Origin Regression

Single battle

【S9最終10位】夢想カミウーラ

こんにちは!シーズンお疲れ様でした。

今回はS9で使用した構築を紹介します!

並びは↓です!

それでは構築を紹介します!

 

 

 

 

コンセプト

崩しをケアしながら削って詰めるサイクル

 

構築経緯

ウーラオスカイリューが環境トップにいる今のルールでは「ハバタクカミを強く使う」ことがサイクルをする上で重要だと考え、ハバタクカミを絡めた強い動きから構築を組むことにした。

襷は対面リレーにしかならず

エナジーは型バレと出し方が窮屈

であることから、眼鏡かスカーフで採用したいと思い、考えたところ

ハバタクカミがダメージレースで不利を取りがちな襷パオジアンに対して「下からドレインキッスを打って、水ウーラに引いて上からとんぼを押す」動きが強いと思ったので、今回は眼鏡ドレキスハバタクカミ+スカーフ水ウーラオスから構築を組み始めた。

この2体ではディンルーがきついので浮いてる枠でディンルーを削りたかったが、眼鏡ハバタクカミの「滅びの歌とSの早さ、神速無効によりカイリューをケアしやすい」という強みを活かすことが出来る、渦アンコカイリューを採用した。その際、B特化の残飯かつ電磁波持ちにすることで、水ウーラのミラーやパオジアン対面のとんぼからの引き先になれるようにした。

次に、電磁波•地震の一貫を切れるかつ、打ち落とす地震地割れを打つことでカイリューサーフゴーに対してハバタクカミの一貫を簡単に作ることが出来、重めなサーフゴーやジバコイルに強いチョッキランドロスを採用した。

この4体をサイクルの基本軸とし、安定した選出が出来る場合にはこの中の3体から選出することにした。

 

ここまでで耐久振りのオオニューラ展開を止める手段に乏しく、ステルスロックが無い場合に襷枠を出したかったので、汎用性の高い襷枠としてサイコファングパオジアンを採用した。

最後に、受けループとキョジオーンを取り巻きと合わせて崩せて、テツノツツミのフリーズドライ及びモロバレルキノガッサのキノコの胞子、チオンジェン宿り木のタネ、の一貫を切りたかったので隠密マント格闘テラバーストサーフゴーを採用。

 

構築が完成した。

 

 

個体紹介

※採用順

ハバタクカミ@拘り眼鏡 古代活性

テラスタイプ:フェアリー

控えめ145(116)-54(個体値0)-101(204)-176(36)-156(4)-174(148)

 

 

ムーンフォース シャドーボール ドレインキッス 滅びの歌

 

HB-特化水ウーラオスの水流連打を91.7%耐え

C-11n

S-ミラー及びパオジアン意識

 

レギュD最強ポケモン

「逆鱗」「ドラゴンテール」「インファイト」「神速」が無効の優秀なタイプでありながら、CDSの数値が高いのが当たり前ながらとても強い。技を無効化したときに、負荷をしっかりかけられる拘り眼鏡で採用している。

「ドレインキッス」は、従来の眼鏡ハバタクカミに強い、早いパオジアンとウーラオスミミッキュの先制技に対して、耐久振りと合わせて相手視点見えにくい展開ずらしが出来る神技であった。

滅びの歌は、多くの試合で「アンコール」と合わせた安定で強い詰め筋になる。

 

水ウーラオス@拘りスカーフ 不可視の拳

テラスタイプ:水

意地175-200(252)-124(28)-*-80-146(228)

 

 

水流連打 インファイト アクアジェット 蜻蛉返り

 

A-特化

S-最速カイリュー抜き

HB-特化カイリューの+2テラス神速を最高乱数切り耐え

特化カイリューのテラス神速×2を98.8%耐え

 

パオジアンを駆逐する熊。

Sが206より早く、「不意打ち」「氷の礫」が半減であることから、パオジアンの「氷柱落とし」の怯みや「絶対零度」を拒否しながらサイクルを回すことが出来る神ポケモンである。

水テラス「水流連打」が襷まで貫通するスイープとして最強だった。

アクアジェット」はエナジーハバタクカミと剣舞パオジアン(こちらのHPが削れているとき)上から殴れるのが強いと思ったので採用した。

Sを必要なラインまで落としてBを上げることで、眼鏡ハバタクカミと合わせて竜舞カイリューを見ることが出来る。

 

 

カイリュー@食べ残し マルチスケイル

テラスタイプ:毒

図太い195(228)-125(個体値0)-161(252)-120-120-104(28)

 

炎の渦 アンコール 電磁波 羽休め

 

H-8n+3(ステロ分を4回の残飯で回復、羽休めの回復量が上がる)

HB-「とんぼかえり」に対して残飯でマルスケ回復が追いつく確率を最大にするため、ガチ特化(A172までの一致とんぼかえりでマルスケが剥がれない)

特化ウーラオスインファイト+アイススピナー残飯1回込み確定耐え

特化ウーラオスインファイト+アイススピナー+アクジェを残飯2回込み97.8%耐え

特化ウーラオスの水流+アイススピナーを急所込み67%耐え

特化カイリューの嘴テラバースト×2+神速を残飯2回込み確定耐え

威嚇込み、特化水ウーラオスのグローブ冷凍パンチ×2を残飯を確定1回込み確定耐え

S-麻痺最速テツノツツミ抜き

 

ガチ特化カイリュー

「電磁波+アンコール」が剣舞ウーラオスに強く、「炎の渦+アンコール」がディンルーに強いので、合わせて採用することで剣舞ステルスロックのサイクル破壊をいなすことが出来る。また、タイプ受けサイクルの「アンコール」は、シンプルな弱点である積みを簡単かつ安定してケア出来るため、入れない理由が無いと思う程の強さを感じた。

スカーフ水ウーラオスやチョッキランドロスを使う上で、上記のダメージ計算の通りインファイト」や威嚇込みの「氷技」を打ってくるウーラオスに後出しが効くのがとても良かった。Bガチ特化食べ残し最強。

食べ残しは、カイリューが場に出ているときはもちろんだが、蜻蛉返りから着地するターンに発動するのも強く、蜻蛉返り持ちが2体いるこの構築ではその強みを存分に発揮することが出来る。

テラスタイプは、「鉢巻蜻蛉返り+眼鏡テラスムンフォ」の崩し方に耐性を付けるフェアリー半減テラスのうち、「蜻蛉返り」「水流連打」「インファイト」を全て等倍以下に抑えられる毒テラスで採用した。

 

 

 

 

ランドロス@突撃チョッキ 威嚇

テラスタイプ:鋼

意地191(212)-187(36)-111(4)-*-128(228)-116(36)

 

 

地震 地割れ 打ち落とす 蜻蛉返り

 

H-16n-1

A-11n

D-2n

S-最速ガチグマを意識したカイリューサーフゴーを抜きたい

 

サイクルの鬼。

残すだけで強い「威嚇」が最強。突撃チョッキを持つことで、エナジーハバタクカミや電気タイプ・電磁波持ちを役割対象にし、気持ち良く選出することが出来た。

カイリューが毒テラスを切るorランドロスが鋼テラスを切ると「元々切っていた地面の一貫が出来てしまう」のが難点だが、両採用を軸にすることでそのデメリットを軽減し、むしろ「氷,フェアリーの一貫を消す」という強いテラスタルの使い方になる。

また、打ち分ける(=拘り一点読みのタイプ受けをさせない)ランドロスを始動に、ハバタクカミや水ウーラオスと合わせて「カイリューサーフゴー」を破壊出来るのがとても強い。具体的に

A.サーフゴーを倒すorテラスタルを切らせる→ムンフォが一貫

B.カイリューを倒すorテラスタルを切らせる→水流連打が一貫

のように裏からの拘りを通すことが出来る。

 

カイリューは、こちらのランドロスへの遂行速度が極端に低い(電磁波エアスラッシュ等)か、地震が受からないか、のどちらかであることがほとんどなので、「打ち落とす+地割れ+地震」が理に適っていた。

 

鋼テラスタルは、フェアリー半減のうちサーフゴーのゴールドラッシュが半減でパオジアンの攻撃に弱くないテラスである。

 

 

パオジアン@気合いの襷 災いの剣

テラスタイプ:ゴースト

意地155-189(252)-109(68)-*-85-179(188)

 

 

氷柱落とし 聖なる剣 サイコファング 不意打ち

 

A-特化

S-最速110族抜き

HB-A4ディンルーの地震を89.1%で2耐え

特化水ウーラオスのグローブ水流連打を95.4%で耐える

 

ASの王。

レギュCは「氷柱落とし+聖なる剣+不意打ち」で技範囲が足りていたので、足りなくなった水ウーラオスに打点を持つためにサイコファングを採用した。この技構成にすることで、シンプルに殴る行為が強い最強の襷枠にすることが出来た。

ステルスロックをケア出来る(ディンルー入りに、カイリューを初手に投げる場合等)orステルスロックが無い構築(ガチグマ構築等)の場合の襷パオジアンの殴り合い性能が異常に高いので、結局このポケモンが殴り合いの考え方においてはどのように環境が変化しても軸になると感じた。

テラスタイプは、行動保障を得る意味で草かゴーストで悩んでいたが、カイリューと合わせて選出することが多い(パオジアンがきついディンルーとウーラオスカイリューが強いから)と考え、アンコールと合わせて竜舞カイリューをケアしやすいゴーストテラスで採用した。

 

サーフゴー@隠密マント 黄金の身体

テラスタイプ:格闘

控えめ191(228)-54(個体値0)-115-187(132)-111-123(148)

 

 

シャドーボール テラバースト 悪巧み 自己再生

 

H-16n-1

C-11n

S-準速キノガッサ抜き

 

破壊枠。

優秀なタイプで他の2体と合わせてある程度攻め駒をケアしながら受けを崩すことが出来る。黄金の身体により補助技を無効にする再生技持ちなので、HPが1でも残っていれば受けポケモンへの詰ませになれるのが強みである。ウーラオスランドロスと合わせてキョジオーンにテラスタルor引きを強要しながら、テラス塩漬けには蜻蛉返りを隠密マントに繋ぐ動きをよくしていた。

格闘テラバーストは、受けループ(ラッキー)とイーユイへの崩し技である。

 

 

要点

ラスタル込みのタイプ受けサイクル orPokémon-Icon 645a.png

サイクル軸の4体を「火力を上げる一致テラスタルか、テラスタル込みでタイプ受け出来る耐性のテラスタル」にすることで、どのタイミングでテラスタルを切ってもサイクルを回し続けれるようにしている。

 

「削り+積み」のケア ,Pokémon-Icon 645a.png

遅いポケモンはHPが1さえ残ってさえいれば積みのケアがしやすいアンコールor火力の高い威嚇、早いポケモンは火力を上げることで「削って、積む」ことでサイクルを破壊してくる動きに出来るだけ隙を見せないようにしている。

 

