超特殊耐久」から「歌う+ステロ」で有利に持っていける。しかし、最近は多くのアタッカーがラッキーを崩す手段を持つようになっており、限界を感じている。
リフレクターと合わせることによりキュレムやレシラム等の物理特殊を両方ケアする立ち回りがあることも強み。
イベルタル入りには、ムゲンダイナでリフレクターを貼ってからラッキーを投げ、イベルのダイマをいなしつつステロを巻いて、イベルの後発ダイマで全てを破壊するルートを取っていた。(イベル欄で後述)
イベルタル@命の珠 ダークオーラ
控えめ201-*-116(4)-201(252)-118-151(252)
悪の波動 デスウイング←→暴風 熱風 気合玉
C-特化
珠ダメが入った無振りイベルをダイジェット(140)で13/16で落とす
S-ぶっぱ(ミラーと最速ザシアン,黒バド意識)
破壊の王。
本当に受かるポケモンがいない。特殊一点読みされたとしても気合玉でバンギを、アークの追加効果でラッキーハピナスを破壊出来る。
「黒バド+物理アタッカー(ザシアンウーラ)」に圧倒的に強く、後発ダイマでのスイープ力が極めて高いことが構築と噛み合っていた。
イベルダイナのイベルはほとんど物理だが、今回は後発ダイマを切る際にはザシアンをステロ込みでワンパンすることがかなり大切だと考えて、特殊かつ控えめ珠で採用している。具体的に、イベルのダイマを往なした後の3ターンのダイマで
①イベルをジェット(暴風媒体)でワンパン
➁ザシアンをワンパンorザシアン以外をワンパンor耐久ポケモンを晴らしながら2ターンでワンパン
③3体目をワンパン
の流れで破壊する。メタモンやゴチルゼルの圧力で襷やスカーフでの行動保証があるポケモンが選出されやすい(=ステロやダイジェットで潰せている)ため、3ターンで足りることの方が多かった。
ヌケニン@厚底ブーツ 不思議な守り
寂しがり1-156(252)-45(個体値0)-*-50-92(252)
ポルターガイスト 影打ち 鬼火 堪える
A-特化
S-ぶっぱ
B<D
完封ポケモン。
厚底ブーツを履くことでステロが効かない(どうやって履いてるのか分からないけど)。一部の禁伝に滅法強く、弱みである「カバルドン」をゴチルゼルでケアしてるので安定選出で勝てることが多かった。
ザシアンの噛み砕くや炎の牙は分かるが、汎用性の無さと択になることを考えるとオーガの原始の力は最悪非考慮で良いと思っている。
ゴチルゼル@風船→カゴのみ 影踏み
図太い175(236)-*-161(252)-115-133(20)-85
アシストパワー コスパ 挑発 眠る
HB-物理アタッカー意識(エスバマンムーガブ等)で出来るだけ高く
D-余り
完封ポケモン2。
カバルドンやラッキー,ヌオーを後出しから完封し、裏まで破壊出来る。風船は汎用性に欠けるが、ヌケニンレベルでカバルドンに弱いポケモンを採用するなら基本的に風船一択だと思っている。が、バンビーさん「カバルドン絶滅してるからカゴのみにする」とのことで、汎用性を重視してカゴのみにしたらかなり活きたらしいし一長一短だとも思う。
急所に当たりまくる下振れポケモンであり、変なメタて破壊されることと、選出択になってしまうことが少なくないことから基本的には使い損だとは思った。(今回は構築と噛み合いすぎていた)
要点
展開メタモン ,+
メタモンは普通に使うと単なる対面駒にしかならないが、マジフレリフレクムゲンダイナと合わせて使うことで強いサイクル駒になる。
禁伝を使ったメタ貼り
軸が厳しい黒バドを禁伝であるイベルタルで対策することで、裏に何がいても破綻しないため、対応範囲が広がった。
選出段階での完封 ××
この構築はムゲンダイナやイベルタルやヌケニン等特定の対策枠が必要なポケモンを採用しているが、このようの構築では「〜するには〇〇を選出しないといけないが、選出すると△△にやられる」という状態を押し付けると選出択無く完封することが出来るのでそれを利用している。
例①対カバザシオーガヌケニン
•••「ヌケニンを倒すにはカバルドンを選出しないといけないが、選出するとヌケニンを砂で倒した後のゴチルゼルに完封される」
例②対ザシオーガラキヌオー
•••「ムゲンダイナ+メタモンをいなすにはラッキーorヌオーを選出しないといけないが、選出すると後出しのゴチルゼルに完封される」
このように、今回の構築では完封ポケモンを止める駒を「ゴチルゼルでキャッチする」選択肢を持ちイージーウィンを増やすことで、被弾回数による運負けと釣り合い以上の勝率を担保することを目指した。
結果
使用者バンビー TNピッコロ最終2064-6位
この構築を最終日に使用したバンビーさんが最終6位を取っています。
僕自身もレート2000までは使っていましたが、ザシオーガの方が使いたかったので、最終日は使用しませんでした。
後書き
ダイナイベルメタモンというテンプレートの並びでも型や動かし方を煮詰めることで上位でも合法的に戦うことが出来、既存の並びを再考察することの重要性を再認識することが出来ました。これからも新しい並びだけでなく、既存の並びのブラッシュアップも含めて様々な視点から構築を組もうと思います。