Origin Regression

Single battle

【S4最終3位.5位】鉄魂キョジドクガ

こんにちは!シーズンお疲れ様でした。

今回はS4で使用した構築を紹介します!

並びは↓です!



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それでは構築を紹介します!

 

 

 

 

ンセプト

・一般的にキョジオーン対策とされている「隠密マントor身代わり+積み」に強い要素を多く入れたキョジオーン軸

・巻き返し性能(盤面を動かす性能)の高いポケモンを採用する

・テラバーストを採用せずとも強いポケモンで固め、テラスタルを柔軟に切る

構築経緯

現環境では「火力」「耐久」「素早さ」の全てを兼ね備えるポケモンであるセグレイブとカイリューに対応することが一番重要だと考えた。対応するということは後投げから展開を取るということなので、後投げがある程度効くポケモンを探すところから考えていった。最終的に

 

➀セグレイブ(鉢巻、積み、チョッキ)、カイリュー(鉢巻、竜舞、ドラゴンテール、渦アンコ)の多くの型に対応しやすい

②状態異常をケアすることが出来る(ミトム、バレル、ニンフ、ブラッキー等環境メタ的な位置にいるマイナー寄りのポケモンに強い)

③火力アップアイテムを持たない特殊アタッカー(特にカミ、ツツミ)をある程度見ることが出来る

 

という3つの理由からフェアリーテラスキョジオーンを軸に組むことにした。

次に、「セグカミラッシャドクガカイリュー+格闘タイプ」のシリーズ2におけるスタンパ(だと思っている)に対する選出として「地割れ無効かつ渦カイリューに強い」「隠密マントサーフゴー,眼鏡ハバタクカミに強い」とそれぞれ対応出来るドラゴンテールカイリュー+眼鏡テツノドクガを採用し基本選出とした。

ここまでで「ビルドアップ+身代わり」の「イルカマン」や「イダイナキバ」がきついと感じたので、軸のキョジオーン,カイリューの型との相性も良いエナジーテツノツツミを採用。

次に、「ポイヒガッサに強い」「クエスパトラに強い」「隠密マント,身代わりを腐らせる選択肢として優秀な毒びしを撒ける」という構築に欲しい条件を汎用性を落とすことなく満たせる襷マスカーニャを採用。

最後に、ここまでで選出画面で自由にさせている「サーフゴー」「テツノツツミ+地面(ドオー等)」「ジバコイル」に強く、雑な崩しが出来るチョッキイダイナキバを採用。

 

構築が完成した。

 

個体紹介 

※採用順

キョジオーン@食べ残し 清めの塩 

テラスタイプ:フェアリー

腕白207(252)-120-187(156)-*-123(100)-55

 

塩漬け 守る ステルスロック 自己再生

 

HB-残飯2回込み、特化セグレイブのテラス地震×3が瀕死率0.2%(=初手セグレイブの地震に対して、2連しおづけが安定で押せる)

HD-カミ、ツツミ意識余り

 

神。

セグレイブに強いポケモンはほぼ全て特殊アタッカーに大きな隙を見せるが、その理を外れる物理クッションである。

フェアリーテラスにより「鉢巻逆鱗、鉢巻巨剣突撃、ドラゴンテールに強くなれる。物理受けとしてのキョジオーンはフェアリーテラス以外ありえないと思えるくらい強かった。

ステルスロック「隠密マントで無効化されない、相手を確実に削る技」であり、「隠密マント+積み」をドラゴンテールや吹き飛ばしで流すことでサイクルを有利に進めることが出来る。役割対象である「セグレイブ」「カイリュー」の両方に通るのでフェアリーテラスキョジオーンの性能とよく噛み合っていた

塩漬け、ステルスロックの定数はテラスタイプに依存しないので、ゲームプランを立てやすいのが良かった。

 

 

カイリューゴツゴツメット マルチスケイル 

テラスタイプ:ノーマル

意地195(228)-204(252)-116(4)-*-121(4)-103(20)

 

神速 地震 ドラゴンテール 羽休め

 

A-特化

S-準速ドドゲザン抜き

HBD-残り全部

 

現環境最強ポケモン。今期序盤から使っていた新しい型だったが、めちゃくちゃ強かった。

まず、従来のドラゴンテールカイリューと同じくテツノドクガの炎技、テツノツツミのハイドロポンプの一貫を切りながら、「マルスケ+ドラゴンテール」により多くの「隠密マントor身代わり+積み」への耐性を付けることが出来る。