汎用性のあるポケモンでの要素補完

ステルスロック以外に無敵であり耐久オオニューラに強い襷枠であるパオジアン、一貫を切りつつの崩せない範囲への崩しのサーフゴー、というどうしても軸で届かない範囲に対して、汎用性のあるポケモンで対策することで、相手の並びに依存せず選出画面で見えにくい誘い殺しをすることが出来た。




選出

Pokémon-Icon 645a.pngから3体

ラスタルルールは様々な構築があるので応用の連続にはなるが、選出が安定する場合には軸の4体を上手く使いサイクルを回すのが強い。

 

パターン2@2

パオジアンを他のポケモンより選出する価値が高いと感じた場合は、パオジアンを選出するのがとても強い。特に、オオニューラ入りやディンルーがいない対面構築(主に、ガチグマ入り)にはほとんど出していた。

 

パターン3 @2

キョジオーン入りや受けループ等、極端に受け性能を高めた構築には、崩しの鬼である巧みサーフゴーを選出していた。

 

 

重いポケモン

ヒードランPokémon-Icon 485.png

鬼火が一貫しており、ステルスロックも痛い。ウーラorランドロス+ハバタクカミという上からの制圧でヒードラン自体は対処可能だが、処理ルートが少ない分選出択や嚙み合わせを回避するのが難しかった。

ドラパルト

ヒードランと同様鬼火が一貫しており、早いため上から殴りにくいのが厳しかった。ただ、ドラパルトは起点型が多かったので、裏の積みエースを止めることで試合自体はほぼ全て勝つことが出来た。

 

結果

TN ゆめうつつ 最終10位-2165 191-112

TN スカーレット 最終28位-2126 勝敗不明(パソコンのバグで録画出来ませんでした、最終日スタート時点では72-28のレート2049でした)

 

最後に

一か月構築とプレイングを煮詰めた結果、プレイング・構築共に個人的に納得行くラインまで詰めることが出来たので、そこはかなり満足しています。ここが良いと、とても気持ち良く試合が出来て楽しい上、再現性のある勝利で高順位を狙うことが出来るので、どちらの意味でも個人的には必須だと感じました。これからもここを目指し続けていきたいです。

今回はレートが上がるのが遅く1位に間に合わなくなり一桁行けそうなところで保存したので、最終順位に対する反省点はそこかなと思っています。たとえ構築とプレイングが良くても、実力が関与しない他の要素もあり連勝しまくれるゲームではないので、レートの上げ方も一つの大切な要素であることを再認識しました。

また1位を目指して頑張ります。

ここまで閲覧ありがとうございました。

 

【S7最終7位】原始パオサーフ

こんにちは!シーズンお疲れ様でした。

今回はS7で使用した構築を紹介します!

並びは↓です!

それでは構築を紹介します!

 

 

 

 

ンセプト

・崩しと詰めを両立出来る絶対的な性能が高いポケモンで固める

・起点回避し続ける

構築経緯

絶対零度パオジアンとサーフゴーを基本選出に絡めることが安定して勝つ上で重要だと考えていて、その中でも「ゴツメ電磁波サーフゴー+渦アンコフェアリーテラスカイリュー+襷絶対零度パオジアン」の並びが、環境トップのポケモンの多くに全対応出来るので、軸とした。

次に、基本選出に一貫している眼鏡イーユイの悪の波動に圧倒的な裏目を付けることが出来るポケモンとして、ディンルーを採用した。軸できつめなカバルドンとキョジオーンに出したいので、対面駒としても優秀な挑発ステロ型にした。

残りの二枠には、ウルガモスミミッキュに強いテツノドクガと竜舞カイリューと格闘勢に強いミミッキュを、軸のサイクルが破壊される攻めに寄った構築に出しやすい、ブーストエナジーと命の珠で採用。

構築が完成した。

 

個体紹介

パオジアン@気合いの襷 災いの剣

テラスタイプ:ゴースト

陽気155-172(252)-101(4)-*-86(4)-205(252)

 

 

氷柱落とし 聖なる剣 不意打ち 絶対零度

 

A-ぶっぱ

S-最速(眼鏡ハバタクカミ意識)

 

神。

高速襷での行動保証に加え、高火力氷柱落とし怯みと絶対零度による崩し、不意打ちでの打ち合い性能が高く無敵のポケモンだった。

初動と詰めを安定させるため必須だと考えている「氷柱落とし+聖なる剣+不意打ち」までを固定したときに、残りの一枠で一番対応範囲を広く出来ると思い「絶対零度」を採用している。

「氷柱落とし+聖なる剣や裏で突破出来ないポケモンを絡んだサイクルへの崩しの手段として打つ」「下振れて不利展開になってしまった試合でも、上から無償で突破することで巻き返す」のように、有効に打つ絶対零度は勝率期待値を確実に上げる技となり、本当に強かった

サーフゴーの電磁波と合わせることでエナジーやスカーフの上を取ったり、まひるみによる崩しが出来るのも、襷氷柱落とし型の強みである。

 

今回の(テラバーストと嚙み砕くが無い)襷パオジアンの弱みとしては「初手ミラーのフェアリーテラバーストに弱い」「HBサーフゴーに打つ技が無い」ことが上げられるが、それぞれ「サーフゴーかテツノドクガに素引きしてケアする」「HBサーフゴーを出させる理由になるポケモンを入れず、テツノドクガで圧力をかけることでめちゃくちゃ選出しにくくさせる」ことで、何も不便を感じることは無かった。

テラスタイプは神速とを無効に出来るゴーストで使っていたが、ほとんど切ることが無かったので、耐性テラスが火力を上げるテラスタルに変えていいかもしれない。

カイリュー@食べ残し マルチスケイル

テラスタイプ:フェアリー

慎重197(244)-155(4)-131(124)-108-143(76)-108(60)

 

炎の渦 地震 アンコール 羽休め

 

H-羽休めの回復量最大

HD-臆病ハバタクカミの眼鏡シャドボに回復が確定で間に合う

特化眼鏡イーユイのマルチスケイル悪の波動+半減悪の波動×2を96.3%で耐える

HB-パオジアンの氷柱落とし14/16耐え

特化カイリューの鉢巻逆鱗確定耐え 

S-4振りウォッシュロトム抜き

 

一般最強ポケモン

「テラスタル+マルチスケイル+残飯+羽休め」での「受け切る」性能が高く、渦アンコと合わせることで崩しや詰め、削りを担うことが出来る。

渦アンコは「ステルスロックディンルー」に滅法強いため、ステルスロックに対してパオジアンを初手にしかおけないという弱みを完全に消すことが出来た

「電磁波+マルチスケイル羽休め」「相性補完+アンコール」「相性補完+炎の渦」等、サーフゴーと組み合わせたときの性能が非常に高くなるので、多くの試合で同時選出していた。

フェアリーテラスは「逆鱗」「巨剣突撃」「悪の波動」意識で、それぞれ「鉢巻ガブリアスに後投げが安定する」「チョッキセグレイブが受かる」「眼鏡イーユイを渦でキャッチし、悪の波動怯みを拒否しながら対面処理出来る」と大きく勝利に貢献してくれた。

サーフゴー@ゴツゴツメット 黄金の身体

テラスタイプ:水

穏やか193(244)-58(個体値0)-135(156)-154(4)-136(100)-105(4)

 

ゴールドラッシュ 祟り目 電磁波 自己再生

 

HB-特化パオジアンの噛み砕く13/16耐え

特化ミミッキュの珠テラスシャドークロー確定耐え

HD-特化ハバタクカミの眼鏡テラスムンフォ確定2耐え

臆病テツノツツミのハイドロポンプ確定2耐え

 

最強特性ポケモン。BDサーフゴー。

従来のカイリュー+サーフゴーは「眼鏡ハバタクカミ」「ブーストエナジーツツミ」が重かったが、HDに振ることで、解決することが出来た

また残りをHBにしっかり割くことで、「行動保証のあるパオジアンの噛み砕く」を耐えるため、「パオジアンミラー、サーフゴーバック→ゴルラ」で、フェアリーテラバーストをケアしつつ対面処理することが出来る。相手側の引き先である「ヘイラッシャ」等の受けポケモンに電磁波サーフゴーが圧倒的に有利なのも、この動きの強い点である。

耐久の高いポケモンの打つ電磁波はかなり性能が高く、上述のパオジアンやカイリューとのシナジーも相まってとても強い技だった。電磁波があるとイーユイ+ヘイラッシャに対して、カイリューと合わせて完封出来るため、ほとんど勝つことが出来た(負け方はほぼ一発地割れだが、そこもパオジアンの零度で巻き返すことが出来る)。

 

サーフゴーの水テラスは、イーユイとパオジアンに強く、地震が等倍のタイプである。

襷パオジアンが「ゴーストテラス以外のパオジアンに強い」「相手にテラスを切らせて、相手のパオジアンがテラバーストを打てない状態を作れる」性能を持ち、カイリューがフェアリーテラスを切りにくいパオジアン+テツノドクガに水テラスタルが刺さるため、ゴーストテラスパオジアンとHBテツノドクガに強い水テラスは今回の構築では最適のテラスタイプであった。

ディンルー@オボンのみ 災いの器

テラスタイプ:炎

慎重261(244)-131(4)-151(44)-*-129(140)-75(76)

 

地震 カタストロフィ 挑発 ステルスロック

 

HB-特化ミミッキュの珠じゃれつく2耐え

特化カイリューの鉢巻逆鱗2耐え

HD-特化イーユイのテラバ83.6%で2耐え

特化イーユイの眼鏡テラバ確定耐え

S-ミラー意識

 

神2。

HDに厚く振ることでサーフゴーとミミッキュが誘うイーユイに強く、「S振り+カタストロフィ+挑発」により、相手のディンルーにステロを撒かせずに、裏の襷パオジアンを強く使うことが出来る(必ず初手挑発から入っていた)。

初手ミラーの挑発はカタストロフィに弱いが、ディンルーを裏に残す動きが強くないため、カタストロフィを押された場合でもS振りと裏の襷パオジアンによりイーブン以上の展開になることがほとんどであった。

挑発はステロを撒かせないだけでなく、キョジオーンやチオンジェンの動きを縛ることで立ち回りでの崩しが出来たり、積みや身代わりを拒否出来るのも強かった。

ステルスロックディンルー+カイリューサーフゴーは「パオジアン+ハバタクカミ」に勝てないのが弱みだが、それを自然に解決出来る「補完枠としてのディンルー」という使い方は非常に良かったと感じる。

炎テラスはパオジアンに強いのはもちろんだが他の氷半減テラスと比較すると「鬼火を無効にし、ウルガモスに挑発地震で勝つ」「パオジアンにテラスを切った後もイーユイに強い」「裏のハバタクカミまで貫ける」と独自の強みがある。

 

ミミッキュ@命の珠 化けの皮

テラスタイプ:ゴースト

意地131(4)-156(252)-100-*-125-148(252)

 

じゃれつく シャドークロー 影打ち 剣の舞

 

A-特化

S-ミラー意識準速

 

