Origin Regression

Single battle

【S5最終3位】封殺チオンドクガ

こんにちは!シーズンお疲れ様でした。

今回はS5で使用した構築を紹介します!

並びは↓です!

それでは構築を紹介します!

 

 

 

 

ンセプト

・強いポケモンを強く使う

・環境トップポケモンの対処を一体に依存せず、複数体に役割を持たせる

(具体例:竜舞カイリューをチオンジェンだけでなく、スカーフパオジアンで止める)

・「行動保障×不一致テラスタル」できつい要素を安定選出で解消出来るようにする

構築経緯

①ディンルーのカタストロフィ+ステルスロックの荒らしに「残飯+宿り木の種」が有効

②「瞑想+痛み分け」「甘える+痛み分け」の殴り合い性能の高いハバタクカミに強い

③止めにくい竜舞カイリューを止められる

という3点の理由から残飯チオンジェンを使うことでメジャーポケモンへの嚙み合わせを少なく出来ると感じたのでここから組み始めた。

チオンジェンの主な弱点は「状態異常」「身代わり,黄金の身体」「特殊高火力アタッカー」だと感じたので、それらを解決出来ると思い、チョッキイルカマン+眼鏡サーフゴーを採用。

 

この3体で環境に多かった「ディンルー+カイリュー+サーフゴー」に対して高い勝率を保てていたので、ここを固定して組み替えていった。

 

次に、「宿り木無効の草テラスタル裏目させる」「毒びしを回収出来る」という構築の欲しい要素を持つ毒タイプを採用することにした。今回は、「チオンジェンが受からないハバタクカミ,イーユイに展開を取りやすい」「パオジアンに一方的に不利を取らない」「サーフゴーに有利」の三点を重く見て、Sエナジーテツノドクガに決定した。

ここまで、「チオンジェン+毒への崩しに乏しい」「一撃必殺技の拒否が難しい(主にヘイラッシャ)」ことが気になったので、両方解決出来る襷アンコール草テラステツノツツミを採用。

最後に、きつめな「コノヨザル+サーフゴー」に刺せる上、チオンジェンでしか見れていない「竜舞カイリュー」に強く、サイクルが回らない「氷+炎(テツノツツミorパオジアン+イーユイorテツノドクガ)」に選出画面で圧力をかけられる、ゴーストテラススカーフパオジアンを採用。

 

構築が完成した。

 

レンタル

個体紹介

チオンジェン@食べ残し 災いのお札 

テラスタイプ:フェアリー

穏やか192(252)-81(個体値0)-152(252)-*-171(4)-90

 

イカサマ カタストロフィ 宿り木の種 守る

 

HB-陽気パオジアンの+4等倍氷柱落とし最高乱数切り耐え(目安)

HD-臆病テツノツツミの眼鏡れいび確定耐え,臆病イーユイの等倍テラスオーバーヒート確定耐え

 

9世代のナットレイ

「災いのお札+高い特防+テラスタルでの高耐久宿り木が出来るのはもちろん、「宿り木が入らないサーフゴーにも、カタストロフィで確実な削りを入れられる」とサーフゴーにも比較的ストレスフリーで戦うことが出来る。

宿り木が好きな自分にとって、S4までは「サーフゴーに意味不明な宿り木カットされる」「宿り木の種を強く使えるポケモンがいない」ことで悩みを抱えていたが、チオンジェンが全てを解決してくれた。

イカサマ」は、「身代わりを割る」「物理の積みを咎める(特に、竜舞カイリュー)」ために採用していた。竜舞カイリューを見れるというのはとても偉く、このおかげでカイリュー入りへの選出が破綻することをかなり防いでくれた

ラスタルはパオジアンとドラゴン勢を意識してフェアリーテラスで採用している。水テラスタルの方が「氷柱落としに負けにくくなる」のは良いが、「電気テラバーストに抜群を取られる」ことから水テラスタルは運負けの前に普通に負けると考え、怯みの確率拒否を諦めることにした

 

パオジアン@拘りスカーフ 災いの剣

テラスタイプ:ゴースト

意地157(12)-189(252)-116(124)-*-86(4)-170(116)

 

氷柱落とし 嚙み砕く 聖なる剣 テラバースト

 

A-特化

無振りテツノツツミを聖なる剣で14/16で落とす

HB-ステルスロック+陽気パオジアンの+2珠悪テラス不意打ち13/16耐え

陽気セグレイブの巨剣突撃+氷の礫94.5%耐え

特化カイリューの嘴飛行テラバースト確定耐え

HD-臆病イーユイの等倍噴煙確定耐え

S-最速ガブリアス抜き

 

ASの神。

A189*4/3=252,S170*1.5=255と、実質的にA252,S255を誇る怪物。技威力は低いものの、「抜群を取りやすい」「氷柱落としの怯み」という性質を活かせればちゃんと破壊性能が高いポケモンである。

