こんにちは!シーズンお疲れ様でした。
今回はS23で使用した構築を紹介します!
並びは↓です!
それでは構築を紹介します!
コンセプト
•対面操作からの眼鏡ムゲンダイナの押し付けサイクル
•運込みでいいので出来るだけ全対応する(=特定の構築、ポケモンを切らない)
構築経緯
序盤に色々なレンタルを使ってみて眼鏡ムゲンダイナがサイクル破壊出来て行動保証があるのがとても使いやすく感じたので、これを構築の軸とした。
次に、このムゲンダイナが厳しいザシアンとガブリアスとヒードランに強いという点で相性が良いゴツメヌオーを採用した。
この2体では、竜(ムゲンダイナ、ドラパルト、逆鱗ガブリアス)と地面(草結びor鉢巻ランドロス、鉢巻ガブリアス)、エスパー(テテフ等)が一貫してしまっているので、それらが多く含まれている並びに選出択にならないよう一体で無理矢理誤魔化せる残飯宿り木テッカグヤを入れた。
ここまでれいびオーガや拘らないアタッカームゲンダイナと黒バド等の特殊アタッカー全般が厳しかったので、それらに対して後投げから場をコントロール出来る歌うステロラッキーを採用した。
また、ヒヒダルマやヒードラン+ヌオー受けが重いので、そこをムゲンダイナと合わせて破壊出来るスカーフ水ウーラオスを採用した。
最後に、ここまでできつくてめちゃくちゃ増えていた黒バド、ゼルネ軸とポットデス入りに強めな襷メタモンを採用した。
構築が完成。
途中までは、メタモン枠がチョッキゴリランダーだったが、ウーラオスと止まる相手が被り気味なのと黒バド軸にいまいち勝てないのが弱かったのでそこだけ変更した。また、シーズン最初の方はウーラオスがスカーフエースバーンだったが、ヒードランが重かったのでウーラオスに変えた。
レンタル
個体紹介
ムゲンダイナ@拘り眼鏡 プレッシャー
控えめ223(60)-*-116(4)-211(212)-116(4)-179(228)
ダイマ砲 流星群 ヘド爆 火炎放射
HD-臆病黒バドのサイキネ14/16耐え
眼鏡黒バドのアストラルビット15/16耐え
眼鏡カイオーガのれいび13/16耐え
臆病ムゲンダイナのダイマックス砲14/16耐え
S-最速110族(催眠ゲンガー、HSルギア等)抜き
c-余りで出来るだけ高く
最強宇宙生物、今期のMVP。
対面性能を高めるために、HBDを少し降り耐えたい技を高確率で耐えれるようにした。
見た目が受けっぽいこの構築に出てくる「鉢巻ヒヒダルマ、ゴチルゼル、ヒードラン」等に見えにくいところから破壊が出来るところが一番強かった。
タイプと種族値が優秀なので、とりあえず投げとけばかなり仕事してくれて使いやすかった。
ムゲンダイナは、ゴチルゼルを呼ぶことと、タイプ相性や数値でクッションを挟みやすいから、それと親和性がある眼鏡で正解だったと思う。
アタッカームゲンダイナのプレッシャーは一見死に特性に見えるが、ザシアンやランドロスのS判定でゲームプランがかなりしやすくなるなど意外と有用。
テッカグヤ@食べ残し ビーストブースト
穏やか204(252)-*-123-127-166(236)-84(20)
火炎放射 宿り木の種 身代わり 守る
H-ラッキーの地球投げを身代わりが耐える
HD-出来るだけ高く(控えめカイオーガの雨しおふき確定耐え)
S-前期の構築記事で気持ち多かった83テッカグヤ抜き(最悪の保険)
普通のやどりぎマン。
HDに降ることでテテフ等のエスパーに強くなるだけでなく、ミラーやオーガの誤魔化し枠になる。また、エスパー勢に強くて身代わり守るを持つことで未来予知+ザシアン等に耐性が付く。
火炎放射は、ムドーラッキーやムドートドン等を意識しての採用。ナットレイやミラーにも打てて中々使いやすかったが、ヘビボンじゃないとシンプルに打点が弱くなるので諸説。
宿り木•守る•身代わりは抜けるのに必ずHPをかなり使わせれるのが最強だった。眼鏡ムゲンダイナ+宿り木テッカグヤは、受け破壊性能がすごい。
被弾回数が多く宿り木の命中も考えるとかなり不安定なポケモンではあるので、出さないで済む構築にはあまり出さない方が良いと感じていた。とはいえ当てればめちゃくちゃ強いしかなり活躍してくれた。
ヌオー@ゴツゴツメット 天然
腕白202(252)-105-150(252)-*-85-56(4)
地震 グロパン 毒毒 自己再生
ザシアンガブ意識HB特化、一応ミラー上から動けた方が得なので4振り