最強特性ポケモン2。

崩し性能は高くないが、対面性能がとても高いため、相手に受け要素が無い構築に選出していた。

この環境では「パオジアンの氷柱落とし怯み」「イーユイに影打ちが入らない」ことが、対面性能を下げる原因となっているが、パオジアンやテツノドクガで上から削ることで強く扱うことが出来た。

剣舞+ゴーストテラスシャドークローにより、パオジアンが呼ぶ炎テラス炎タイプを強引に崩すことが出来る。また、相手に先にテラスタルを切らせたときに裏のエナジーハバタクカミをテラス影打ちで縛れるのも強み。

ドレインパンチに弱い襷枠を使う上で、行動保障のあるポケモンでありながらコノヨザルに強いのが、とても偉かった

 

テツノドクガ@ブーストエナジー クォークチャージ

テラスタイプ:ノーマル

臆病187(252)-*-96(124)-160-130-161(132)

 

炎の舞 ヘドロウェーブ アシッドボム 朝の陽射し

 

H-特殊耐久意識でぶっぱ

テツノツツミのハイドロポンプ10/16耐え

S-Cより高く

HB-出来るだけ高く

 

最強タイプポケモン

「フェアリー1/4」「毒菱回収出来る毒菱要員」「特殊高打点」という選出圧力をかけることが出来る。また、サーフゴーを出したくないときでも、パオジアンミラーのフェアリーテラバーストと聖剣をケアした引き先になることが出来る

エナジードクガでは少し珍しい技構成だが、耐久の高さを活かしつつもしっかり崩しが出来るため、とても使いやすかった。後出しのカイリューに対して、アシッドボム+ヘドロウェーブで大きく削り(ASとかは落とせる)、神速無効のミミッキュやゴーストテラスパオジアンで縛るのが安定する。

パオジアンとウルガモスマッハパンチに強いのが、イーユイとの完全な差別化ポイントである。

ノーマルテラスタルは「カイリュー+サーフゴー」が呼ぶ「眼鏡ハバタクカミ」「ミミッキュ」に強く出ることが出来るので、構築と嚙み合っていた。

 

 

要点

最強の基本選出 

殴り合い•崩し•詰ませを高いレベルで行える、対応範囲の広い基本選出を作ることで、どのポケモンや型にも対応することが出来た。

絶対零度襷パオジアンを強く使う +

弱みを消して(ステルスロック、初手ミラーの噛み合い、ヘイラッシャ、エナジーツツミカミの解決)強みを活かす(電磁波+氷柱落とし、テラスタル絡み)ことで、異常に性能が高いポケモンである絶対零度襷パオジアンを強く使うことが出来た。

拘りを使わない

拘りはテラスタルでの切り返しに対して、2ターン分のディスアドバンテージを取られてしまうので、採用しないことで、目の前に通る技を素直に押せる回数を増やした。

 

 

 

 

選出

基本選出

組み始め。立ち回り込みでかなりの範囲を対応出来る、最強の選出であった。

キョジオーン絡み@1

カタストロフィ挑発と渦アンコの定数削りにより、「自己再生を強く使わせない」ことが可能。ステルスロックディンルーと渦アンコールカイリューは殴り合い性能も高いため、キョジオーンの対しての選出択が無いのがポイント。

 

対面系統(コノヨザルやウルガモスがいる場合)

パオジアンが後手を取り、カイリューサーフゴーで展開を取り切れない場合(=ステロをまくコノヨザル、止めにくいウルガモス)は殴り合い選出をすることで安定して対処が出来た。

 

 

重いポケモン

水チオンジェン+ドオー

電磁波が効かない上、地震が通るわけでもないので、崩し手段が絶対零度しかない。しかし、水チオンジェンはパオジアンに対して遂行速度が遅いことがほとんどなので、釣り交換も含めると完全な不利では無かったように思う。

 

 

結果

TN Pure 最終7位-2125 160-72
f:id:mega-salamance:20230801230633j:image

TN かみがかり 最終21位-2065 105-46

f:id:mega-salamance:20230801230641j:image

 

他2ロムレート2050前後から溶け。

 

最後に

今期は絶対零度パオジアンのあまりの強さにしっかり向き合ったことが良かったと思います。絶対零度を打つ必要の無い、硬すぎないサイクルで完成度の高い構築を作れたと思っているのでそこには非常に満足しています。また、最終日に一撃技の打ち方を含めてもプレイングの後悔が一つも無く、ポケモン脳の極まりを感じることが出来たのも良かったです。これからもポケモンの実力を上げていきたいと思います。

今回は最後の2時間くらいで下振れが多めで、自信を打ち砕かれた上に1位を目指す時間がたりなかったので1桁保存しましたが、しっかり1桁を取れたのは良かったです。

また目指せるときに1位を目指そうと思います。

 

ディンルーカイリューサーフゴーと絶対零度パオジアンの強い使われ方が広まってしまうのを危惧して公開を遅らせましたが、ディンルーカイリューサーフゴーと襷絶対零度パオジアンは相当嚙み合わない限りレートを上げることが出来ない環境になっていると確信を持てたので、S8終了時点で公開しました。

最終日対戦動画

youtu.be

 

【S5最終3位】封殺チオンドクガ

こんにちは!シーズンお疲れ様でした。

今回はS5で使用した構築を紹介します!

並びは↓です!

それでは構築を紹介します!

 

 

 

 

ンセプト

・強いポケモンを強く使う

・環境トップポケモンの対処を一体に依存せず、複数体に役割を持たせる

(具体例:竜舞カイリューをチオンジェンだけでなく、スカーフパオジアンで止める)

・「行動保障×不一致テラスタル」できつい要素を安定選出で解消出来るようにする

構築経緯

①ディンルーのカタストロフィ+ステルスロックの荒らしに「残飯+宿り木の種」が有効

②「瞑想+痛み分け」「甘える+痛み分け」の殴り合い性能の高いハバタクカミに強い

③止めにくい竜舞カイリューを止められる

という3点の理由から残飯チオンジェンを使うことでメジャーポケモンへの嚙み合わせを少なく出来ると感じたのでここから組み始めた。

チオンジェンの主な弱点は「状態異常」「身代わり,黄金の身体」「特殊高火力アタッカー」だと感じたので、それらを解決出来ると思い、チョッキイルカマン+眼鏡サーフゴーを採用。

 

この3体で環境に多かった「ディンルー+カイリュー+サーフゴー」に対して高い勝率を保てていたので、ここを固定して組み替えていった。

 

次に、「宿り木無効の草テラスタル裏目させる」「毒びしを回収出来る」という構築の欲しい要素を持つ毒タイプを採用することにした。今回は、「チオンジェンが受からないハバタクカミ,イーユイに展開を取りやすい」「パオジアンに一方的に不利を取らない」「サーフゴーに有利」の三点を重く見て、Sエナジーテツノドクガに決定した。

ここまで、「チオンジェン+毒への崩しに乏しい」「一撃必殺技の拒否が難しい(主にヘイラッシャ)」ことが気になったので、両方解決出来る襷アンコール草テラステツノツツミを採用。

最後に、きつめな「コノヨザル+サーフゴー」に刺せる上、チオンジェンでしか見れていない「竜舞カイリュー」に強く、サイクルが回らない「氷+炎(テツノツツミorパオジアン+イーユイorテツノドクガ)」に選出画面で圧力をかけられる、ゴーストテラススカーフパオジアンを採用。

 

構築が完成した。

 

レンタル

個体紹介

チオンジェン@食べ残し 災いのお札 

テラスタイプ:フェアリー

穏やか192(252)-81(個体値0)-152(252)-*-171(4)-90

 

イカサマ カタストロフィ 宿り木の種 守る

 

HB-陽気パオジアンの+4等倍氷柱落とし最高乱数切り耐え(目安)

HD-臆病テツノツツミの眼鏡れいび確定耐え,臆病イーユイの等倍テラスオーバーヒート確定耐え

 

9世代のナットレイ

「災いのお札+高い特防+テラスタルでの高耐久宿り木が出来るのはもちろん、「宿り木が入らないサーフゴーにも、カタストロフィで確実な削りを入れられる」とサーフゴーにも比較的ストレスフリーで戦うことが出来る。

宿り木が好きな自分にとって、S4までは「サーフゴーに意味不明な宿り木カットされる」「宿り木の種を強く使えるポケモンがいない」ことで悩みを抱えていたが、チオンジェンが全てを解決してくれた。

イカサマ」は、「身代わりを割る」「物理の積みを咎める(特に、竜舞カイリュー)」ために採用していた。竜舞カイリューを見れるというのはとても偉く、このおかげでカイリュー入りへの選出が破綻することをかなり防いでくれた

ラスタルはパオジアンとドラゴン勢を意識してフェアリーテラスで採用している。水テラスタルの方が「氷柱落としに負けにくくなる」のは良いが、「電気テラバーストに抜群を取られる」ことから水テラスタルは運負けの前に普通に負けると考え、怯みの確率拒否を諦めることにした

 

パオジアン@拘りスカーフ 災いの剣

テラスタイプ:ゴースト

意地157(12)-189(252)-116(124)-*-86(4)-170(116)

 

氷柱落とし 嚙み砕く 聖なる剣 テラバースト

 

A-特化

無振りテツノツツミを聖なる剣で14/16で落とす

HB-ステルスロック+陽気パオジアンの+2珠悪テラス不意打ち13/16耐え

陽気セグレイブの巨剣突撃+氷の礫94.5%耐え

特化カイリューの嘴飛行テラバースト確定耐え

HD-臆病イーユイの等倍噴煙確定耐え

S-最速ガブリアス抜き

 

ASの神。

A189*4/3=252,S170*1.5=255と、実質的にA252,S255を誇る怪物。技威力は低いものの、「抜群を取りやすい」「氷柱落としの怯み」という性質を活かせればちゃんと破壊性能が高いポケモンである。

パオジアンは「ステルスロック+拘りスカーフ(orブーストエナジー)に耐性が無い」「技威力が低く、ヘイラッシャ等への負荷が無い」のが弱みだが、サイクル下で一貫を作ることでそれらのメタを比較的簡単に跳ねのけることが出来る拘りスカーフが強かった。

さらに、コノヨザルの「ドレインパンチ,地ならし,岩石封じ,ビルドアップ」「襷,ロゼル,残飯」の全ての行動と持ち物に対応出来る「拘りスカーフゴーストテラバースト」によりスマートに処理することが出来る。

「ゴーストテラス+拘りスカーフ」が竜舞カイリューのストッパーとして機能するので、ピンポイントメタにならず汎用性を落としていないのも良ポイント。



テツノドクガ@ブーストエナジー クォークチャージ

テラスタイプ:ゴースト

臆病171(124)-67(個体値0)-105(196)-161(4)-131(4)-168(180)

 

炎の舞 アシッドボム サイコキネシス 毒びし

 

HD-特化カミのシャドーボール確定2耐え

HB-陽気パオジアンの氷柱落とし+不意打ち確定耐え

陽気パオジアンの氷柱落とし+嚙み砕く81.6%耐え

S-最速イーユイ抜き

 