パオジアンは「ステルスロック+拘りスカーフ(orブーストエナジー)に耐性が無い」「技威力が低く、ヘイラッシャ等への負荷が無い」のが弱みだが、サイクル下で一貫を作ることでそれらのメタを比較的簡単に跳ねのけることが出来る拘りスカーフが強かった。

さらに、コノヨザルの「ドレインパンチ,地ならし,岩石封じ,ビルドアップ」「襷,ロゼル,残飯」の全ての行動と持ち物に対応出来る「拘りスカーフゴーストテラバースト」によりスマートに処理することが出来る。

「ゴーストテラス+拘りスカーフ」が竜舞カイリューのストッパーとして機能するので、ピンポイントメタにならず汎用性を落としていないのも良ポイント。



テツノドクガ@ブーストエナジー クォークチャージ

テラスタイプ:ゴースト

臆病171(124)-67(個体値0)-105(196)-161(4)-131(4)-168(180)

 

炎の舞 アシッドボム サイコキネシス 毒びし

 

HD-特化カミのシャドーボール確定2耐え

HB-陽気パオジアンの氷柱落とし+不意打ち確定耐え

陽気パオジアンの氷柱落とし+嚙み砕く81.6%耐え

S-最速イーユイ抜き

 

2シーズン連続採用のパラドックスポケモン

毒タイプの中で単体性能及び選出画面での圧力が高いことを評価している。

「Sブーストエナジー+耐久振り」にすることで、「嚙み砕く+氷の礫」を両採用していない襷パオジアンに対して、「氷柱落としへの後出しから襷削り+毒びし撒きまで」出来たり、ハバタクカミに「眼鏡サイコショックを打たれない限り、後出しから毒びし+削り+型判別」出来るというように、後出しから展開を取る性能を高めている。

従来のSブーストエナジーテツノドクガは「カイリューに吹き飛ばし以外で起点回避出来ないので、嚙み合わせないとマルチスケイルを削れない」という弱点があったが、アシッドボムで「殴りながら起点回避」することで解決した。

毒びし回収のために選出することがほとんどだったが、こちらが撒く毒びしが通っている構築には撒くだけでチオンジェンの性能がかなり上がるので、毒びし+チオンジェンで勝てそうだと思ったら積極的に出していた。

また、毒びし回収のために選出するということは、毒タイプのいる構築に出すということなので、最高打点となるサイコキネシスを採用した。

ゴーストテラスは珍しいが、アシッドボムと合わせて神速カイリューのスイープを防ぐことが出来る。このおかげで最終日だけで3試合くらい拾えた。

 

 

テツノツツミ@気合いの襷 クォークチャージ 

テラスタイプ:草

無邪気131-100-135(4)-176(252)-72-205(252)

 

ハイドロポンプ フリーズドライ クイックターン アンコール

 

C-ぶっぱ

S-最速

 

圧倒的MVP。

「早い襷で安定して対面操作出来る」「ハイドロポンプ+フリーズドライの範囲」「見えにくい高速アンコール」。本当に強い要素の固まりだった。

「チオンジェンが呼ぶ身代わりや積み技にアンコールが刺さる」「毒びし+アンコールでの流しの相性」「早いパオジアンやテツノドクガが打たれやすい先制技をアンコール出来る」「アンコールとサーフゴーのトリックを合わせて積みを止める」「受け選出を崩してくる釣り交換をクイックターン咎められる」というように、構築単位でのシナジーもあまりにも多く、かつ相手視点ケアしにくいものばかりで最強

「草テラスタル+アンコール+ハイドロポンプ+フリーズドライはチオンジェン絡みへの刺さりが非常に良く、このポケモンを採用してからかなりの勝率で勝つことが出来た。

ハイドロポンプの命中不安は不安定な点ではあるが、そこを考慮しても使う価値があった。

 

 

 

サーフゴー@拘り眼鏡 黄金の身体

テラスタイプ:鋼

控えめ171(68)-58(個体値0)-116(4)-189(148)-116(36)-136(252)

 

ゴールドラッシュ シャドーボール 10万ボルト トリック

 

HD-臆病ハバタクカミのシャドーボール最高乱数切り耐え

臆病テツノツツミの眼鏡ハイドロポンプ確定耐え

S-準速(最速キノガッサ抜きたい)

C-最強になりたいので余り全部

 

最強特性ポケモン

構築に入れたい鋼タイプを持ちつつ、催眠技やトリックの一貫を切ることが出来る。

このポケモンに一番強い点は、「補助技をカットしつつ、崩しが出来る」ところだと考えているので、立ち回り次第で崩せないサイクルがほとんど存在しない拘り眼鏡で採用した。

チオンジェンが呼ぶ「電磁波+祟り目」のサーフゴーに対しても、「カタストロフィ」と合わせて有利な択の押し付けをする事が出来る。地面枠を無理に採用せずとも、電磁波の一貫を切れるのがとても強い。