さらに、ドラゴンテールカイリューでは珍しい、A特化+神速にすることで殴り合いの汎用性を保ちつつ、ドラゴンテールで自分自身の一貫を作る」「火力のあるドラゴンテールで中耐久等倍の身代わりを割る(クエスパトラ等)」ことが可能となった。

ゴツゴツメットは、キョジオーンが隙を見せるドドゲザンやハッサムに活きる他、竜舞羽神速カイリューを塩漬けと合わせて見ることが出来るようになり最強のアイテムだった。神速+ゴツゴツメットカイリューとしての単体性能を損なうことなく構築にマッチさせれたのが大きかったと思う。

ドラゴンテールが後攻技,神速が先制技である関係上、地震を打ちたいドドゲザンの上を取っていれば十分だと考え、Sは本当に最低限のラインにしてHAを高めた。

 

 

 

テツノドクガ@拘り眼鏡 クォークチャージ 

テラスタイプ:炎

臆病157(12)-*-86(44)-192(252)-131(4)-170(196)

 

オーバーヒート 炎の舞 ヘドロウェーブ 吹き飛ばし

 

HBD-5点振り奇数の総合耐久指数最大ライン

C-ぶっぱ

S-最速ガブリアス抜き

 

 

個人的パラドックス最強ポケモン

眼鏡カミの一貫をキョジオーンと合わせて切れて、選出画面で毒菱を回収出来る炎毒複合タイプが非常に強力である。また、圧倒的な火力の高さから強引な崩しが出来るのも優秀。

ステルスロックと合わせることで「カイリュー+サーフゴー」の並びを崩すことが出来るので、キョジオーンと合わせて高い勝率を出すことが出来た。

眼鏡ドクガでの採用が珍しい「吹き飛ばし」はこの構築においては最強の技だった。

まず、カイリュードラゴンテールに耐性を付けて無理矢理瞑想or蝶の舞を積んでくる「フェアリーテラスウルガモス」に後出しから吹き飛ばしで流して有利サイクルを形成することが出来る。また、剣舞したドドゲザンに不意打ちを押させる性質から、吹き飛ばしで流すことが出来る。

この2つの強みのおかげで何試合も拾うことが出来た。

さらに、隠密マント渦アンコカイリューに対して

①渦+流星群ならテツノドクガがかなり動ける

ドラゴンテール無効のフェアリーテラスには毒技が一致抜群で通る

とこちらのカイリューと合わせて滅法強く出ることが出来る。

 

 

 

テツノツツミ@ブーストエナジー クォークチャージ 

テラスタイプ:水

臆病157(204)-*-136(12)-176(252)-81(4)-177(36)

ハイドロポンプ フリーズドライ 身代わり アンコール

 

HB-無振りヘイラッシャ(キョジオーン)の地震を身代わりが13/16で耐える

HD-198カミのムンフォ確定耐え,臆病サーフゴーのテラスシャドーボール12/16耐え

C-ぶっぱ

S-Cより高く

 

不安定要素を補う強さがあるパラドックスポケモン

縛りの面でステルスロック、毒菱と相性が良いのはもちろん、「そこそこのB方面の耐久+高いCS+身代わりアンコール」により物理の積みを切り返せるのが非常に強力である。

不毛な最速ミラー及び、不明なブーストハバタクカミのSラインを意識するよりも耐久に振る方が強いと感じたので本当に最低限のSに抑えて耐久を最大化した。ギリギリで耐えたり身代わりが耐える範囲が広がったり、このおかげで何回も試合を拾うことが出来た。努力値を如何に無駄にしないかが細かい部分で勝ちに繋がるので、改めて努力値を試合で使う」ことが重要だと再認識した。

この構築のテツノツツミは軸ではなく補完としての採用だったので、ハイドロポンプの命中不安は「軸が勝てない並び、本来勝てない試合展開に命中不安技のパワーを使ってでも勝つ」と考え、割り切っている。サーフゴーでドドゲザンに気合玉を打つのと同じ感覚だった。

 

 

マスカーニャ@気合の襷 新緑 

テラスタイプ:悪

意地155-178(252)-91(4)-*-90-175(252)

 

トリックフラワー はたき落とす 不意打ち 毒菱 

 

A-特化

S-ぶっぱ

 