2シーズン連続採用のパラドックスポケモン

毒タイプの中で単体性能及び選出画面での圧力が高いことを評価している。

「Sブーストエナジー+耐久振り」にすることで、「嚙み砕く+氷の礫」を両採用していない襷パオジアンに対して、「氷柱落としへの後出しから襷削り+毒びし撒きまで」出来たり、ハバタクカミに「眼鏡サイコショックを打たれない限り、後出しから毒びし+削り+型判別」出来るというように、後出しから展開を取る性能を高めている。

従来のSブーストエナジーテツノドクガは「カイリューに吹き飛ばし以外で起点回避出来ないので、嚙み合わせないとマルチスケイルを削れない」という弱点があったが、アシッドボムで「殴りながら起点回避」することで解決した。

毒びし回収のために選出することがほとんどだったが、こちらが撒く毒びしが通っている構築には撒くだけでチオンジェンの性能がかなり上がるので、毒びし+チオンジェンで勝てそうだと思ったら積極的に出していた。

また、毒びし回収のために選出するということは、毒タイプのいる構築に出すということなので、最高打点となるサイコキネシスを採用した。

ゴーストテラスは珍しいが、アシッドボムと合わせて神速カイリューのスイープを防ぐことが出来る。このおかげで最終日だけで3試合くらい拾えた。

 

 

テツノツツミ@気合いの襷 クォークチャージ 

テラスタイプ:草

無邪気131-100-135(4)-176(252)-72-205(252)

 

ハイドロポンプ フリーズドライ クイックターン アンコール

 

C-ぶっぱ

S-最速

 

圧倒的MVP。

「早い襷で安定して対面操作出来る」「ハイドロポンプ+フリーズドライの範囲」「見えにくい高速アンコール」。本当に強い要素の固まりだった。

「チオンジェンが呼ぶ身代わりや積み技にアンコールが刺さる」「毒びし+アンコールでの流しの相性」「早いパオジアンやテツノドクガが打たれやすい先制技をアンコール出来る」「アンコールとサーフゴーのトリックを合わせて積みを止める」「受け選出を崩してくる釣り交換をクイックターン咎められる」というように、構築単位でのシナジーもあまりにも多く、かつ相手視点ケアしにくいものばかりで最強

「草テラスタル+アンコール+ハイドロポンプ+フリーズドライはチオンジェン絡みへの刺さりが非常に良く、このポケモンを採用してからかなりの勝率で勝つことが出来た。

ハイドロポンプの命中不安は不安定な点ではあるが、そこを考慮しても使う価値があった。

 

 

 

サーフゴー@拘り眼鏡 黄金の身体

テラスタイプ:鋼

控えめ171(68)-58(個体値0)-116(4)-189(148)-116(36)-136(252)

 

ゴールドラッシュ シャドーボール 10万ボルト トリック

 

HD-臆病ハバタクカミのシャドーボール最高乱数切り耐え

臆病テツノツツミの眼鏡ハイドロポンプ確定耐え

S-準速(最速キノガッサ抜きたい)

C-最強になりたいので余り全部

 

最強特性ポケモン

構築に入れたい鋼タイプを持ちつつ、催眠技やトリックの一貫を切ることが出来る。

このポケモンに一番強い点は、「補助技をカットしつつ、崩しが出来る」ところだと考えているので、立ち回り次第で崩せないサイクルがほとんど存在しない拘り眼鏡で採用した。

チオンジェンが呼ぶ「電磁波+祟り目」のサーフゴーに対しても、「カタストロフィ」と合わせて有利な択の押し付けをする事が出来る。地面枠を無理に採用せずとも、電磁波の一貫を切れるのがとても強い。

「拘りトリック」はダイマックス無しルールでのサイクル構築では動きがかなり増えるので、余裕があるなら眼鏡だとしても入れ得と感じた。

サブウェポンの「10万ボルト」は、イルカマンやテツノドクガ,テツノツツミが呼びがちな水テラスに裏目を付けることが出来る。

 

イルカマン@突撃チョッキ マイティチェンジ

テラスタイプ:水

変身前:意地191(124)-133(244)-95(20)-*-83(4)-135(116)

変身後:意地191(124)-232(244)-120(20)-*-108(4)-135(116)

 

ウェーブタックル ジェットパンチ クイックターン ドレインパンチ

 

HB-変身前、陽気パオジアンの鉢巻嚙み砕く確定耐え

A-ほぼ特化

S-最速キノガッサ抜き

 

ガチヒーローポケ。

変身後は現環境圧倒的な合計種族値650かつ優秀な水技を多く揃えている。「ウェーブタックル」はHBサーフゴーを押せるレベルの火力があり、対面操作技「クイックターン」、威力60の先制技「ジェットパンチ」を持っている。

変身前の隙が大きいのが弱点だが、突撃チョッキ+ドレインパンチで採用することで「ハバタクカミ」「イーユイ」「パオジアン」等の受けにくいポケモンに変身前でも対面有利を取れるので、引きを強要されないのが良かった。

変身前の隙の多さを加味しても採用した決め手になったのは「ジェットパンチ」の存在で、甘えるや身代わりを無視してパワーでハバタクカミに殴り合うことが出来る。チオンジェンが「甘える」に強く、「身代わり+瞑想」にはイルカマンが強いため、2体でエナジーハバタクカミを綺麗に見ることが出来ていた。

 

要点

環境トップを複数体で見る()+()

前三体がカイリューに強めで、後ろ四体がサーフゴーに強めであるため、選出画面で「カイリュー+サーフゴー」が見えても柔軟に選出する事が出来るようにしている。

 

ステルスロックにアドバンテージを取らせない or

コノヨザルには「スカーフパオジアン」、デカヌチャンには「Sエナジーテツノドクガ」、ディンルーにはチオンジェン@2のサイクルが有利を取ることが出来る。また、クイックターン+アンコールもステルスロックに強め(ステルスロックが撒かれないorアンコールで崩せる)

さらに、「ステルスロックが効くポケモンはSが高いポケモンのみにする」ことでステルスロックからの展開で腐りやすいポケモンを少なくしている。

 

個人的に厚底ブーツカイリューは使いたくなかったので、結果的に地面の一貫を切ることは諦めている。

限定的テラスタル 

ディンルー、パオジアン、サーフゴー、カイリューの使えるポケモンを限定させる力があまりにも強すぎて今期はポケモンの種類が少なかったので、神速カイリューに刺さるゴーストテラスパオジアン,テツノドクガ及び宿り木チオンジェンに刺さる草テラスタルテツノツツミを採用し、相手視点見えにくい役割破壊をしていた。


選出

チオンジェン→@2

コノヨザル→@2または@2

デカヌチャン→@2または@2

ディンルー→@2または@2

 

はほぼ決まって選出していた。上述のようにステルスロックに対して、「クイックターン+アンコール」が汎用的に強い。

環境に多いポケモンは存在したが、決まった並びが無かったので相手の構築に合わせて柔軟に選出していた。

 

重いポケモン

テツノツツミ+イーユイ(ドクガ)

構築段階では「サーフゴー+チオンジェン」でテツノツツミを見ていたが、この2体ではイーユイが重い。しかし、ツツミ+イーユイをサイクルで通してくることもなく、こちらの圧力のあるポケモン達には相手もほぼ噛み合わせにしかなっていなかったので、こちらも噛み合わせ(気合)または同速等の運を通すことで思ったより勝つことが出来た。

受けループ

最終的に完全に切った形にしたため安定選出が存在しない。しかし、選出画面では相手も選出択なので、相手が事故ってなんだかんだ勝てていた。(サーフゴーが強すぎるので、受けループが逆風すぎる)

結果

TN Misty 最終2193-3位 103-39

TN スカーレット 最終2154-16位 157-68

 

最後に

二期連続で同じ最終3位を取りましたが、今回は勝って終わったので素直に嬉しいです!

朝5時頃にディンルーの地割れを確率以上に当てられてしまい、その場の思いつきで朝6時から1時間程度サザンドラを使って1ロムと時間が溶けて最終的に時間が足りず終わってしまったのが惜しいポイントでした。

ステルスロックと先制技が環境トップなのに補助技を通させてもらえない難しい環境でしたが、自分なりにある程度納得行く構築を作れて良かったです。S4と比べて少し忙しく(というか、S4が時間ありすぎ)対戦数はそこまで稼げませんでしたが、しっかり考えたおかげで机上論での構築が実戦でも上手く機能したのが良かったかなと思います。

また狙えるときは1位目指して頑張ろうと思います!

 

最終日対戦集

終戦までの6戦分を乗せています!是非見てください!

youtu.be

 

 

 

 

 

 

【S4最終3位.5位】鉄魂キョジドクガ

こんにちは!シーズンお疲れ様でした。

今回はS4で使用した構築を紹介します!

並びは↓です!



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それでは構築を紹介します!

 

 

 

 

ンセプト

・一般的にキョジオーン対策とされている「隠密マントor身代わり+積み」に強い要素を多く入れたキョジオーン軸

・巻き返し性能(盤面を動かす性能)の高いポケモンを採用する

・テラバーストを採用せずとも強いポケモンで固め、テラスタルを柔軟に切る

構築経緯

現環境では「火力」「耐久」「素早さ」の全てを兼ね備えるポケモンであるセグレイブとカイリューに対応することが一番重要だと考えた。対応するということは後投げから展開を取るということなので、後投げがある程度効くポケモンを探すところから考えていった。最終的に

 

➀セグレイブ(鉢巻、積み、チョッキ)、カイリュー(鉢巻、竜舞、ドラゴンテール、渦アンコ)の多くの型に対応しやすい

②状態異常をケアすることが出来る(ミトム、バレル、ニンフ、ブラッキー等環境メタ的な位置にいるマイナー寄りのポケモンに強い)

③火力アップアイテムを持たない特殊アタッカー(特にカミ、ツツミ)をある程度見ることが出来る

 

という3つの理由からフェアリーテラスキョジオーンを軸に組むことにした。

次に、「セグカミラッシャドクガカイリュー+格闘タイプ」のシリーズ2におけるスタンパ(だと思っている)に対する選出として「地割れ無効かつ渦カイリューに強い」「隠密マントサーフゴー,眼鏡ハバタクカミに強い」とそれぞれ対応出来るドラゴンテールカイリュー+眼鏡テツノドクガを採用し基本選出とした。

ここまでで「ビルドアップ+身代わり」の「イルカマン」や「イダイナキバ」がきついと感じたので、軸のキョジオーン,カイリューの型との相性も良いエナジーテツノツツミを採用。

次に、「ポイヒガッサに強い」「クエスパトラに強い」「隠密マント,身代わりを腐らせる選択肢として優秀な毒びしを撒ける」という構築に欲しい条件を汎用性を落とすことなく満たせる襷マスカーニャを採用。

最後に、ここまでで選出画面で自由にさせている「サーフゴー」「テツノツツミ+地面(ドオー等)」「ジバコイル」に強く、雑な崩しが出来るチョッキイダイナキバを採用。

 