普通の沼王。
ザシアンとガブリアスに安定するのはこのポケモンしかいないので、なんだかんだめちゃくちゃ強い。ゴツメ+放射やゴツメ+メタモンの巨獣斬で環境のほぼ全てのザシアンが落ちるので、急所等で崩される最悪なパターンでも勝てることが多かった。
グロパンは、ゴチルゼルに勝てるだけでなく、小さくなるラッキーを流す(起点にする)ことが出来てかなり使いやすい。
毒は、交代読みで打てる一番負荷のかかる技として採用したが、シンプルに構築と相性が良かった。
このポケモンを弱いと思い込んでいる人がかなり多いが、急所で即負けにならない+役割を分散させた構築にすることで「対面の駒」として扱えるようになり、とても強かった。
ラッキー@進化の輝石 自然回復
呑気357(252)-*-62(252)-*-126(4)-49(個体値0)
地球投げ タマゴうみ 歌う ステロ
有象無象に投げる事を意識して、物理と特殊に同じ回数投げると仮定したときに受ける攻撃に対しての総合耐久指数が最大のHB252D4振り
最遅なのは歌うを下から打って裏のポケモンを無償で着地させるため。
今期の影の立役者。
序盤に眼鏡ダイナ+小さくなるラッキーのレンタルを使っていたときに、ステロや歌うの操作があったら強そうだなと感じて使ってみたところ本当に使いやすかったからずっと使っていた。歌うのおかげで「ムゲンダイナの有利対面を作る」ことが簡単に出来て、ステロのおかげで「ムゲンダイナが受からない」状況を作り有利に試合を進めることが出来る。
運ゲーと思われるかもしれないが、ラッキーはかなりの高耐久なので、「かなり外しても大丈夫かなー」という試合が実際は多かった。物理に歌うを打つ動きは外したときに即負けになり弱いので、出来るだけケア出来るように選出をしていた。
と言っても実際に打つときは毎回ばっこり気合いを込めていた。
ウーラオス@拘りスカーフ 不可視の拳
陽気175-182(252)-121(4)-*-80-163(252)
インファ 水流連打 アクジェ とんぼ
ヒヒダルマ意識最速ASぶっぱ
タイプ特性が万能すぎる熊。
「不可視の拳で守るが効かない事とダイナに鬼火は打ちにくい+鬼火は命中不安」という事を考えるとヒードラン入りにめちゃくちゃ強く、ムゲンダイナが眼鏡でサイクル破壊出来る事と相まって「ヒードランで困る」ということをかなり減らすことが出来た。また、ムゲンダイナ軸でかなり重いヒヒダルマにめちゃくちゃ強いので、ムゲンダイナ軸のスカーフ枠として最強だと思っている。また、今期に限っていえば身代わりビルドランドがムゲンカグヤメタとして流行しており、そこに強いのも良かった。
水流•インファ•とんぼによる上からの高打点広範囲の殴り、悪•水不明+持ち物不明による選出圧力が神。
アクジェは、悪タイプに投げてスカーフをはたかれたときや、舞ったウルガモス等に活きる。
メタモン@気合いの襷 変わり者
陽気155(252)-*-68-*-69(4)-110(252)
へんしん
H-ぶっぱ
S-ランドオーガテテフのスカーフを確認出来る最速スカーフメタモンの流用個体だが、襷なので意味がない
禁伝ダイマ無し環境で3シーズン全て自分の構築記事にいる唯一のポケモン。
普通は「拘りスカーフ」で使われることが多いが、他の構築でメタモンを使っていたときに一番の役割対象の黒バドに対してラッキーの歌うステロを絡めても相手のスカーフで同速に負け終わることがあったり変な受け方をされることが多かったので最低限行動保証を持てて黒バドにかなり強くなる「気合の襷」で採用した。この発想はnocheさんのS22最終9位の構築から頂いた。
実際に、このポケモンを入れてから黒バド軸への勝率が飛躍的に上がったので、襷で正解だった。
また、メタモンを入れるだけで「ウーラオスはスカーフじゃない」と思われるので意表を突くスカーフウーラオスが刺さったり、相手に「メタモン受け」の選出を強制したりと間接的には一番活躍していたと思う。
一番襷が役に立ったのは、からやぶしたポットデスに死に出し襷メタモン出しからやぶからのシャドボシャドボアシパでポットザシサンダーを3タテした試合。他にも、ザシアン+ヒードランのヒードランをこぴって破壊したり(相手のザシアンがコピードランに打点が無いから崩しやすい)、やどみがポケモンや毒々ポケモンをこぴって受けを崩したりと応用力がとても高いのが強かった。
