こんにちは
カバルドンとラグラージの採用及び対策を考えるときに違いがまとめてあると分かりやすいと思いましたが、そういう記事が見当たらなかったので、自分でまとめてみることにしました。
基本データ
![f:id:mega-salamance:20211212035529p:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mega-salamance/20211212/20211212035529.png)
種類と体重
300.0kg(草結び威力120) 81.9kg(草結び威力80)
タイプ
タイプ 地面 水地面
無効 電気 電気
半減 岩,毒 炎,鋼,岩,毒
2倍弱点 水,草,氷 なし
4倍弱点 なし 草
種族値
A種族値 112 110
最大物理耐久指数(H×B) 40205 32292
最大特殊耐久指数(H×D) 29240 32292
S種族値 47 60
特性
砂起こし 激流,湿り気
技の違い
だけが覚える重要な技
吹き飛ばし(吠える) 怠ける 地割れ
だけが覚える重要な技
これらを踏まえてそれぞれのメリットとデメリットをまとめていきます。
カバルドンの強み
-
4倍弱点が無い+一発耐える性能
4倍弱点が無い、つまり出落ちしにくいので、初手に置いて最低限仕事をするのに適している。特にあたりがいても出せるのが大きい。HDに降ることでBDどちらも硬くなり、
のダイマ攻撃を必ず耐えれることと噛み合っている。
-
Aが高い
少しの差だが、砂込みだとかなりの差になり、や
を突破しやすい。
-
物理耐久の最大値が高い
どちらも特化したときの物理耐久はカバルドンの方がかなり高い。これによって、特にに対する強さが変わりHBオボンラグラージは意地珠ジェット+アタックなどで落ちてしまうが、HBオボンカバルドンは同アタック+カキュウorカキュウ+カキュウを耐えるので、後出しから流すことが出来る。
-
砂起こしが強すぎる
の特性の砂起こしによりスリップダメージを入れれるのがとても大きい。特に、
や
など砂ダメが効く+襷が強いポケモンへの立ち回りのしやすさや
の処理のしやすさが変わる。また、
や
などの天候特性のポケモンの天候を書き換えてサイクルがしやすくなったり、襷を潰すことが出来るのも強い。
さらに、などの砂かきエースとの組み合わせも強力で、襷をケアしつつ高速高火力で殴り、制圧していける。
-
吹き飛ばしによる起点回避
カバルドンをカバルドンたらしめる技。身代わりや積みをリセットすることが出来てとても優秀な技。この技があることにより、の身代わりが対策にならない。また
や
,
などの嵌め性能の高いポケモンにもかなり立ち回りがし
やすい。そもそもステロと吹き飛ばしの相性が抜群なのも強い。
-
怠けるの回復
これによりによる役割集中を解決したり、アッキ+怠けるやダイアース
+怠けるの詰ませが出来る。また、のラムダイマをあくび→怠ける→あくびと
動けばラムを消費させてからあくびを入れることが出来る。
冠環境では、のような対面構築に対してナットレイサンダーと合わせて余裕勝ち出来るカバサンダーナットというサイクル構築が結果を出していた。
カバルドンの弱み
-
水と氷が抜群
などの水タイプや
などの氷タイプにどうしても弱くなってしまう。特に、
はほぼ確実にワンパンされてしまうので、選出しようとすると裏でケアするか初手
に投げれないかの嫌な選択を押し付けられてしまう。
ラグラージの強み
-
最強技クイックターン
カバルドンのときは基本データの順番で紹介したが、ラグラージの場合はこのメリットが抜けすぎているので一番目に上げた。「ダメージを与えながら」「後攻で対面操作をする」という要素が本当にあり得ないほど強い。特に、ザシアンやスカーフカイオーガのように上から縛る性能の高いポケモンと合わせると化けて、襷・ラム・挑発・交代をケアしながら確実に有利対面を作るという他では実現不可能な強い動きを可能にする。カバルドンがダメージを与えられながら吹き飛ばしでケアするのに対してのこれだから違いすぎる。
また、あくびステロとも相性が良く、あくびステロにはまった相手が眠らせて来そうなタイミングでクイックターンを打つことで「交代してこなかったら眠ったタイミングで襷をケアしつつこちらの好きなポケモンを出せる」「交代してきたら、ステロとクイックターンのダメージを与えつつ有利対面を作る」と低いリスクで最高のリターンを狙うことが出来る。
さらに、相手の身代わりを割ったりのあくびループを抜けたり激流クイックターンで火力を出すなど立ち回りでの爆発力が高い。
カバルドンと比べてあたりに特に立ち回りやすい。
-
炎・鋼半減
カバルドンと違い水があるので炎鋼半減なのが大きい。具体的にの巨獣斬や
のかえんボールに耐性があったり
に強い。
-
4つ目の技のカスタマイズ性能
ステロ,あくび,クイックターンを確定としたときにカバルドンと違い怠けるや吹き飛ばしがないので基本的に技スぺが余る。ここに入る技がかなり強く、守るは「ダイマ枯らし+食べ残しと合わせた体力管理」にカウンターとミラーコートは「あくびループにはまるのを嫌い高火力で殴ってくるところに打ち数的有利を取る」、サブウェポンは「身代わりが割れないと思っている相手の身代わりを割ったり思わぬ打点になる」といった強い動きを構築や環境に合わせて取り入れることが出来る。吹き飛ばしや怠けるも強いが、これらも上手く使えば試合を変えるスペックがあるので工夫次第で劣らない技となる。
また、これらの技が広く認知されてることから、例えば守るがなくても「守る読みで交代してくる」といったミスリードを自然に誘うことも可能。
ラグラージの弱み
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草4倍弱点
これのせいで、などのダイソウゲン勢に初手あくびが安定しないため、難しくなってしまう。
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吹き飛ばし(吠える)が無い
これのせいで、有象無象の身代わりに弱いため、構築でのケアが必要になる。
まとめ
カバルドンのが強く出れるポケモン
草・フリドラ勢,身代わり持ち,害悪,ヌケニンetc
ラグラージの方が強く出れるポケモン
地面,草技無い炎,水,ヒヒダルマ,挑発持ち,襷orラム持ちetc
最後に
何か追記した方が良さそうなことがあれば
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