構築が完成した。

 

個体紹介 

※採用順

キョジオーン@食べ残し 清めの塩 

テラスタイプ:フェアリー

腕白207(252)-120-187(156)-*-123(100)-55

 

塩漬け 守る ステルスロック 自己再生

 

HB-残飯2回込み、特化セグレイブのテラス地震×3が瀕死率0.2%(=初手セグレイブの地震に対して、2連しおづけが安定で押せる)

HD-カミ、ツツミ意識余り

 

神。

セグレイブに強いポケモンはほぼ全て特殊アタッカーに大きな隙を見せるが、その理を外れる物理クッションである。

フェアリーテラスにより「鉢巻逆鱗、鉢巻巨剣突撃、ドラゴンテールに強くなれる。物理受けとしてのキョジオーンはフェアリーテラス以外ありえないと思えるくらい強かった。

ステルスロック「隠密マントで無効化されない、相手を確実に削る技」であり、「隠密マント+積み」をドラゴンテールや吹き飛ばしで流すことでサイクルを有利に進めることが出来る。役割対象である「セグレイブ」「カイリュー」の両方に通るのでフェアリーテラスキョジオーンの性能とよく噛み合っていた

塩漬け、ステルスロックの定数はテラスタイプに依存しないので、ゲームプランを立てやすいのが良かった。

 

 

カイリューゴツゴツメット マルチスケイル 

テラスタイプ:ノーマル

意地195(228)-204(252)-116(4)-*-121(4)-103(20)

 

神速 地震 ドラゴンテール 羽休め

 

A-特化

S-準速ドドゲザン抜き

HBD-残り全部

 

現環境最強ポケモン。今期序盤から使っていた新しい型だったが、めちゃくちゃ強かった。

まず、従来のドラゴンテールカイリューと同じくテツノドクガの炎技、テツノツツミのハイドロポンプの一貫を切りながら、「マルスケ+ドラゴンテール」により多くの「隠密マントor身代わり+積み」への耐性を付けることが出来る。

さらに、ドラゴンテールカイリューでは珍しい、A特化+神速にすることで殴り合いの汎用性を保ちつつ、ドラゴンテールで自分自身の一貫を作る」「火力のあるドラゴンテールで中耐久等倍の身代わりを割る(クエスパトラ等)」ことが可能となった。

ゴツゴツメットは、キョジオーンが隙を見せるドドゲザンやハッサムに活きる他、竜舞羽神速カイリューを塩漬けと合わせて見ることが出来るようになり最強のアイテムだった。神速+ゴツゴツメットカイリューとしての単体性能を損なうことなく構築にマッチさせれたのが大きかったと思う。

ドラゴンテールが後攻技,神速が先制技である関係上、地震を打ちたいドドゲザンの上を取っていれば十分だと考え、Sは本当に最低限のラインにしてHAを高めた。

 

 

 

テツノドクガ@拘り眼鏡 クォークチャージ 

テラスタイプ:炎

臆病157(12)-*-86(44)-192(252)-131(4)-170(196)

 

オーバーヒート 炎の舞 ヘドロウェーブ 吹き飛ばし

 

HBD-5点振り奇数の総合耐久指数最大ライン

C-ぶっぱ

S-最速ガブリアス抜き

 

 

個人的パラドックス最強ポケモン

眼鏡カミの一貫をキョジオーンと合わせて切れて、選出画面で毒菱を回収出来る炎毒複合タイプが非常に強力である。また、圧倒的な火力の高さから強引な崩しが出来るのも優秀。

ステルスロックと合わせることで「カイリュー+サーフゴー」の並びを崩すことが出来るので、キョジオーンと合わせて高い勝率を出すことが出来た。

眼鏡ドクガでの採用が珍しい「吹き飛ばし」はこの構築においては最強の技だった。

まず、カイリュードラゴンテールに耐性を付けて無理矢理瞑想or蝶の舞を積んでくる「フェアリーテラスウルガモス」に後出しから吹き飛ばしで流して有利サイクルを形成することが出来る。また、剣舞したドドゲザンに不意打ちを押させる性質から、吹き飛ばしで流すことが出来る。

この2つの強みのおかげで何試合も拾うことが出来た。

さらに、隠密マント渦アンコカイリューに対して

①渦+流星群ならテツノドクガがかなり動ける

ドラゴンテール無効のフェアリーテラスには毒技が一致抜群で通る

とこちらのカイリューと合わせて滅法強く出ることが出来る。

 

 

 

テツノツツミ@ブーストエナジー クォークチャージ 

テラスタイプ:水

臆病157(204)-*-136(12)-176(252)-81(4)-177(36)

ハイドロポンプ フリーズドライ 身代わり アンコール

 

HB-無振りヘイラッシャ(キョジオーン)の地震を身代わりが13/16で耐える

HD-198カミのムンフォ確定耐え,臆病サーフゴーのテラスシャドーボール12/16耐え

C-ぶっぱ

S-Cより高く

 

不安定要素を補う強さがあるパラドックスポケモン

縛りの面でステルスロック、毒菱と相性が良いのはもちろん、「そこそこのB方面の耐久+高いCS+身代わりアンコール」により物理の積みを切り返せるのが非常に強力である。

不毛な最速ミラー及び、不明なブーストハバタクカミのSラインを意識するよりも耐久に振る方が強いと感じたので本当に最低限のSに抑えて耐久を最大化した。ギリギリで耐えたり身代わりが耐える範囲が広がったり、このおかげで何回も試合を拾うことが出来た。努力値を如何に無駄にしないかが細かい部分で勝ちに繋がるので、改めて努力値を試合で使う」ことが重要だと再認識した。

この構築のテツノツツミは軸ではなく補完としての採用だったので、ハイドロポンプの命中不安は「軸が勝てない並び、本来勝てない試合展開に命中不安技のパワーを使ってでも勝つ」と考え、割り切っている。サーフゴーでドドゲザンに気合玉を打つのと同じ感覚だった。

 

 

マスカーニャ@気合の襷 新緑 

テラスタイプ:悪

意地155-178(252)-91(4)-*-90-175(252)

 

トリックフラワー はたき落とす 不意打ち 毒菱 

 

A-特化

S-ぶっぱ

 

パラドックス環境最強御三家。

多くの型のハバタクカミ、テツノツツミ、テツノドクガに対面勝てる性能の高い襷枠でありながら、一致技である「はたき落とす」で隠密マントを無くす、「毒菱」で隠密マントや身代わりを腐らせる等、キョジオーンメタに強いポケモンである。

「草タイプの水半減のおかげでSで上を取っているイルカマンにしっかり有利を取ることが出来る」「悪タイプのエスパー無効により、ルミナコリジョンの一貫を切ることが出来る」といったように、素早さとタイプが非常に噛み合っていて強い

対面構築以外の襷枠は火力を伸ばすテラスタルが強いと思っているので、有象無象への打ち合いが一番強くなりそうな悪で採用した(不意打ちのリーチが伸びるのがかなり大きい)。

 

イダイナキバ@突撃チョッキ 古代活性 

テラスタイプ:氷

意地197(52)-187(148)-152(4)-*-94(164)-125(140)

 

地震 インファイト アイススピナー はたき落とす

 

A-11n

S-遅いサーフゴーを抜きたいので準速キノガッサ+3

HBD-H奇数で総合耐久指数最大のライン

 

偉大すぎるラストピース。

地面でボルトチェンジを、格闘で不意打ち(ドドゲザン)の一貫を切れるのが強く、高火力広範囲で受けにくいので選出画面で偉大な圧力をかけることが出来る。役割を絞っているので実際の選出率は高くないが、多くの勝利に貢献してくれたと思う。

地面枠はテツノカイナやジバコイルに出したいが、「叩き落とす+高火力一致抜群」により、これらと組まれがちなキョジオーンにもある程度の崩し出来るのが他の地面枠に無い強みである。

テラスタイプを氷にすることで、実質地面テラスセグレイブのような範囲で崩すことが出来る。(氷タイプの地面テラスと地面タイプの氷テラスは攻撃方面の強さは近いものがあるということ)

チョッキ枠はかなり悩んでいて、ハッサム→ドドゲザン→テツノカイナ→スナノケガワ→イダイナキバとシーズンを通して変わっていたが、最後に納得の出来るポケモンを組み込めて良かった。

 

要点

塩漬けメタのケア+ ,,

隠密マント、身代わりにも有効な積みの対策(吹き飛ばし、火力のあるドラゴンテール、アンコール、毒菱)を多く絡めることで不意の崩しにも対応し、キョジオーンの性能を最大限発揮しやすいようにしている。

巻き返し性能の高いポケモンを採用する

現環境はテラバーストや一撃必殺、状態異常等で急な不利展開を取ってしまうことが少なくないが、「ドラゴンテール」「吹き飛ばし」「アンコール」等の盤面を動かす性能の高い要素を多く入れることで巻き返しやすくしている。

タイプによらない削り 

ステルスロック、塩漬け、ドラゴンテール、毒菱」と一部の要素以外に通る技で展開していくことで、自分視点の試合展開をわかりやすくしている。

 

 

選出

セグカミラッシャドクガカイリュー@1

 

基本選出であり組み始め。実際に、9割程度勝つことが出来たと思う。

 

 

その他は相手の構築にその場その場で考えて選出していた。具体的に、

 

イルカマン、イダイナキバ→

ジバコイル、テツノカイナ→

エスパトラ→

 

というように、キョジオーン軸を破壊しがちなポケモンに優先的に選出を合わせていた。

 

 

重いポケモン

隠密マントギロチンドドゲザン 

ドドゲザンのギロチンは後出しからの対策が運以外不可能なので、キョジオーンの塩漬けに必ず裏目を付けられてかなりきつかった。

 

 

結果

TNたましい 最終2227-3位 154-55

TNスカーレット 最終2216-5位 356-213


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最後に

S3で一撃必殺が一番強いと最終的に仮定してしまったことを振り返り、今期は運が絡みにくい強い構築を組もうと序盤から終盤まで走り切りました。結果、月初に組んだ構築を徐々に煮詰めて最後に勝つことが出来て本当に良かったです。

構築に自信があったので欲を言えばもちろん最終1位を取りたかったですが、最終戦のマッチング的に勝っても2位だったのと、最終戦プレミ負けではないので、気持ち切り替えてまた頑張ろうと思います。

9世代でようやく自分で納得のいく構築を作れたことが何より嬉しいです。

ここまで閲覧ありがとうございました!

 

最終日対戦集

上位勢とも多く当たっています!是非見てください!

youtu.be

 

 

 

【S35最終1位】破壊ザシオーガシャドー

こんにちは!シーズンお疲れ様でした。

今回はS35で使用した構築を紹介します!

並びは↓です!

それでは構築を紹介します!