パラドックス環境最強御三家。

多くの型のハバタクカミ、テツノツツミ、テツノドクガに対面勝てる性能の高い襷枠でありながら、一致技である「はたき落とす」で隠密マントを無くす、「毒菱」で隠密マントや身代わりを腐らせる等、キョジオーンメタに強いポケモンである。

「草タイプの水半減のおかげでSで上を取っているイルカマンにしっかり有利を取ることが出来る」「悪タイプのエスパー無効により、ルミナコリジョンの一貫を切ることが出来る」といったように、素早さとタイプが非常に噛み合っていて強い

対面構築以外の襷枠は火力を伸ばすテラスタルが強いと思っているので、有象無象への打ち合いが一番強くなりそうな悪で採用した(不意打ちのリーチが伸びるのがかなり大きい)。

 

イダイナキバ@突撃チョッキ 古代活性 

テラスタイプ:氷

意地197(52)-187(148)-152(4)-*-94(164)-125(140)

 

地震 インファイト アイススピナー はたき落とす

 

A-11n

S-遅いサーフゴーを抜きたいので準速キノガッサ+3

HBD-H奇数で総合耐久指数最大のライン

 

偉大すぎるラストピース。

地面でボルトチェンジを、格闘で不意打ち(ドドゲザン)の一貫を切れるのが強く、高火力広範囲で受けにくいので選出画面で偉大な圧力をかけることが出来る。役割を絞っているので実際の選出率は高くないが、多くの勝利に貢献してくれたと思う。

地面枠はテツノカイナやジバコイルに出したいが、「叩き落とす+高火力一致抜群」により、これらと組まれがちなキョジオーンにもある程度の崩し出来るのが他の地面枠に無い強みである。

テラスタイプを氷にすることで、実質地面テラスセグレイブのような範囲で崩すことが出来る。(氷タイプの地面テラスと地面タイプの氷テラスは攻撃方面の強さは近いものがあるということ)

チョッキ枠はかなり悩んでいて、ハッサム→ドドゲザン→テツノカイナ→スナノケガワ→イダイナキバとシーズンを通して変わっていたが、最後に納得の出来るポケモンを組み込めて良かった。

 

要点

塩漬けメタのケア+ ,,

隠密マント、身代わりにも有効な積みの対策(吹き飛ばし、火力のあるドラゴンテール、アンコール、毒菱)を多く絡めることで不意の崩しにも対応し、キョジオーンの性能を最大限発揮しやすいようにしている。

巻き返し性能の高いポケモンを採用する

現環境はテラバーストや一撃必殺、状態異常等で急な不利展開を取ってしまうことが少なくないが、「ドラゴンテール」「吹き飛ばし」「アンコール」等の盤面を動かす性能の高い要素を多く入れることで巻き返しやすくしている。

タイプによらない削り 

ステルスロック、塩漬け、ドラゴンテール、毒菱」と一部の要素以外に通る技で展開していくことで、自分視点の試合展開をわかりやすくしている。

 

 

選出

セグカミラッシャドクガカイリュー@1

 

基本選出であり組み始め。実際に、9割程度勝つことが出来たと思う。

 

 

その他は相手の構築にその場その場で考えて選出していた。具体的に、

 

イルカマン、イダイナキバ→

ジバコイル、テツノカイナ→

エスパトラ→

 

というように、キョジオーン軸を破壊しがちなポケモンに優先的に選出を合わせていた。

 

 

重いポケモン

隠密マントギロチンドドゲザン 

ドドゲザンのギロチンは後出しからの対策が運以外不可能なので、キョジオーンの塩漬けに必ず裏目を付けられてかなりきつかった。

 

 

結果

TNたましい 最終2227-3位 154-55

TNスカーレット 最終2216-5位 356-213


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最後に

S3で一撃必殺が一番強いと最終的に仮定してしまったことを振り返り、今期は運が絡みにくい強い構築を組もうと序盤から終盤まで走り切りました。結果、月初に組んだ構築を徐々に煮詰めて最後に勝つことが出来て本当に良かったです。

構築に自信があったので欲を言えばもちろん最終1位を取りたかったですが、最終戦のマッチング的に勝っても2位だったのと、最終戦プレミ負けではないので、気持ち切り替えてまた頑張ろうと思います。

9世代でようやく自分で納得のいく構築を作れたことが何より嬉しいです。

ここまで閲覧ありがとうございました!

 

最終日対戦集

上位勢とも多く当たっています!是非見てください!

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