とはいえ、同速負けで格差マッチに負けてしまうことがかなり多かったので、やはり基本的にはスカーフが強いと感じた(ダイナ軸のスカーフメタモンはヒヒダルマにめちゃくちゃな噛み合いゲーになるので個人的には無しだけど)。
S22までの自分はスカーフ以外のメタモンは100%ありえないという固定観念を持っていたので、それを人の構築を参考にして客観視して再度考えて構築に取り込めたのは良かったと思う。
要点
対面操作+眼鏡ムゲンダイナ
+
眼鏡ムゲンダイナは有利対面を作ったときに崩していけるのが強みなので、ラッキーの歌うやウーラオスのとんぼかえりの対面操作ととても相性が良い。
スリップダメージでアタッカーを通す
ラッキーのステロ、ヌオーのゴツメと毒々、テッカグヤの宿り木の種で襷を潰したり攻撃圏内に入れてこちらのアタッカーの一貫を作る動きが強い
例えば、ザシアンにゴツメを1回入れるとムゲンダイナの火炎放射で高確率で落とせたりする
固めのサイクル+高速の潰し
+
崩しの薄い構築にはラキヌオーカグヤの固めのサイクルが強く、そこを崩してくるヒヒダルマ、ウーラオス、ヒードラン、黒バド、スイクンなどのアタッカーにはこちらの潰しを当てて相手の崩す手段を消すことで詰ませの状態を作ることが出来る。
ゴチルゼルに勝つダイナ軸
ムゲンダイナを眼鏡で採用しヌオーにグロパンを入れてラッキーに投げ歌うを入れることで、本来勝てないコスパゴチルゼルに嵌められるのは相手が挑発持ちのときのテッカグヤのみになりほとんど困らない。眼鏡やスカーフは崩しを考えるとコスパ採用は少なく、コスパさえされなければ裏で巻き返すことが出来るので、ムゲンダイナ軸でありがちな「ゴチルゼルに簡単に負ける」ことは一度もなかった。
選出
対ザシアン
→@1
ザシアン受けのヌオーとサンダーやヒトム(メタモン受け)から破壊出来るムゲンダイナを軸に選出を構成し、残りのポケモンに合わせてラスト一体を選出する。
対ムゲンダイナ
→+or@1
受けに寄っているときは、ダイナラッキーカグヤ
攻めに寄っているときは、ダイナラッキー+メタモンorウーラオスと大体投げていた。
対カイオーガ
→@1
ダイナとラッキーの相性補完でオーガを上手く処理するとステロも込みでかなり有利に試合を進められる。
対ネクロズマ
→@1
ダイナで破壊して、カグヤで補助をするイメージでサイクルをする。メタモンの同速負けの1回しか負けなかった(しかもその試合はプレミをした)
対イベル
→+or@1
イベルや受けに対してラッキーやカグヤでテンポを取りつつダイナかカグヤかウーラオスを通していく試合が多かった。
対黒バド
→@1(大体ダイナかカグヤ)
歌うステロ+メタモンでテンポを取っていく。
対ホウオウ
→@1
ステロ+ダイマ砲が受かってない構築ばっかだったので、それで勝てた。ラッキーがいても釣りや他のポケモンで崩せる。
重いポケモン•並び
マンムーザシアン
テッカグヤがHBじゃないので、つららおとしでかなり運が絡んでしまう。
ダルマサンダー
ウーラオスが麻痺るとかなり負けてしまう。ダルマウーラ対面はサンダー引き読みで初手から釣り交換をしていた。命中不安だが安定行動になるストーンエッジを採用するべきだったかもしれない。
ザシアン+眼鏡(スカーフ)ゴチルゼル
ヌオーが倒されて2-3の状態から始まる可能性が高く厳しい。はずだったが、何故か初手ゴチルゼルを出してきて流星群で倒せてしまうことが多くてほとんど負けなかった。
結果
TN ソード 2124-6位 115-46
TN レッドゾーン 2103-17位 155-72
TN ゆうき 2062-32位 120-54
最終日には3ロムとも大きく溶かすことはなく戦えました。構築が強かったのももちろんですが、プレイングと選出が前より安定しているのが良かったと思います。
ちなみに4ロム目は最高2040最終1960?とかで散りました。カイオーガを使っていましたが、中々厳しかったです。
最後に
今期は序盤から潜りまくって、自分なりに強いポケモン•構築を見つけれたのが大きく、初最終一桁及び2100を達成出来て嬉しいです!
色々な人にポケモンを教えてもらっいてるのが一つ形になって本当に良かったし感謝です!
また頑張ります!
何か質問とかあればツイッターのdmにお願いします。
最終日対戦
良かったら見てください!