 

 

 

 

ンセプト

ステルスロック,珠アタッカーに安定する対面構築

・行動保障を潰してくるサイクルを誘殺する

構築経緯

A特化インファソラブレザシアン+特化インファマーシャドーディアルガ,グラードンの起点作成型,珠アタッカー型の両対応になる上に有象無象への殴り合いで噛み合わせを無くしやすいと感じたので軸として組み始めた。

HAザシアン+マーシャドーは対面からはルギアに完封されてしまう+相手のザシアンが早いパターンやマシャザシミラーでS勝負になってしまうので、ザシアンに一度後投げが効きルギアを打開出来るポケモンとして、ヨプナットレイを採用した。

次に、ソーラーブレードをケアする行動であるグラードンの「ダイアース」に対して強く、特殊アタッカーで一番殴り合い性能が高いと考えているスカーフカイオーガを採用した。

ここまでの4体が対面の軸であり、きついのが

①ジガルデ(ランド)+ナットのサイクル

②ネクロ絡みのサイクル構築

だったので、それらに対して対面駒だけを投げられても腐りにくいイベルタル+メトロノームムゲンダイナを採用。

 

構築が完成した。

 

 

画像

(レンタルは無し)

 

 

個体紹介

※採用順

ザシアン@朽ちた剣 不撓の剣

181(108)-244(252)-136(4)-*-136(4)-186(140)

 

巨獣斬 インファイト ソーラーブレード 電光石火

 

A-神のガチ特化

B4グラードンに対してソーラーブレードが214~

B4ディアルガに対してインファイトが236~

HB特化ルギアに対して巨獣斬が94.19%の乱数二発(ステロを撒いていれば対面から押し切れる)

ステルスロック+巨獣斬+電光石火で191(188)-136(4)ザシアンを78.5%(急所非考慮)で落とす

鉄のトゲ+巨獣斬+電光石火で199(252)-136(4)ザシアンを250/256で落とす

鉄のトゲ×2+巨獣斬で199(252)-136(4)ザシアンを確定

HB-ガチ特化ザシアンの巨獣斬確定耐え

S-意地HDザシアン(スカーフカイオーガのしおふき最高乱数切り耐え)が端数降りしたときの最大値185を抜く186

 

スーパーガチ特化ザシアン。

ヨプ等の起点ディアルガに対してインファイト→ステロのタイミングでマーシャドー引きで襷を残す」、珠ディアルガインファイト+マーシャドーインファイトで縛る」。起点グラードン「ソーラーブレードでワンパン」ダイマグラードン「ソーラーブレード+雨しおふきで縛る」

上記のように打つ技を予め固定しておく(ディアルガにはインファイト,グラードンにはソーラーブレード)ことで起点型,アタッカー型の両対応をしつつ、起点型だったとしても78.5%(電磁波当てられてかつ一発痺れを引かない)を引く事さえ出来れば有利展開を作ることが出来るのがとても良かった。

カイオーガの圧力により初手に来るザシアンのほとんどがHAorHDベースなので、命を削ってSを大きく伸ばすことにより初手のミラーの打ち合いで極力有利になるようにしている。実際にS降りはかなり活きたので、HAザシアン等の耐久が重要なポケモンでも素早さ調整をしっかり吟味することが重要だと改めて感じた。

 

ガチ特化に関して。

A242と244ではB4ザシアンに対して巨獣斬と電光石火ともに乱数がずれるので、そのずれが活きる構築なら244にしたいという考え方が自分の中での結論。今回はソーラーブレードもあるので尚更であった。

 

 

画像

マーシャドー@気合いの襷 テクニシャン

意地165-194(252)-101(4)-*-110-177(252)

 

シャドースチール 影打ち インファイト 岩石封じ

 

A-特化

B4ディアルガに対してインファイトが186~

影打ち+巨獣斬がB4ザシアンに202~

電光石火×2+影打ちでB4カイオーガ瀕死率65.4%

191(188)-136(4)ザシアンを+1シャドースチール+影打ちで急所込み瀕死率83.5%

S-ぶっぱ(HAザシアン意識)

 

このルールの主役枠(と思っている)。

襷黒バドと比べると「強力な先制技」「ディアルガに対しての打点が大きい」「積み(特にダイジェッター)のストッパーになる」「無効の無い火力のあるS操作技を持つ」等の要素が偉く、個人的に襷枠としてずば抜けていると思っていた。本当に強すぎる。

また、「ホウオウ+ナットレイ」「キュレム+ヌオー」等ザシオーガの苦手に強く攻めの補完もとても良かった

見た目が可愛くてめちゃ頑張ってくれて好きなポケモンになった。

意地ASにすると、「遅いHAザシアンはシャドースチール2発で縛れる」「早いHAザシアンは耐久が落ちてシャドースチール+影打ちで縛れる」と、HAザシアンに滅法強くなる。

余談だが、別の主役候補であるメルメタルも実際に最終日2日前に試してたところ、30位→1900位まで溶けてしまい「早さが正義である」という現実を思い知らされて泣いた。。

 

 

ナットレイ@ヨプのみ 鉄のトゲ

181(252)-160(252)-152(4)-*-136-22(個体値0)

 

ジャイロボール 叩き落とす 宿り木の種 ステルスロック

 

HB-陽気ザシアンのじゃれつく+インファイト確定耐え,巨獣斬+インファイト199/256(=77.73%)で耐える

HD-ステロ×2+C+2ゼルネアスの気合玉確定耐え

A-特化

199-135ザシアンにジャイロボールが151〜 →鉄のトゲ2回と合わせて199〜で確定

無降りゼルネアスをジャイロボールで確定で落とす(212~252ダメージ)

HBルギアの身代わりをジャイロボール及び持ち物有りはたきおとすで確定で割る

 

唯一の一般枠。

鉄のトゲ+ステルスロックという要素が対面での殴り合いで差をつけることが出来た。

具体的に、鉄のトゲはマーシャドーの襷を削る」「ザシアンの調整をずらす(対面,カイオーガザシアン圏内にする)」ステルスロック「ルギアのマルチスケイルを潰す」「マーシャドーや黒バドの襷を削る」「相手のザシアンを巨獣斬+電光石火圏内に入れる」というように使えるポケモンが限られたこの環境において使用率の高いポケモンに無類の強さを誇る

上記のダメージ計算のようにザシアンの巨獣斬やじゃれつくに対してある程度後出しが効くことが多くの試合で選出の理由付けになっていた。

はたきおとすは相手のスカーフを落としてSを逆転したり、ルギアの身代わりを割れるのでそこの崩しとして重宝した。

 

ラスト2時間までは吞気H252A188B68の調整で特化ザシアンにも後出しが安定するようにしていたが、補正有A252が欲しい場面の方が多かったので変更したところ、最終戦でもろに活きて本当に良かった。

 

 

 

 

カイオーガ@拘りスカーフ あめふらし

臆病175-94(個体値0)-111(4)-202(252)-160-156(252)

 

しおふき 雷 れいとうビーム 電磁波

 

HB-珠イベルタルイカサマが28.52%の乱数二発

C-ぶっぱ

鉄のトゲ+雨しおふきで199(252)-154(148)ザシアン(カイオーガのしおふき確定耐え)を13/16で落とす

S-最速(ザシアン黒バドをスカーフ込みで抜く)

 

シンプルに最強スカーフカイオーガ

トリトドンガマゲロゲ等の水無効がパワーについていけなくてほとんど採用されないので本来のパワーを取り戻している

今のルールは「ザシアンの巨獣斬での縛り」「マーシャドーシャドースチールによる切り返し」「ルギアの受け性能」の存在でダイマックスの切り方が難しいが、スカーフカイオーガはそれらに対して「巨獣斬半減」「能力を上げないためパクられない」「HBルギアをストリーム×2で吹っ飛ばせる」といったように不自由なく動かすことが出来るためダイマックスがめちゃめちゃ強い。

スカーフカイオーガでの採用が珍しい電磁波は、ダイウォールになることでダイマ性能の引き上げたり、電磁波+巨獣斬でスカーフ黒バドを縛る等、動きの幅を増やすことが出来て革命技だった(禁止伝説2体ルールのスカーフ黒バドと同じイメージ)。さらに、ムゲンダイナへの崩しとしても強く機能する。

また、雨を降らすことで味方の強化(ザシアンをイベルに後投げ可能になる等)をしたり、ザシアンが抜群を取られる炎を半減で受けれる、といったようにザシアンとの相性が非常に良く、ケアしづらい1サイクルを合法的に行える。

 

イベルタル@命の珠 ダークオーラ

控えめ201-*-124(68)-201(252)-118-143(188)

 

悪の波動 暴風→デスウイング 熱風 追い風

 

C-特化

S-準速90族抜き

HB-ダイマ時、特化ザシアンの+1巨獣斬+珠ダメ13/16耐え

 

破壊の神。

マーシャドー+カイオーガと相性が良く、それぞれの受けポケモンである「ジガルデorランドロス」+「ナットレイ,キュレム」を安定して破壊することが出来る。

多くの破壊ポケモンはアグロ選出をされたときに腐ってしまうことがあるが、耐久振り+準速90族(眼鏡カイオーガや珠ディアルガ)抜きの両立をすることで対応することが出来た。

最終日の途中で暴風の代わりに採用したデスウイングは、回復量がバグっていてHBジガルデやマーシャドー,黒バドに対して短いサイクルを回すことが出来る。

性質上カバザシ系統に強く、追い風のS操作が対面リレー、切り返しで役に立つ。

 

 

ムゲンダイナ@メトロノーム プレッシャー

臆病215-94-116(4)-197(252)-115-200(252)

 

ダイマックス砲 火炎放射 毒々 身代わり

 

C-ぶっぱ

S-最速(ミラー,意地ザシアン意識)

 

革命型色ムゲンダイナ。

技構成自体は崩しのムゲンダイナとしてよくあるものだが、メトロノームを持つことで「身代わりを残した状態からなら耐久型ネクロズマを突破出来る」という相手視点ありえないことを起こすことが出来る。これにより軸が呼ぶ「ムゲンダイナ+ネクロズマ」を誘い殺すのが非常に刺さった。

AがVであることよりも見た目でモチベーションを圧倒的に上げるために色違い配信産を使用している。このおかげからか、最終盤はありえないレベルの下振れがいつものシーズンより少なかった気がした。

 

 

 

 

 

要点

電磁波ステロポケモンに強い対面構築 f:id:shar965:20210305031409p:plainf:id:mega-salamance:20211213074604p:plain

電磁波+ステルスロックは殴り合いにおいて一歩先に出れる要素であるが、アタッカーをケアしつつのさらに一段階上のメタが最強であった。

1サイクル回して殴り勝つ f:id:shar965:20210305031409p:plainf:id:mega-salamance:20211213083053p:plainf:id:mega-salamance:20211213074604p:plain

対面構築は不利対面引けないから不利展開になる、という問題が起こりやすいが、タイプ補完や持ち物,技を工夫して最低限の短いサイクルを回すことである程度解消することが出来る。

サイクルの誘殺 f:id:mega-salamance:20211204013836p:plainf:id:mega-salamance:20211213083053p:plain

分かりやすい対面構築の並びはタイプ,高耐久による受けの崩しが厳しいが、そこを逆手にとって見えにくい所から誘い殺しをすることで、選出択も緩和し安定させることが出来た。

 

 

選出

対グラ(ディア)ルギアザシアン系統

→ f:id:shar965:20210305031409p:plainf:id:mega-salamance:20211213074604p:plainから3体

 

圧倒的有利。最終日はプレイングも冴えており全て勝つことが出来た。

対ダイナネクロイベル系統 

f:id:mega-salamance:20211204013836p:plain@2

上記のようにメトロノームムゲンダイナを軸に崩していく。

対バドゼルネ系統

→ f:id:shar965:20210305031409p:plain@1

初手の襷黒バドやゼルネアスに強いスカーフカイオーガと、積みを否定するマーシャドーで有利を取ることが出来る。

対有象無象 f:id:shar965:20210305031409p:plain

殴り合いで一番パワーが高い選出。マーシャドーが選出に絡んでいるので積みもケア出来る。

 

 

 

重いポケモン

コスパムゲンダイナ f:id:mega-salamance:20211204013836p:plain

突破手段が少ないため、すきを見せて積まれてしまうと急所やれいび,麻痺等の追加効果でしか突破が出来なくなってしまう

 

 

結果

TN Cypher 最終2087-1位 212-81

画像

TN はかい 最終2051-6位 220-127

画像

TN Res 最終2014-25位 94-44

画像

 

 

最後に

初めての最終1位めちゃくちゃ嬉しいです!