「拘りトリック」はダイマックス無しルールでのサイクル構築では動きがかなり増えるので、余裕があるなら眼鏡だとしても入れ得と感じた。

サブウェポンの「10万ボルト」は、イルカマンやテツノドクガ,テツノツツミが呼びがちな水テラスに裏目を付けることが出来る。

 

イルカマン@突撃チョッキ マイティチェンジ

テラスタイプ:水

変身前:意地191(124)-133(244)-95(20)-*-83(4)-135(116)

変身後:意地191(124)-232(244)-120(20)-*-108(4)-135(116)

 

ウェーブタックル ジェットパンチ クイックターン ドレインパンチ

 

HB-変身前、陽気パオジアンの鉢巻嚙み砕く確定耐え

A-ほぼ特化

S-最速キノガッサ抜き

 

ガチヒーローポケ。

変身後は現環境圧倒的な合計種族値650かつ優秀な水技を多く揃えている。「ウェーブタックル」はHBサーフゴーを押せるレベルの火力があり、対面操作技「クイックターン」、威力60の先制技「ジェットパンチ」を持っている。

変身前の隙が大きいのが弱点だが、突撃チョッキ+ドレインパンチで採用することで「ハバタクカミ」「イーユイ」「パオジアン」等の受けにくいポケモンに変身前でも対面有利を取れるので、引きを強要されないのが良かった。

変身前の隙の多さを加味しても採用した決め手になったのは「ジェットパンチ」の存在で、甘えるや身代わりを無視してパワーでハバタクカミに殴り合うことが出来る。チオンジェンが「甘える」に強く、「身代わり+瞑想」にはイルカマンが強いため、2体でエナジーハバタクカミを綺麗に見ることが出来ていた。

 

要点

環境トップを複数体で見る()+()

前三体がカイリューに強めで、後ろ四体がサーフゴーに強めであるため、選出画面で「カイリュー+サーフゴー」が見えても柔軟に選出する事が出来るようにしている。

 

ステルスロックにアドバンテージを取らせない or

コノヨザルには「スカーフパオジアン」、デカヌチャンには「Sエナジーテツノドクガ」、ディンルーにはチオンジェン@2のサイクルが有利を取ることが出来る。また、クイックターン+アンコールもステルスロックに強め(ステルスロックが撒かれないorアンコールで崩せる)

さらに、「ステルスロックが効くポケモンはSが高いポケモンのみにする」ことでステルスロックからの展開で腐りやすいポケモンを少なくしている。

 

個人的に厚底ブーツカイリューは使いたくなかったので、結果的に地面の一貫を切ることは諦めている。

限定的テラスタル 

ディンルー、パオジアン、サーフゴー、カイリューの使えるポケモンを限定させる力があまりにも強すぎて今期はポケモンの種類が少なかったので、神速カイリューに刺さるゴーストテラスパオジアン,テツノドクガ及び宿り木チオンジェンに刺さる草テラスタルテツノツツミを採用し、相手視点見えにくい役割破壊をしていた。


選出

チオンジェン→@2

コノヨザル→@2または@2

デカヌチャン→@2または@2

ディンルー→@2または@2

 

はほぼ決まって選出していた。上述のようにステルスロックに対して、「クイックターン+アンコール」が汎用的に強い。

環境に多いポケモンは存在したが、決まった並びが無かったので相手の構築に合わせて柔軟に選出していた。

 

重いポケモン

テツノツツミ+イーユイ(ドクガ)

構築段階では「サーフゴー+チオンジェン」でテツノツツミを見ていたが、この2体ではイーユイが重い。しかし、ツツミ+イーユイをサイクルで通してくることもなく、こちらの圧力のあるポケモン達には相手もほぼ噛み合わせにしかなっていなかったので、こちらも噛み合わせ(気合)または同速等の運を通すことで思ったより勝つことが出来た。

受けループ

最終的に完全に切った形にしたため安定選出が存在しない。しかし、選出画面では相手も選出択なので、相手が事故ってなんだかんだ勝てていた。(サーフゴーが強すぎるので、受けループが逆風すぎる)

結果

TN Misty 最終2193-3位 103-39

TN スカーレット 最終2154-16位 157-68

 

最後に

二期連続で同じ最終3位を取りましたが、今回は勝って終わったので素直に嬉しいです!

朝5時頃にディンルーの地割れを確率以上に当てられてしまい、その場の思いつきで朝6時から1時間程度サザンドラを使って1ロムと時間が溶けて最終的に時間が足りず終わってしまったのが惜しいポイントでした。

ステルスロックと先制技が環境トップなのに補助技を通させてもらえない難しい環境でしたが、自分なりにある程度納得行く構築を作れて良かったです。S4と比べて少し忙しく(というか、S4が時間ありすぎ)対戦数はそこまで稼げませんでしたが、しっかり考えたおかげで机上論での構築が実戦でも上手く機能したのが良かったかなと思います。

また狙えるときは1位目指して頑張ろうと思います!

 

最終日対戦集

終戦までの6戦分を乗せています!是非見てください!

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