8:55時点で1位の所から自分の構築とプレイング,運を信じて魂を込めて潜って勝てて本当に最高でした。最後に試合で勝った瞬間,最終1位の画面を見た瞬間の両方とも桁違いに嬉しかったです。

序盤から終盤まで、普段から出来ることを全力でやり切ることが最上位を目指す土俵に立つために絶対に必要なのだと強く感じるシーズンでした。

8世代は最高のゲームです。

 

最終日対戦動画

逆境を乗り越えろ。 S35最終日対戦Part1 - YouTube

プレイングに魂を込めろ。 S35最終日対戦Part2 - YouTube 

【最終1位】最強対面構築「ザシオーガシャドー」と共に頂へ! S35最終日対戦Part3 - YouTube

【最終1位,6位,25位】S35最終日対戦集 ザシオーガシャドー - YouTube

 

【S34最終27位】霹靂ディアルギア

こんにちは!シーズンお疲れ様でした。

今回はS34で使用した構築を紹介します!

並びは↓です!

それでは構築を紹介します!

 

 

 

 

ンセプト

・イベザシオーガ黒バドの破壊力のある対面選出

・対面が不利取るサイクルにはディアルギアで安定してテンポを取る

構築経緯

対面キラーであるダイナネクロやルギア絡みのサイクル構築に対してヨプディアルガ+ノーウェポンルギア+珠イベルタルが相手にイベザシオーガ黒バド等のアタッカーが含まれていたとしても選出に困らずに破壊出来ると考えて軸。

軸が動かしづらいホウオウ絡みのサイクル構築に有利が取れる組み合わせとしてワイボザシアン+チョッキカイオーガを殴り合いの駒として採用。

最後に、ディアルガ展開を強く使えるスカーフ黒バドを採用していたが、単体で選出し辛かったので非ダイマでの対面性能が高くイベルオーガとの特殊への役割集中で通しやすい襷黒バドを採用。

構築が完成した。

レンタル


f:id:mega-salamance:20221001130735j:image

個体紹介

※採用順

ディアルガ@ヨプのみ

特性:プレッシャー
性格:ずぶとい
実数値:207(252)-112-158(28+)-171(4)-145(196)-114(28)
れいとうビーム だいちのちから でんじは ステルスロック

 

HB-陽気グラードンの断崖の剣確定耐え

陽気ランドロスの珠地震12/16耐え

HD-特化イベルタルの珠ダイアーク最高乱数切り耐え

S-麻痺準速イベル抜き

 

展開役禁止伝説。

圧力をかけつつ、環境トップのほとんどに行動保障を持てる型。特に、耐久ポケモンであるルギアやネクロズマ、ムゲンダイナに対して「電磁波+打点」を持つことで裏のポケモンを無償で展開出来るのが強みである。さらにステルスロックを覚えるので裏のポケモンの一貫を取る選択肢を持てる。

しかし、ダイマックスの圧力により「身代わり」を誘うのが電磁波を打つ上でかなり困ったのでそこをもっと改善するべきであった。

 

 

ルギア@たべのこし

特性:マルチスケイル
性格:ずぶとい
実数値:213(252)-85-199(244+)-110-174-132(12)
じこさいせい みがわり  でんじは ふきとばし 

 

HB-特化ザシアンのワイボの乱数がずれる最大

S-余り

 

ノーウェポン。

身代わりで状態異常を、マルチスケイルで急所の拒否が出来ているため、詰ませや運負けを拒否しつつ展開出来るのが強み。ディアルガの「死なないで、ステルスロックを撒ける」という性能が吹き飛ばしと非常に相性が良く、ルギアを突破出来ない選出にはTOD勝ちを狙える。また、ギミック構築に滅法強いのも対面構築と相性が良かった。

しかし、ステルスロック+特殊禁止伝説(黒バドイベル)に選出を躊躇させられるのが弱いと感じた。

イベルタル@いのちのたま

特性:ダークオーラ
性格:いじっぱり
実数値:201-201(252+)-116(4)-135-118-151(252)
イカサマ ふいうち ゴッドバード はがねのつばさ 

 

A-特化

無降りダイマイベルタルをダイジェット+珠ダメ×2で98.83%の乱数二発

ダイジェット+ダイアークが無降りザシアンに171~200(ステロ込みでH降りザシアンレベルでもまあまあ落ちる)

S-ぶっぱ

 

破壊の神。

黒バドに強く全てを破壊出来るのが強み。ディアルギアと合わせる駒としては文句無しの強さである。また、特化+ゴッドバードで採用することでミラーに強くなる上にステルスロックと合わせてザシアンを縛りやすくなる。

ただ、対面駒としてはザシアンに不利を取ってしまうのに引き先を用意しにくいのが難しいと感じた。

 

ザシアン(けんのおう)@くちたけん

特性:ふとうのけん
性格:いじっぱり
実数値:197(236)-244(252+)-136(4)-90-136(4)-170(12)
きょじゅうざん じゃれつく ワイルドボルト でんこうせっか 

 

調整は

【S31最終2036-20位】暴雨ザシオーガ - Origin Regression

と同じものを使用。

 

A-特化

S-最速ガブリアス抜き

HBD-余りでできるだけ高く

 

神。

この構築で一番強かった。A特化かつワイボで受けサイクルにも刺さり、電光石火で対面駒としても申し分ない性能を持っている。ザシアンミラーは最速でSに勝つよりもHAに振り切ってステルスロック+巨獣斬+電光石火で落とす方が基本的に勝率が高いので、Aを妥協せずに毎回特化にしている。242ザシアンを使ったり最速以外でミラーに勝とうとするのは甘えだ。

この技構成のおかげで削れた封印ザシアンをワイルドボルト+電光石火で縛る試合があった。

 

カイオーガ@とつげきチョッキ

特性:あめふらし
性格:ひかえめ
実数値:201(204)-94-111(4)-220(236+)-161(4)-118(60)
しおふき こんげんのはどう かみなり れいとうビーム 

 

HBD-黒バド意識で出来るだけ高く

C-こんげんのはどうで無降り黒バドを14/16で落とす

こんげんのはどうで213-191ホウオウを確定

ザシアンコピーメタモンを電光石火+こんげんのはどうで確定

S-麻痺スカーフカイオーガ抜き

 

HCの鬼。

HC+チョッキで採用することで特殊禁止伝説+ザシアンの並びに滅法強く出ることが出来る。ステロ+スカーフ黒バド+ザシアンの黒バドを止めるのに非常に重宝するので、そこを意識するならばチョッキカイオーガはHを可能な限り伸ばすのが良い。今回は命中不安に目をつぶって根源の波動を採用しており、これにより禁止伝説への打ち合いにかなり強くなった。

 

バドレックス@きあいのタスキ

特性:じんばいったい
性格:おくびょう
実数値:175-81-101(4)-217(252)-120-222(252+)
アストラルビット サイコショック マッドショット わるだくみ 

CSぶっぱ

バドレックス@こだわりスカーフ

特性:じんばいったい
性格:ひかえめ
実数値:182(52)-81-131(244)-232(204+)-121(4)-171(4)
アストラルビット サイコショック ドレインキッス トリック 

 

【S30最終2097,2089-4位,5位】バドホウオウ結 - Origin Regression

の調整のSをCに一つ回したもの

 

ザシアンに強い対面駒。

選出に「ザシアンより早いポケモン」は出来るだけ入れたいので採用した。イベルタルイベルタルを見てる構築に対しては、物理イベルタルの圧倒的破壊力で役割集中をかけて通すことが出来た。しかし、イベルタルに弱いのが選出順番を考えるときに厄介であったので、黒バドは以前のルールよりかなり弱体化していると思った。

ステルスロック+ザシアン+スカーフ黒バドは制圧力が高いが、スカーフ黒バドはダイマしないと強く無いので構築に完全に嵌らなかったのが無念であった。

 

 

要点

ディアルガ+ルギアの安定した場作り

上述した通り電磁波や毒々をケアしつつアタッカーの一貫を作っていける。

破壊力の高い対面選出 f:id:shar965:20210928050052p:plainf:id:mega-salamance:20211213083053p:plainf:id:shar965:20210305031409p:plain

破壊力の高い対面駒を用意することで有利展開を取ったときにアドバンテージをそのまま勝ちに繋げやすくしている。

 

選出

ダイナネクロ、ルギア絡み @1

対面選出 f:id:shar965:20210928050052p:plainf:id:mega-salamance:20211213083053p:plainf:id:shar965:20210305031409p:plain

ステロ展開 @2(前期の序盤に上げた構築記事の応用)

重いポケモン

グラードン

ディアルガが出落ちしてしまう可能性がある上に他のポケモンでも展開を取りにくいため。

 

 

結果

TN Aero 最終2020-27位 141-80 

画像

 

最後に

今期は最終日前日までは20位以内×3に位置していて調子が良かったが、今振り返ってみるとほとんどの勝ちは構築によるものではなく、自分自身の嚙み合わせ力に大きく依存していた。あくまでもこのゲームの本質はプレイングではなく構築であるにも関わらず、一時的な勝利を判断基準にしてしまい、最終的に勝ち切ることが出来なかった。

これを糧にして今後は自分の構築の強さを客観視するとともに、強い構築を安定して作れるよう練習しようと思う。無限の努力を強さに変えていきたい。

 

最終日対戦動画

【最終27位】S34最終日対戦集 Part1-レート2000まで 【ポケモン剣盾】 - YouTube

 

【最終27位】S34最終日対戦集 Part2-最後まで 【ポケモン剣盾】 - YouTube

【S33最終5位】無敵ダイナホウオウ

こんにちは!シーズンお疲れ様でした。

今回はS33で使用した構築を紹介します!

並びは↓です!

それでは構築を紹介します!

 

 

 

 

ンセプト

・相手の崩しを潰す純正受けループ

・3体の選出と6体の圧力でメジャーな並びに選出択をしない

構築経緯

環境に多いウオノラゴンとウーラオスにサイクルを回すのは難しいが、HBムゲンダイナがそれらのポケモンをケア出来るのがサイクルを回す上でかなり重要だと考え、始点として構築を組み始めた。

次に、「ウーラオスやウオノラゴンに役割破壊されにくい」というムゲンダイナの強みを活かすため、選出択になりにくくかつ役割対象に安定するポケモンを採用していった。

具体的に、環境に多いザシアンに一番安定するサイクル駒として必須と考えているゴツメヌオーカイオーガ+サンダー,ゼルネアスを受けれる瞑想ラッキーランドロスネクロズマに有利択でサイクルを回せるHBテッカグヤ、黒バド+サンダーに強いバンギラスを採用した。

最後に、イベルタルやホウオウ等の受からないポケモンダイマックス+再生力で無理矢理誤魔化せるHBホウオウを採用。

構築が完成した。

 

レンタル

 

 

 

個体紹介

ムゲンダイナ@黒いヘドロ プレッシャー

臆病247(252)-*-140(196)-166(4)-116(4)-172(52)

 

ダイマックス砲 身代わり どくびし 自己再生

 

H-総合耐久意識ぶっぱ

HB-物理に動きやすいよう出来るだけ高く

(陽気ウオノラゴンの鉢巻逆鱗確定耐え)

S-準速エースバーン抜き

C,D-端数

 

最強宇宙生物

ウオノラゴンとウーラオスへの役割技となる上に、純正受けループはゼクロムゴチルゼルがきついのでダイマックス砲を採用。この技のおかげで中途半端な崩しの認識をかなり咎めことが出来た。

毒びし+身代わりは主にラッキーとジガルデ意識で、この技のおかげで歌うラッキーにムゲンダイナから崩される確率,展開をかなり減らすことが出来た。また、高耐久で早い身代わりは様子見や詰め、急所ケア、ダイマケア等様々な用途で使えてシンプルに最強。

プレッシャー+HB身代わりはザシアン+サンダー@1の釣り交換を咎めやすいのも良い点である。

 

 

 

ホウオウ@厚底ブーツ 再生力

慎重213(252)-150-141(244)-*-191-112(12)

 

聖なる炎 ブレイブバード 身代わり 自己再生

 

HB-特化ザシアンの+1ワイボ確定耐え

特化珠イベルタルのダイアーク(130)最高乱数切り耐え

特化悪ウーラオスの暗黒強打の2ターン生存率67.19%

HD-特化黒バドのアスビ+ダイサイコ確定耐え,アスビ+ダイホロウもほぼ耐える

臆病黒バドの+2ダイホロウ確定耐え

特化珠イベルタルのダイアーク(130)を打たれても15/16で身代わりが張れる

S-+1で最速サンダー抜き

 

珍しい慎重HBホウオウ。

対物理性能をそこまで損なうことなく、黒バドや特殊イベルに圧倒的に安定する

①対イベルの変化

従来のホウオウは対特殊イベルで再生から入ることを強要されるため、裏の物理やカバラグへの引きに1ターンスキを見せることがあったが、「ダイアークを打たれても身代わりが張れる」ので、イベル軸にかなり有利に試合を進めることか出来た。

②対黒バドの変化

従来のホウオウは火力のある黒バドのアスビ+ダイサイコ(ホロウ)で倒れてしまうため黒バドのアスビに受け出した後に、引きかダイマが強要されることが多かったが、「アスビを打たれた後のダイマ技まで耐える」ので、黒バド入りにダイマを強く使いやすくなる上にこちらのケアを利用した釣り交換を咎めことが出来た。

 

このように、慎重ホウオウは黒バドと特殊イベルへの安定度が段違いで、とても強かった。

身代わりは歌うラッキーにテンポを取られないように採用した。厚底ブーツホウオウを使うなら必須だと思う。今回の構築ではムゲンダイナのどくびしとの相性も良かった。

 

 

 

ラッキー@進化の輝石 自然回復

穏やか326(4)-*-57(252)-*-172(252)-70

 

卵産み 地球投げ 瞑想 ステロ

 

HB-低中火力物理アタッカーに崩されないよう出来るだけ高く

HD-特化ゼルネアスの+2ダイフェアリー×2が瞑想→産みで確定で受かる

特化珠カイオーガのしおふきが10.94%の乱数二発

 

歌う非採用型ラッキー。

圧倒的な特殊耐久に加えて瞑想を採用することで

①珠オーガやジオコンゼルネアスに受けが成立する

②特殊禁伝+サンダーの並びに選出択を無くすことが出来る

という固有かつ重要な性能を付与することが出来た。

ステロは、歌うラッキーにテンポを取られないようにするのと、特殊+物理の釣り交換を咎め技として採用している。

地球投げがあるおかげで、瞑想オーガやジオコンゼルネに勝率をかなり上げることか出来る上、ゴチルゼルで嵌らなくなった

 

 

 

ヌオー@ゴツゴツメット 天然

吞気202(252)-105-150(252)-*-86(4)-49

 

地震 渦潮→アンコール 毒々 自己再生

 

HB-ザシアン等の物理意識で特化

S-最遅ラッキーと同速(個体を用意する時間が無かったが、48のが良い)

 

最強ザシアン受け。

毒毒は特殊に当てると、交換するたびに削れるので釣り交換を咎めことが出来る。

アンコールはゴチルゼル対策かつステロ+身代わり吠えるスイクン等に抗える技。

ゴチルゼル眠ったタイミングでアンコールを押すと眠るかダイマしか押せなくなりスイクンは身代わりを押すタイミングにアンコールを合わせると、地震2回で割ってから毒毒を入れることが出来る。この枠は渦潮で採用していたときに身代わり吠えるスイクンに負けてから変更したが、その後当たることは無かった。

ダイアースを複数回積み、特殊と物理の両詰ませをすることも覚えておくと便利である。

 

 

テッカグヤ@食べ残し ビーストブースト

図太い204(252)-95(個体値0)-169(244)-128(4)-122(4)-82(4)

 

ラスカ 宿り木 身代わり 守る

 

HB-ランドロスの+2珠ダイロックの乱数がずれる最大

CDS-端数

 

最強ポケモン。MVP。

ムゲンダイナのどくびしやラッキー,バンギのステロからテッカグヤ宿り木で嵌める動きがめちゃめちゃ強かった

ネクロとランドを同じく役割対象とするムドーやアマガと違い、回復に宿り木の種と残飯を使うので引きとステロに強く、守るでランドロスとのダイマ択が有利なので、ランドロス性能は実質的に一番高いと考えている。

ラスターカノンはダイスチル媒体であり、特殊技なおかげで身代わりビルドランドをケアすることが出来るため最適解であった。

 

 

 

バンギラス@カゴのみ 砂起こし

慎重207(252)-154-131(4)-*-167(252)-81

ロクブラ イカサマ ステロ 眠る

 

HD-イベル黒バド意識で最大

 

黒バドイベル対策の鬼。

ステロの採用により、歌うラッキーにテンポを取られないようにしている。また、黒バドホウオウを使ってたときと同じ構成にすることで練度によるプレイングのゴリ押しで勝てる試合もあった。

ダイアーク媒体のイカサマは、この構築では詰めの段階でダイナックル以外の物理に起点にされないのが特に強い。

ロックブラストは身代わりホウオウに強く、一定数いた黒バド+ホウオウには立ち回り込みで全て勝つことが出来た。

 

 

要点

役割破壊されにくいポケモンで固めたサイクル 

後投げでの役割破壊がされにくいポケモンを採用することで、不慮の事故で対戦に負ける回数をかなり減らしている。

 

釣り交換のケアf:id:mega-salamance:20211204013836p:plain

どくびしorステロを多くのポケモンに採用することで多くの対戦で「相手が交換でダメージを受ける」状態を作り、釣り交換で崩されにくくしている。

ダイマ択の延長 

ダイマを使うポケモンが役割対象にある駒に細かい調整を施したり身代わりや守る、眠るの採用によりダイマ択を極限まで減らし、役割対象のダイマにちゃんとダイマを合わせるプレイングを現実的に可能なものにした。

ゴチルゼルに勝つ 

圧力の無いポケモンにはゴチルゼルに全く嵌まらないよう工夫を施すことで、サイクルの天敵であるゴチルゼルにほぼ勝てるようにしている。

 

サイクル不可能な並びを無理矢理対処する、アタッカーの可能性があるポケモンを採用する f:id:mega-salamance:20211204013836p:plain

誤魔化し性能の高い身代わりホウオウで受けが不可能な並びを無理矢理潰すことが出来る。また、圧力の高いポケモンを多く採用することで相手の選出が読みやすくなる上、アタッカーのケア(眼鏡ムゲンダイナ,珠ホウオウ)を利用して厳しい対戦を拾っていた。

 

 

 

選出

基本的に相手の並びの6体にサイクルを回せるように選出し、選出択になる場合は相手の視点になって出したいポケモンを考えてそれに合わせて選出する。

ゼクロムやジガルデ等一見受からない竜禁止伝説はアタッカームゲンダイナの圧力を利用して先にテンポを取ることが重要。

相手の型が分かっている場合は、それに対しての最適選出をする。

 

 

対ザシオーガサンダーウーララキヌオー

・・・f:id:mega-salamance:20211204013836p:plain(安定)

対バドザシサンダーランドラキヌオー

・・・(安定)

 

対カバイベザシヒトムノラゴンサンダー

・・・f:id:mega-salamance:20211204013836p:plain(割と安定)

 

対バドザシカバサンダーノラゴンガオガエン

・・・f:id:mega-salamance:20211204013836p:plain+or(ホウオウのダイマで誤魔化すことを基本的に考え、ザシアンと黒バドのどちらを重く見るかで選出を変える)

 

 

 

 

重いポケモン

単体で重いポケモンはほとんどいないが、攻めに寄りすぎた構築に選出択や型読みを失敗すると厳しい対戦になる。

 

気合玉+ダイロック特殊イベルタルf:id:mega-salamance:20211213083053p:plain

誰も受かるポケモンがいないのでシンプルに一番きつかった。

 

 

 

 

結果

TNソード 最終2089-5位 116-55

TN Lancer 最終2017-41位 75-27

TN シールド 最終2005-67位 47-13

 

最後に

今回は初めて純正受けループを最終日に使用し、最終一桁を取れて嬉しいです。最終日の朝8時代に4位から潜って無理な構築を引いてしまう等今回は流れがついてこなかったので、最終1位は目指せるときにまた目指そうと思います!

ここまで閲覧ありがとうございました!

 

最終日対戦動画

良かったら見てください!

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